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仮面ライダーアギト感想 31話〜40話

(たらたら日記より抜粋)

1話〜10話11話〜20話21話〜30話41話〜最終話

 第31話
 今週のアギト。OPで一瞬ぬか喜びをしたが、今週の北條さんの出番は、真魚ちゃんに詰め寄ったときの回想シーンだけでした。…いいさ、予想はしていたし。
 今週も真魚ちゃんウィーク。自分が無意識にお父さんを死に至らしめたのではないか、と悩む真魚ちゃんでした。
 ところで、太一君の赤ん坊の頃の写真、役者さんご本人のおうちから持ってきたんでしょうか。「子豚のように」可愛かったです(^^)
 真魚ちゃんと翔一君の公園での会話がですねぇ、よかったんですよ。「聞いてもいい?」という真魚ちゃんの声が、ちょっと低くて情感がこもっていてね。うまくならはったなあ、このお嬢さん。ふたりが手の平をそっと合わせるシーンもね、なんかジーンとして見てしまいました。翔一君の手も結構指細くてきれい(手フェチ)
 真魚ちゃんを拉致する相良さん。なぜにそんなまっ黄っ黄なスポーツカーで…。立派な未成年者略取だよね。目覚めた真魚ちゃんに自分も能力者であることを示す。
 廃墟となった自宅で再び思い出に耽る相良さん。奥さんはやっぱり…「あなたにはついていけない」と…。
 沢木氏は真魚ちゃんが戦力になるかも…と言いますが…。
 眼鏡のオタク女性(この言い方いやだなあ)真澄さんが真魚ちゃんにコンビニのサンドと飲み物を渡すとき、指先で端をつまんで放ってよこすのがいかにもイヤな感じ。気の毒に、嫌われてますよ、彼女。
 花びらのメッセージを風に託す真魚ちゃんですが、相良さんの「自分の居場所」という言葉に思うところがあったよう。
 氷川くんに気付かれなかった(^^;花びらメッセージですが、翔一君は駐車場の黄色いスポーツカーに残った手形に自分の手を合わせ、真魚ちゃんがいると確信します。まさかこんな伏線になっていたとはね。でも、せっかく助け出した真魚ちゃんですが、まだ帰りたくないと言います。自分の居場所を探したいと。
 その様子を見ていた相良さんに襲いかかる青カニ。目の造形がなかなかイカス。
 なぜか自宅に戻った相良さんは、実は真魚ちゃんの力の暴発と思われたのは全部自分が念動力を使ったのだと告白します。
 自分の居場所は思い出の中にしかなかったとつぶやいて。
 って、ちょっと、相良さん〜〜っっ?!!
 あなた、あの異常な回復能力はどうしたのよ。涼君生き返らせようとしたときに使い切ったとでもいうわけ?それともわざと封じたの?
 そんな、人を引き込んでおいて、抜けてしまうなんて、そんなのあり?!
 真魚ちゃんもさあ、お花を甦らせるなら、相良さんもなんとかしてやってよ。どうせ、涼君を生き返らせるためにその力を使うことになるんだからさ。
 沢木氏も、涼君にはあんなに必死だったのに。アギトでもギルスでもない、能力の足りない人間はどうでもいいんだな。
 …また…脚本の捨てゴマかい…。
 自分がアギトという作品に対して、冷たい風が吹きすぎるような思いを感じるのはこういう時だ。
 その酷い行動にも関わらず、自分がけっこう相良さんのことが好きっぽかったのは、その表情の向こうにいつも強い悲しみが透けて見えたからだ。
 人の死を使って物語を作っていくことは、必然だというかもしれないけれど…やっぱり安易ではないのか。正直、自分が十代の頃に人死にが重なるアニメばかり見てきたので、もういいや、という気がする。
 味気ない思いを噛みしめながら、今これを書いている。


 第32話
 今週のアギトは…なんかもう、どっから突っ込んだもんだか。いや、いっそもう何も触れないべきか。
 冒頭に沢木氏が真魚ちゃんのもとにあらわれたとき、私の口から出たのは「許さない…」の一言だった。沢木氏のこと素敵だと思いながら見ていたのに、そう思わざるを得ないことが悔しかった。相良さんが死んだのは直接的に沢木氏のせいではないけれど、悼む言葉のひとつもなく、いや、一顧だにせずに、真魚ちゃんを涼君のところへ連れて行こうとするのが…。何が「お前達を救う者」だ。
 沢木氏によれば涼君のなかのある部分はまだ生きているそうで、絶命してしまった相良さんとは違うのかもしれないけれど。
 涼君に手をかざし、力尽きたところで沢木氏が雲隠れしていたので逃げ出した真魚ちゃん。外に出たら普通の建物で、そこに翔一君がいた。いったいそこはどこだったんですか?てっきりどこかの大学病院か何かだと思っていたのに。まさか、建物まるまる津上家の所有で、あの部屋は津上家専用の冷凍庫だとか?(あほなことゆうてないと、やってられません)
 翔一君、1日や2日で「自分の居場所」が見つかるか〜!!
 …で、相良さんの死体はどうしたんですか。
 いつになくシリアスな顔で報告する翔一君に対し、まさか、好きな男性ができて…?とぐるぐるしはじめた教授、北條さんに負けず思い込みの激しいところを披露。
 氷川君に10代の少女の心理について訊かれ、繊細で傷つきやすいガラス細工のようなもの、と答えた小沢さん。周りの男どもが一瞬いかにも「意外」というリアクションをしたのがちょっとおかしかった。でも、それを丸飲みにして、そのまま余所で繰り返すなよ、氷川くん。この間から君、暇なのかい。壊れないように丁寧に扱わなければ…という台詞に、全国から「君には無理」というツッコミがあったのは必定。というか、先週の予告の時点であちこちから突っ込まれてました。
 相良さんが死んだと聞いて、お子さま見捨ててあちこち渡り歩いてはホラーな目に遭っている真澄さんをよそに、向かい合ってカップラーメンをすする高校生ふたり。それじゃ足りないと思うけど…なんか、らしかったです。
 公開録画だったという遊園地シーンはすぐ終わり。自分の居場所うんぬん、というこの間からの主題は、CM流れている映画と連動しているのだろうか。主人公が何のために戦っているのか理由が見えてこない、というのは番組開始当初からず〜っと言われていることで、それに対する製作者側の反論もとい回答なんだろうか。映画見に行ったら少しは何か伝わってくるのだろうか。…今の時点ではとってつけたような気がするだけで。
 シッポの形のイヤリングがちょっとおしゃれな海洋生物アンノウンと、何故か男声で何かに取り憑かれてるっぽい真澄さんに挟まれる高校生コンビ。出口に翔一君が待っているのわかっているのに、どこに逃げてるんですか。もう今日はアクション無いかと思っていたけれど、スポンサーさんの手前そうもいかないのか、アギトの出番。でもあっちゅうまにボコボコ(汗)。いいのか、ヒーロー(一応)。
 で、いきなり涼君登場。
 くそー、涼君の変身シーンはかっこいいな、やっぱり。
 来週こそは北條さん出ないかな…。(OPの時点で、自分にとって今週のアギトは終わっていたらしい)

 自分の書き方、やっぱりかなりキツイかな。気を悪くしている人、絶対いるよね。でも、ごめんなさい。公とはいえ、自分の考えていること、誤魔化して書くのはいやなんです。


 第33話
 残り1クールちょっとしか残っていないことを、ようやく製作者側が自覚したのか、かなり巻き入っています。この調子で話を進めていって欲しいものです。
 冒頭は復活の涼君から。ジャンプしながらの変身のポーズが、文句無しに格好いいのです。アクションも、ギルスの場合「画」として安心して見ていられるというか…。
 真澄さんから立ちのぼるアンノウンの影におびえる真島くん。真魚ちゃんをほっぽって逃げ出します。女の子は守らなきゃ…なんて時代錯誤なことは言いませんが…この正直者め。しかたなく真魚ちゃんは、シャチにやられてのびているアギトのところへ。普通この時点で変身解けていないか?翔一くんの声で普通にしゃべるアギトってやっぱり変だ。
 OPで「北條透」の文字が出たとき、それだけですうっと胸が潤うのを感じた。我ながら単純だと苦笑してしまうが。「透不足」「透日照り」という他のファンの方の言葉をあらためて実感した。HPの予告も見ずに、覚悟だけしていたから、乾いていたんだね…私…
 外見は雌体っぽいのに、声は男性のアンノウンを見て、恐怖体験が蘇り、びびりまくる翔一くん。一方、ギルスVSシャチの現場にやってきたG3−X(また、いつの間に通報があったのやら)、とりあえずギルスに加勢…というよりアンノウン優先で攻撃。シャチが逃げて、変身を解いた涼君を見た氷川くんの認識はまず、“僕を殴った人”であった模様。尾室くんも「氷川さんを殴った人が?」とかゆうてるし…けっこう根に持つんやね、氷川くん。もしアギトも人間だったらという話で、アギト=いい人説に反論しようとする小沢さんに、その足をギュムと踏みつつ詰め寄り(無骨者め)、熱弁を振るう氷川くん。さすがの小沢さんも押されてしまってます。君の言う「高潔で人間愛に溢れた人物」は小学生相手にゲーム仕掛けて、しかもボロ負けしているよ。氷川くん、アギトの正体知ったら、憤怒の余り舌かみ切りそうだ。
 あ、涼君は走っているバイクの前に車で飛び出すという危ないことする沢木氏に拉致られていきました。沢木氏が「お前を救う者」なんて言い出したらどうしようかと思ったけど、それはなかった。
 真魚ちゃんの言葉からも耳をふさぎ、ひたすらオセロを弄ぶ翔一くん。黒、白、黒…。裏があって、表があって、また裏がある…。20話で出てきた台詞。オセロが人間性の暗喩と見るのは穿ち過ぎか。思えばあの辺の本筋とは無関係な話のほうが、物語としては面白かったなあ。
 どこへ行っても、自分がそこの主のように振る舞っている沢木氏(自称)。焦りまくる真島くんを放っておいて、涼君とつっこんだ会話。…そういえばここは真澄さんの部屋だったはずなのだが…。話を進めるかと見せて、なぜ自分がアギトと同じ力を、と訊く涼君に対しては、自分で答を見つけろ、という沢木氏。この人は…(-_-;
 警視庁では北條さんがどこぞの会議室みたいなとこでアンノウン被害者を洗い直し。アンノウンが超能力者とその肉親を襲うという「氷川説」以外のアプローチを探そうとしているそうですが…。何がどうでも、氷川くんに対抗しようとしているのがまるわかり。そこが可愛いんだけど。今回はこの河野さんとの会話だけで、小沢さん達とのからみが無かったけど、贅沢は言わないわ!髪がますます短くなって、ますます幼くなってます。耳元の髪がくりんとなってる(^^)
 あー、それにしても、北條さんが見ていたデータ、先週真澄さんが行く先々で死んでた人たちのことだったけど、最初気がつかなかったよ。…というか、被害者たちの名前なんて、公式HPとか行ってなかったら、いちいち覚えているものか。もし、これで製作者側が視聴者に充分情報提供しているつもりなら、怒るよ。
 教授へのおつかいも無視して(哀れ、教授)いじけ、おびえる翔一くん。…うわあ、初めてまっとうに悩んでいるよ。心配した真魚ちゃんは涼君のもとへ。なんといいますか、今回の涼君は全編すごく男前です。しばらく死んでいた間に(^^;男振りがすごく上がっています。翔一くん、今回はちゃんと涼君の名前を覚えていたんだね。金剛寺さんとは言わなかったわね。
 真澄さんは病院黒服青年のもとへ。来る者は拒まない(?)青年は、真澄さんの中の存在を解放。このアンノウンまっとうにしゃべってるよ。なんでも「水のエル」というそうな。呼びにくいから、しゃくだけど、公式に従おう。真澄さん…やっぱり死んじゃった?前回のホラーの謎解きについてはノーコメント
 涼君達の前から飛び出した翔一くん。…あれ?ここ、まえに北條さんと氷川くんが車で亜紀さんに襲われた場所じゃないのかな。水のエルを前にアギトに変身する翔一くん。目撃する涼君。エルにやられて変身が解けた翔一くんを守るように前に飛び出し、ギルスとなる。…あののーてんき青年が亜紀さんを殺す訳ないと瞬時に納得したのか、恨みはまだあるけど、命の恩人(真魚ちゃん)への義理をとりあえず果たそうとしているのか…。とにかく、話が前に進みましたね。


 少し前の話だけど、かなりメジャーな某アギト感想掲示板で、「あるHPで『北條さん以外どうでもいい』『謎なんか興味ないから北條さんを』とあったけれど、ほかの北條ファンの意見はどのようなものか」というような書き込みがあり、それに対して、北條さんは好きだけれどそれ以前にアギトの世界が好きだ、というような返事が多数寄せられていた。
 自分はそれを見て、「ごめんなさいっ」とモニターに向かって謝ってしまった。自分も謎なんかどうでもいい発言をここで繰り返していたから。それは、製作者はもちろん、一所懸命演じている俳優さんに対しても失礼なことだろう。
 でも、自分の中で、物語の進展よりも一登場人物への愛着が優先される心理が存在しているのは事実である。
 ここは、ひいき目などは置いておいて、「ストーリーより北條」という意見が生まれる背景をちょっと真面目に考察してみよう。
 何度も繰り返し書いてきたことであるが、アギトの主人公たちは戦う理由が希薄である。特にメインであるはずのアギト=津上翔一はそれが顕著で、最近になって持ち出した理由(みんなの居場所を守る)も非常に曖昧かつ観念的である。自分は彼に対してどうしても手厳しい反応しかできないが(コーナーを作ってみて実感した)、これは自分だけではないと思う。「気持ち悪い」という表現が強すぎれば「すっきりしない」。これがアギトに漂う閉塞感を生んでいると思う。
 G3=氷川誠の場合、市民をアンノウンから守るという明確な戦う理由があるが、彼はあまりにも消極的かつ自分に対して懐疑的である。周囲の状況に黙して流されているように見えてしまう。G3−Xとなって、かなり積極性が見えてきたようで喜ばしいことだが。関係ないがあまりにも自分の身を軽んじる行動の数々は改めた方がよいと思う。
 ギルス=葦原涼の場合、一番戦いに意味を持っている。だが彼はあまりにも戦いにネガティブなリスクが付きまとう。望んで積極的に戦うわけにはいかなかった。復活後はどうなるかわからないが。
 こうやって見てきたとおり、アギトの主人公たちは自ら積極的に物語の進展に関わろうとしていない。数は増えていくものの、なかなか有機的に動き出さない謎と相まって、見る側にアギトという物語に対する若干の苛立ちが生まれがちだということは否定できないだろう。
 ここで、北條透に目を向けてみる。その善し悪しは別として、彼は非常に明確な意志を持って、積極的に物語に関わろうとしている。先日つくったアギトコーナーの人物紹介で「手段のためには目的を選ばない」と書いたが、あれは間違えたのではなくて、自らG3を着てアンノウンと戦いたい、もっとぶっちゃけた話、かっこいいヒーローになりたいというお子さまらしい夢のために、一般人の保護なり、アギト捕獲作戦なり、口実を作り上げている…ように自分には思える。そのなりふり構わない姿は、摩擦も引き起こすが、間違いなく物語を転がす力を持っている。
 また、影の部分を持たないという、ある意味いびつな人間である翔一と違い、北條透は屈折し、裏も表も弱さも持ち合わせた、人間的な人間である。好き嫌いは別として、彼の姿はやや沈鬱な世界の中で強烈な印象を与えることとなる。
 かくして、受けとめる人間によっては進展のおぼつかないストーリーよりも北條透のほうが魅力的に映るわけだ。
 ようやく主人公たちがおぼろげながらも自らに世界に関わり始め、物語が進み始めた現在、北條透は表舞台を降りようとしている。謎が動けば、もはや彼が関わる余地は無いのかもしれないが、出来うることなら、まだまだその活躍を見せて欲しいものだ。

 あ〜、長くて疲れた。読んでくださった方、ご苦労様でした。


 第34話
 水のエルにやられた翔一くんの前に飛び出す涼君→ギルス。だがエルの力すさまじく、二人でとんずら。バイクで遠くまで来て、変身を解く涼君。その過程(特に目をつぶった表情)がちょっぴり色っぽいと思ったり。翔一くんに向かってザクザクザクと歩み寄ります。おおー。なんかいいなあ。襟首をつかみ上げ「何故亜紀を殺した!」 翔一くんは、アンノウンの手から守れなかったと伏せた表情…が似合わんね、この人。「信じてくれますか…」あっさり信じる涼君。「お前に人は殺せない」確かに…。そこで、かつての涼君のようにいきなり苦しみ始める翔一くん。駆け寄る涼君。……えーっと……もしかしてまたしても、涼×翔の方々喜んでいらっしゃいます?
 涼君のベッドに寝かされる翔一くん。前から思っているのですが、涼君ちのお布団は暑そうです。すっかり立場逆転の二人。涼君の柔らかくやさしい表情を見られることは滅多にないので、なんだかすごくぜいたくなモン見せてもらってる気分です。ミネラルウォーターの蓋を開けてから手渡すところが、さりげなくやさしいですね。涼君一回死んで体質改善したのか、変身後も苦しみませんねえ。初めて自分以外に自分と同じ状況の人間と出会った二人。…なかなか感動的なんだけど、せめてもう10話早くこういう展開になってくれてたらなあ。
 真島くんを襲う、カマキリ。ガリマ姐さんの美しさと違ってもろカマキリ。涼君にも電波が届くことが判明。レベルアップしてアンテナの感度が良くなったのか、今までも届いていたけど単に無視していたのか、さあ、どっちだ(笑)
 真魚ちゃん、氷川くんにも護衛を頼んでいたけど、いいのか?あ、アンノウンからの護衛だからいいのか。氷川くんに対してはなぜか甘えんぼになる翔一くん。脚本さんはこの二人が揃うとどうでも小ネタをやらせたいらしい。でも、イチゴけっこうキレイにヘタを取ってあって、おばさん感心しちゃったよ。何故戦うかと翔一くんに問われ、当然の事と答える氷川くん。…まあ、そんなことだと思っていたけどね…(溜め息)
 ちょっと話前後しますが、真島くんが訪れた、噂の木野薫さんち、普通の集合住宅でしたね。真澄さんとか相良さんとか結構いいとこに住んでたからちょっと意外。中はズタボロ。いったんアンノウンの手から逃れた真島くんですが木野宅で再び襲われます。「死にたくないよー」君は正直だね、真島くん。いや、今回は皮肉じゃなしに
 護衛といいつつ寝てたらあかんやん、氷川くん。だいたい生身でアンノウンにかなうわけないんだから、君はトレーラーに詰めているべきじゃないのか?…などと言ってると、ほら出動要請だ。「一般市民からの通報よ」小沢さんの出番はこれだけです。尾室くんに至っては台詞もなし。
 昼間「水のエル」に歯が立たなかった涼君は夜になって氷川くんと入れ替わりにようやくご帰還。アンノウンって一体なんなんだ、といらだつ翔一くん。…今さら…(乾笑)。俺は自分を哀れみたくない…という涼君。やっぱりこの番組の主人公は君だよ!
 G3−Xに迫るエル(梁田さーん!…ってすみません、魔将ファンとしては、つい)ですが、「お前はアギトではない、アギトになるべき人間でもない」と立ち去ります。…そうか、やっぱり氷川くんは最後まで変身できないのか。ところで、エル、上から見るとその姿は確かに鯨。
 一所懸命おべんと作る真魚ちゃん。…別に自分は女の子が料理できなくても全然かまわないと思っているけど…ま、いいか。翔一くんのためだもんね。けなげだ。
 美杉家を訪れ、翔一くんは幸せだ、と真魚ちゃんにいう涼君。君が言うと説得力ありすぎ。そのトマトちょっとまだ青かったけど、大丈夫でした?
 半袖でバイクかっとばしていると、コケたときが心配なんですけどね、涼君。カマキリがお待ちかね。…真島くんはもういいんですか、カマキリさん。目標変えた?
 常々思っていたのだが…「市民からの通報」早すぎ!(笑)あんなほとんど車も通ってないような道、誰が目撃するんだ?
 真魚ちゃん、愛菜弁当(笑)抱えて登場。電波が来て一瞬動揺する翔一くんだけど、弁当は落としません。真魚ちゃんの、「人の居場所を守るために戦ってきたのに、なんで自分のためには戦えないの?」という台詞、予告で聞いたときと、何故かニュアンスが違って聞こえる。要するに、たらたら悩んどらんと、とっとと戦わんかい!ということですね、真魚様。
 真魚ちゃんの檄と涼君の昨夜の台詞に発憤したのか、翔一くんいざ出撃!…の前に、真魚ちゃんのお弁当を猛然と片付けはじめます。…私、初めて翔一くんのことを「やさしいかも」と思いました(すみません)。うれしそうに翔一くんを見る真魚ちゃん。ほとんどめおとの図ですね〜。で、弁当をかきこむ場面のバックにアクションシーン専用ソングがかかっていたのですが、ここは感動するところなんでしょうか、笑うべきところなんでしょうか。でも、こんなにアクティブに動いている翔一くんって初めて見る気がする…やっぱりここは戦闘歌でいいのか。
 カマキリに対して結果的に共闘するギルスとG3−X。せめてもう10話早く…(以下略)。エルも出てきてボコボコにされる2体。おべんと食べてて、ちょっと遅れて翔一くん登場。スローモーションで。…ここは、感動するとこなんですよね、笑うところじゃないんですよね。うう、でも笑ってしまった。おや、いつもと変身ポーズが違うと思ったら、筋肉むき出し…というか、溶岩から火を噴いているバーニングフォーム出現。カマキリを炎の鉄拳で一撃。普段のスマートさが売りのアギトと似ても似つかぬ、往年のジャンプ漫画のようなノリに「番組が違います」とつぶやいてしまいました。
 予告、今回出なかったけど、北條さんがまた何やら言ってますね。貴方またそんな、狙ったような上目遣いで…。ところで、そのうさんくさいいおっさん(失礼)は誰?最後にちらと映った緑の生き物…どうしても初代ライダーに見えるんですけど。やめてくださいよ〜!(泣)
 スペシャル版の予告もやってました。京本正樹氏が出演することについては賛否あるようだけど、自分にはよくわからない。映っていた怪人さん、もろカブトムシだったんだけど…。ああ、閣下…。できればクウガで出てきた生物は使わないでいてほしいと思うのはわがままだろうか。アギトスペシャルより、山崎さんが出るという某特番のほうが私には重要(どきっぱり)
 なんか、あきらかに自分のなかで涼君の株が上がってますね。彼だけ「くん」を漢字で書いているのは、彼に対するささやかな敬意の表れなの。


 えー、アギトの映画については何をどう語ればよいのやら。
 私が思っていたよりは、お子さまたち楽しんでいたようだけれど…。
 子どもたちの心の傷になるのではないかと心配です。色々と…後味の悪いところがあって…。あいかわらず悪意に満ちたホンだな、と思いました。個人的にはそういうの嫌いじゃないよ。むしろ好き。でも、お子さまに見せていいのか、それ。
 超能力がどうこうというと、どうしても、私は「NIGHT HEAD」の呪縛から逃れられないようです。
 涼君(変身前)男前でした。子ども絡みだといい味出すねえ。
 今回の主役(?)G4登場時、「G4や、G4や」というお子さまの声が(^^;
 氷川くん、その黒いアンダースーツ姿が似合うというのはやっぱりある意味尊敬。…でも私、正直、君が生に執着しているようには見えないんですけど、いかがなものでしょう。
 えー、ある程度予想していたことではありますが、お子さまにはやはりギルスが一番人気のようです。
 今回の敵、アリ型アンノウンのアップになると、お子さまの笑いが聞こえます。あの気味悪いのを見て笑うって、ちょっと意外でした。
 あ、北條さんは1カットだけ出ていました。ちょっと推理を披露しただけ。でも、少しだけでもドアップになったことに満足するなんて、謙虚になったもんだ、自分。
 えーと、フォームのこととか、TVCMでもやってるから、触れても良いよね。
 最後の山場で赤いバーニングフォームになるアギト。いきなり武器を取りだして普通に使いこなしていますよ。…でも、観客の反応は少。ギルスも新フォーム出していました。…ちょっとグロイ部分がありまして、わたくしマジでぐえっとなってしまいました。汚くてすみません。バーニングフォームからシャイニングフォームに変化して…「白くなった!?」という声が飛びます。おや?そういえば、今日見に来ている子どもたちは、すでにテレビでバーニングフォームは見ているから、別に驚きはしないのね。で、初お目見えのシャイニングに反応した、と。
 映画のラストのラストで、本編についてのかなり重大なネタバレになりそうなシーンが映ります。謎の青年の出番はここだけ。CMはうそっこですね。青年ファンの方気の毒。映画を見ていないとTVに影響するようにはしない、と制作側は話していたけれど、さてどうなるのか。…まあ、確かに番外ではあるけど…。っつうか、謎はいっこも解けなかったね。増えはしても。


 第35話
 …に入る前に。製作者側がキャラが面白ければストーリーなんて…という発言を雑誌でしていたという噂を聞いたんだけど、本当だろうか。確認しようにも、何の雑誌かわからなくって。…もし本当なら、ちょっとなあ、と思う。視聴者が好き放題言うのは勝手だろうけど、作り手がそれ言っちゃいけないでしょ。
 みょーに重々しいバーニングフォームの一撃でカマキリどっかん。のびていたギルスとG3−Xが目覚めるんだけど、氷川くん、なぜそこで一目でアギトとわかる。あれだけ色も形も変わっていたら、似た別の生命体と思う方が普通でしょ。水のエルは黒服青年を「あの方」と呼び、アギトに切りさいなまれた後、玉となって青年の中に飛び込む。うーん、普通に西洋のエレメントを考えると、あと火と土と風の玉も来る予定なのかしら。「あなた達は…」という氷川くんの問いは黒服青年の吠え声に遮られる。…いや、ほんと、見かけとちがって、声低くて太いね、お兄ちゃん。
 次の日、涼君ちを訪れる翔一くん…って、だーかーらー!CMの間にどういう展開になってるのよ!氷川くんの前から二人はどうやって消えたわけ?二人はどう別れたのよ!まったく、あいかわらずそういうところが見えないんだからもう。
 涼君、鍵をかけずに出るのは不用心です。書き置き見て笑ってる場合じゃないです。今日は髪がちょっとペタッとして、それはそれでまた…(^^)
 すっかりペースを取り戻した翔一くんはまたも大掃除。はっきりいって、いい迷惑です。「おれ、脳天気みたいじゃない」って、脳天気でしょう、君は。ここまで変わらないと見ていて脱力。
 今回またもカラス登場。…はっきりいってアンノウンは種類少ないです。この間創作に使おうと一覧を見て困ってしまいました。被害者一発どつくだけなら、不可能犯罪じゃないと思うんですけど…。
 涼君とともにアンノウンに襲われた女性を助けた黒服サングラスのおじさん、怪しさ大爆発。ほとんどブラックジャックのノリだけど、暴力はいかんでしょ暴力は。あ、バイク乗ってる、と思ったところで、今回のオチは見えました。
 話は前後しますが、お久しぶりねの警視庁。わー、冬服だー。水のエルの「お前なんてアウトオブ眼中」発言(違)をネタに語り合う3人組。
 いつ来るかな〜わくわく。って来た〜。またもちょっぴり手を所在なげにぶらぶらさせて。(玄関先で立っている姿だけで散々話題になるというのもこの人くらいだろう)「捜しましたよ」って、わざわざ捜してたんかい、北條さん。座る姿がちょっと新鮮。予告で出していた必殺上目遣い付き台詞をかました後、氷川くんと二人きりで話がしたいと。うう、いかん、いかん。ちょっと二次創作の読み過ぎで一瞬よこしまな考えがよぎりかけた…って、小沢さ〜ん「男二人でなにしようっていうの」なんて妄想を煽るようなことを〜(泣)いえ、私が腐れているだけなんです、はい。私ノーマル推進派のはずなのに〜しくしく。「おしめの取れない赤ん坊」って、氷川くん体デカすぎて違和感ありすぎなんですけど、北條さん。でも笑っちゃったけど。
 肝心の話の方は、北條さんはどうやら彼なりに核心に近付いているようです。真剣な顔がいっぱい見られてうれしいな。…でも、氷川くんと身長5センチしか差がないなんてウソでしょ。
 真島くんと涼君の会話。力を手に入れてどうするという問いに対する真島くんの答えを聞いた涼君の笑みは…いかにも「こいつお子さまだなあ」という感じありあり(笑)目的がなければ意味はないという言葉は重かったけど。誰かさんに聞かせてあげたいな。
 ところで、今回ギルス弱すぎ。露払い役になるとどうしても先にやられておかなくちゃいけないのはわかるけど、バランスが悪い。
 という訳で、出ました、4人目ライダー。先週「初代」とかいったけど、みなさん「真ライダー」とおっしゃいますので、そういうのがあったのでしょう。ごめんなさーい、知りません。そういえば、アギトの出番なかったわね。


 アギトスペシャル
 …………北條祭り!!!!
 もう、このところの出番の少なさを吹き飛ばす活躍っぷり!!
 もう、何度画面の前で手足をじたばたさせたか!
 ひっさびさにとーんでもない台詞も聞けたし!泣いて許しを乞うでしょうってあんた…。でも女性の肩を触るのはよくないぞ。
 久々に体使った演技するし〜。
 涼君の顔がぼこぼこになってたけど、もしかして北條さんと殴り合いになったとか?(夢見すぎです)
 すみません。ちょっと興奮してますので、あらためて、後でまともな感想をあげます。

 あらためて。
 録画したのを見たので、ゴールデンタイムという実感はないけれど、そういう時間に玩具とか幼年雑誌のコマーシャルが流れたのかと思うとなんちゅうか本中華(意味不明)
 テロップがいちいち出るのが、初めて見る方々向けとはわかっていても、やっぱりちょっと恥ずかしい。
 冒頭、タバコの灰のやりとりが、なんともうざったくて、やっぱりアギトって感じ。人間が灰になるって、久々に不可能犯罪ですね。ここのところあまりらしくなかったから。というわけで、いきなり警察の出番です。しょっぱなから北條さんが出てくるのはうれしいけれど、現場であんな偉そうにふんぞりかえっている人がつったっていたら鑑識の人とかイヤに違いない。警察で皆集まっているときも(なんていうんだっけ?)、久々に嫌味炸裂させてるし。アンノウンに対して後手に回るのが腹立たしいのはわかるけど、それをそんなとこで氷川くんらにゆうてもしゃあないやんか。氷川くんはアンノウンが出てきたら戦うのがお仕事なんやから。(の割りに、ちょこまかと動きすぎだが)
 場面変わって美杉家。翔一くんの「初めての食事」発言に今度は反応する太一くん。前の「家出とトマト」発言の時はみんな食べるのに必死で気がつかなかったのにね。
 一部で出演することそのものにボロクソ言われていた京本氏ですが…まあ、歳のわりに異様に格好つけすぎだとは思うけど…。でも「だいちゅきでちゅ」はいただけないぞ。
 さて、今回の目玉、G3マイルド。何度聞いてもなんだかな、なネーミング。要するにとうとうジム(ガンダムの量産機)な訳だ。いよいよ僕の時代が来た!と感激する尾室くん。おーい、一人オペレーター減ってもG3−Xシステムは大丈夫なんかい?とはいえ。小沢「あなたならできるわ、誰にでもできるんだから」氷川「尾室さんなら必ずできます。誰にでもできるんですから」…がんばりますって、気づけよ、オムロン。
 翔一くんはまたしても野菜(今回はピーマン)をほっぺですりすりしています。あなた、前もほっぺですりすりしたキュウリを一輝くんにあげてたでしょ。一輝くん大人しく食べてたけど、私なら男の顔の油の付いた野菜なんて嫌だ。(またも翔一ファンを敵に回すような発言を…)
 護衛とかいってあんなに近くに警察にひっつかれて会社にいくのっていやだなあ。護衛の甲斐なく、子どもの目の前で灰になってしまうおじさんだが、あの子どもの心の傷にならないことを祈るばかりである。しばらく夢に見そうだな、あの子。
 未確認生命体よりも強いはずのアンノウンに、たった二人でちゃちい拳銃で立ち向かわなければならない刑事さんたちが気の毒である。それにしても…今回のアンノウン、あまりにも閣下に造形が似すぎている〜(涙)さすがに強いのが心の慰めだけど。その瞳に知性が感じられませんわ、閣下と違って。
 国枝先生の「おおざっぱにいって」の連発はわざとらしいなあ。美杉教授とはタメ口だし。美杉教授が普段あまり飲まないお酒をむりやり買ってこさせたのは、国枝せんせとはしらふで相対したくないから?自分の酒癖悪いのわかっていて、わざと絡む方向にもってった?
 バーニングフォームアギトが国枝せんせに向かっていったのって…。第2話だか3話だかで、アギトがG3に襲いかかったけど、使いこなせないうちはまともに敵味方の区別ができないってことでしょうか。しかしショックで白目むいて気絶するあたり、今年の主人公だなあ、と(苦笑)
 橋の上の現場検証で、うわあ、風のせいで北條さんのデコ全開!で、でも頭ちっちゃい〜。河野さん、お前が失敗したってそんなあっさりと。北條さんすっごくいやそうな顔(笑)。ああ、しかし風がきつくて頭ぼさばさ〜ストパー取れかけてるし〜でも可愛い〜(じたばた)。
 で、国枝せんせと翔一くんの会話を立ち聞きしちゃうのね。お行儀悪いわね。映画前夜祭に行った人たちが言ってたのって、これね。…しかし、これ本編でどうからむんだ?
 テスト装着員に推薦されて喜ぶ尾室くんに、あなたが扱えれば誰でも扱えるわけだし、と小沢さん。だから、気づけよ、オムロン(笑)。本物の凡人って、ある意味すごいと思うのですが。
 定番の廊下シーンですが、今回北條さんはすっかり考え込んで歩いていたので、小沢さんから声を掛けなければそのまま行き過ぎてしまったかもしれないのに。今回はひっさびさに彼の無茶苦茶な物言いが聞けました。子羊ってあんた…。小沢さんの肩を叩いていったのはイエローカードね。小沢さん、あわててパッパと肩を払うかと思ったけど…意外と平気なんですか?
 でもって、いつぞやのアギト捕獲作戦の時のように、どこやらに謎の電話を掛ける北條さん。今回すっかり悪役だよ〜。いったい裏に誰がいるっていうんです〜。でも、実は別にきちんとした設定があるわけじゃなくて適当にらしく見せているだけだったりして(ちょっと脚本不信)
 翔一くん大迷走については…と。とりあえず涼君はあいかわらずちょっとひねてるけど格好良いよね。国枝せんせ、とりあえず暴力はいけません。息子がアギトって、せんせも能力者予備軍?最後の時どこで会話してたんですか。青空の話をされると、どうしても去年の人を思い出すのでやめてほしかったけど。翔一くんに向かって「死ぬなよ」って…。誰か、誰でもいいから、北條さんに同じ台詞を言ってあげてください。心からの叫びです。
 さーて、ゴールデンタイムにスペシャルもってきて、より広い層にアピールするつもりだったんだろうけど、話の訳わからなさと時間の整合性の無茶苦茶さをおおっぴらにさらけだしたという気もする。アンノウン登場からG3到着まで、こっちは慣れてるからいつものことねで済ませるけど、普通に見たらやっぱりすさまじく変でしょ。北條さんも、翔一くんをどうやって発見したもんだか。でもって、覆面パトの中の翔一くんをバイクですれ違っただけで気付いた涼君も涼君だ。…もしかして電波でも来た?バイクで強襲して翔一くんを逃がす涼君。北條さんともみ合いに。きゃー、加減して〜北條さんあんなに細いんだから〜(じたばた)。で、アギト捕獲作戦の時、自分を酷い目に遭わせた奴、と気付いた涼君。…これで3人目ですよー、殴るの〜。ああ、北條さんの屈辱顔(じたばた)。今回すっかり悪役といおうか、シリーズ前半のノリが復活したといおうか。…懲りない、成長がないともいえるな。涼君、拳がかなり痛そうですが、相手が自動車顔面に受けても平気な固い人ですからね〜。
 初出動の尾室くん、嬉しがって先いっちゃいますが、だめでしょ。危ないよ。…って…見せ場ないままやられちゃったね、やっぱり…。相手が悪かったよ、閣下だから(違)。カブトvsG3−X。ああ、剣を出したりしたらますます(涙)。警棒で抵抗するのはどうしたって無理あるように見えますが。バッテリー切れになってしまったG3−Xに、自分のG3マイルドのバッテリーを付け替える尾室くん。頑張ったね。男見せたよね。………ここのシーンで、やまむらはじめ氏が某誌の読みきりで描いていたハカイダーの漫画を思い出した私です。世界から枯渇しつつあるバッテリーを、主人公に渡すため、自らの背をばっくりと開き、内部を露出させた女性人造人間…悲しく痛々しいシーンでした……って、関係ない話でしたわね。
 ここで、二人ライダーそろって登場ですが、まさかこの状況で二人の変身を見なかったわけじゃないよね、氷川くん…。いや、彼のことなので、やっぱり気付かなかったのか。
 ところで、おばあちゃん、バイクの後ろにのって片手離すのは危ないよ。
 さて、この番組はストーリー上どういう位置づけになるんでしょうかね。ラストを見ると映画版に繋がるようだけど。そもそも映画版自体、ストーリーが本編に対してどういう位置なのかわからなかったけど。映画版ってパラレルだと思ってました。スペシャルは涼君が生き返った後のようだから、テレビ本編に直でつながっているらしいけど、その後の話になるはずの映画版じゃ涼君後遺症に苦しんでたし。破綻してる。まあ、詳しく考えるだけ無駄なのでやめるけど、北條さんが翔一くんの正体を知った、という設定が本編にかかわってくるのか、それが気がかり。スペシャル見てない(見られない)人だって大勢いるのだから、話を大きく動かすのはフェアじゃないと思うのだが。かといってまったく触れられないとすると、北條さん健忘症みたいだし。
 最後になって新OPの話だけど…映画のEDと同じ映像だったよね、あれ。うう、せっかく人が感想でネタバレ避けてるのに。


 第36話
 今週のアギト。おっさんライダー大活躍(笑)
 噂の木野さんが変身したリアルグロなアギト(アナザーアギトというらしい)重量感があってなかなかよろし。紋章キックでピラニアを倒していたけど、アギトよりずっとライダーキックらしく見えた。今までずっとアギトの戦闘が印象に残らなかったのは重みが足りなかったのだな、と実感。
 映画もスペシャルも見ていない人に対して、ついにお目見えとなった新OP。かなり今後のネタバレっぽいのですが、わたくし映画館で見たときは水没する涼君しか気付かなかったですわ。つぷりと水に沈む涼君がねー、なんとも。不思議に静かな表情で。
 木野さん、真島くん、涼君はまたしても某高級マンションで会話。…ここって、真澄さんの部屋だと思っていたけれど、あかつき号被害者友の会共同出資のアジトだったりするのだろうか。その花は誰が飾った?ってもしかして造花?そんなことはどうでもいいんだが。アギトに体が適応するまで肉体的苦しみが伴うそうで、木野さんの部屋がボロボロになってたのは自ら暴れたせいだったのね。某所で誰かが言ってた通り。あかつき号で何があった、と聞く涼君に対して、言わない約束だし(誰との?)、たいした問題じゃない、と答える木野さん。…謎なんてたいしたことじゃない、とおっしゃりたいのですか、脚本の方?(苦笑) かつて涼君のことを敵とみなしたことを謝罪する木野さんに対して、「ずいぶん酷い目にあった」の一言で済ませてしまう涼君、男前です。酷い目どころの話じゃなかったのにさー、実際。
 自分と同じ運命の人を助けたいとかなんとか、えらそうなことを言いまくる木野さんに、妙に感化されちゃった模様の涼君。真島くんも「木野さんといっしょに戦う」とかいってますが(それって、やっぱり単に人に依存してるだろ)、涼君も言うように、仕返しするよりはず〜っといいですよ。映画版ネバーエンディングストーリー1作目のラストみたくね。…あれ、映画館で思わず立ち上がって大声出しそうになったわ(怒)
 木野さん、患者二人一度に手術して、無免許で…って、そこまでブラックジャックすることないじゃない。雪山で共に遭難した弟を亡くし、彼の腕を凍傷で失った腕のかわりに移植したとか。今日は冒頭から終いまでおっさんの上半身ヌードサービスだらけ(笑)いや、私おっさんって嫌いじゃないからいいいけど。
 今回、美杉教授が翔一くんと小ネタの相手をしていました。どうやら今回氷川くんは翔一くんと絡む場面がないらしい、と気付く。教授が氷川くんと違うのは、「ごめんなちゃい」と小さな声であやまっていたこと。ぷりちー。にしても、相変わらず妙に暇な方ですね。
 で、氷川くんはといえば、トレーラーでご報告。北條さんに聞かれて気になって調べてみたらって…北條さんってば自分の聞きたいことだけ聞いて、教えてあげなかったんかい!
 カラスロード一羽、空を飛び、涼君走る、木野さん走る、翔一くんもほっぺにケーキのクリームつけて走る(笑)
 涼君生身でアクションしてるよー、すごいすごい。ギルスのかかと落としがひさびさキレイに決まって嬉しいな(^^)
 涼君と翔一くんてばいつのまにやら仲良しこよし。「俺の手で人を助けるのも悪くない」と言う涼君に何故か不満げな木野さん(のぞき見中)、翔一くん見てびっくり顔。
 バイクが故障した翔一くんに近付く木野さん。直してあげるんだけど、真魚ちゃんが接触テレパス発動させ、彼のことを恐れます。「今どき珍しく優しい人じゃない」って、君の方がやさしいよ、翔一くん。そのじじくさい発言はどうしたもんか。
 もう8時20分過ぎたので、もしかしたら出番無しかな〜と心配しはじめておりましたら、氷川くんの乗った車の窓をコツコツと叩き。ぬーっと、文字通りぬーっと北條さんが顔を出します。失礼しますよ、と返事も聞かずに車に乗り込んで。きっと一部で騒いでいる婦女子がいただろうけど、そのへんのことはおいといて(笑) 氷川くんに向かって、気付いたようですね、あれだけヒントを与えたんだ、と妙に嬉しげな北條さん。氷川くんは装着員として忙しいんだから、ちゃんと教えてあげなさい(^^; 3日も木野さんを見張ってたなんて…暇?
 むーん、スペシャルで北條さんが翔一くん=アギトと知ったというのは、やっぱり無かったことにするのかなあ。それらしい発言ないし。アンノウンが人間に近い存在であり、アギトのような存在が増えることは我々の驚異となる…という北條さん。前に書いた23話の毒吐き感想で、警察上部はアンノウン被害者である超能力者(および予備軍)を「国家の害となる可能性を秘めた存在」を見殺しにしているのでは、なんて言ってた私だけど…ちょっと洒落にならなくなってきた気がする。北條さん、ちょっとずれた方向に思いこんで暴走しそうだ。アギトという番組をデビルマン(原作版)と重ねて見る人は多いけれど、もしかすると北條さんはあの博士の役割を負ってしまうのだろうか。
 体に熱を感じ、服のまま冷水シャワーを浴びる真島くん。美少年度3割増しってところでしょうか。不覚にもちょっとどきどき。木野さんいきなり暴走。「お前ではまさとを助けることはできない」「まさとを救うために最強のアギトになる」とまたも謎を増やしまくり。どうしてくれるんですか、これ。
 予告で、おそらくは翔一くんに向かって銃を構える北條さん。スペシャルの設定生きてたんかいな。…この人、嫌なひとフィルターがかかっている時は年相応に見えるのに、真剣な顔をすると、いっぺんに3才は幼くなる。ちなみに素の表情だと5才くらい幼くなるです。来週どうなるの〜。


 第37話
 今週のアギト…は。
 ・涼君大ピンチ
 ・やっぱりスペシャルはなかったことらしい
 この2つに要約できてしまうのですが…。
 まあ、それだけじゃなんなんで、いってみましょうか。
 すっかりイッちゃってる木野さんアギトとギルスの交戦。どっちも昆虫系で、画面が緑にぬらぬらてらてら。アナザーアギトの顔と木野さんの顎の形…妙にシンクロ。涼君とギルスは変身前と後がイコールだという風に感じられる。涼君もアクションがんばってきめているからね〜。
 結局、朝までいっしょに張り込みしていたんですか、北條さんと氷川くん。この辺のツッコミ、萌え、妄想などは、他の方々に任せるとしましょう。というか、あまりにも狙って提供されてるようで、萌えられなかった。私が考えたのは、よく朝まで間が持ったなあ、とか、3日間張り込んでいたと言ってたけど北條さんいつ寝てるんだろう、とかそんなこと。
 北條さんの「がんばってください」という台詞に手にしていたかじりかけのトーストをポロリと落としてしまいました。本当の話。そういえば、ずいぶんと昔に能面つけたような顔をして引きつった声で同じ台詞を言ってたこともあったっけ。
 もしかして、同じ車にのったまま行くのかと思ったけど、北條さん自分の車に乗ってきていたんですね。車に乗り込むときの普段よりちょっと丸めた背中と、非常灯(っていうの?)をつける窓からの手に萌えてしまいました。
 と…こ…ろ…で…氷川くん?あなた…どこへ行くんですか?桜田門のトレーラーまで戻って、G3−Xを装着するんじゃないんですか?それとも現地合流なの?
 おっさんライダーの重量キックを受けてしまった涼君。真島くんはまたも逃げ出してしまった…と思ったら、涼君のバイクに乗って助けにきました。運転できたんだね。
 木野さんを見て驚く氷川くん。…そうか、どうにか木野さんは覚えていたんだね。あかつき号で会った人のなかで。彼の台詞に感激したからといって、覆面パトでバイクの先導はやめてちょうだい〜!迷惑です(涙) どうでもいいが、ノーマルアギト(すみません名前知りません)とバーニングフォームの違い以上に、アナザーアギトの造形違うでしょうに、なんでアギトだと認識するかな。
 せっかく…せっかく不幸から卒業したと思った涼君なのに…。またしても苦しみまくって…。上半身裸の涼君と看病する真島くんについての萌えも、他の人に任せましょう。ライダーキック受けて、よく爆発せずにすんだもんだ、なんて思ったりして。そういえば…前にクウガを見ていて、「生物が爆発するなんてどうしても納得いかん」とぶーたれるダンナに、「あれは、お腹の中の石が力を受けて壊れることで爆発してるんだよ」と説明したことがあったけど…。アンノウンはどうして爆発するのでしょう?
 アギト=人間と確認して、すぐさま「アギト捕獲作戦パート2」を上奏する北條さん。いったいいつ、そんなものを…。上の人に、以前失敗したことを指摘されても、含み笑いの北條スマイル(にやりんぐ)。…コマッタちゃん大復活。せっかくいい方向に向きかけていたんだから、そのまま推理だけしていればよいものを…。
 氷川くんは小沢さんにご報告。小沢さんには隠せない…確かに。前回予告で出てきた小沢さんの「うさんくさいわね」という台詞はもしかして北條さんの説に対してのものかと思っていたんだけど、木野さんのことだったのね(そんなの誰でもわかります)。氷川くん…ひさびさに舌回ってません(苦笑)。小沢さんによれば、まずまず純粋な人間といえるのは、氷川くんと翔一くんだけ、とのこと。ある意味北條さんも純粋だと思うのですがどうでしょう(笑)裏ありすぎですが(笑)。翔一くんと並び称されて、ごっつい嫌そうな氷川くん。…いままでの恨みつらみが(笑)。君の翔一くん観をここでまとめて言ってごらん、氷川くん(^^)。反抗するようになった氷川くんにご不満顔の小沢さんですが、ここはポチくんの成長をよろこんであげるべきでは?(ああ、そういえばポチくんなんて呼び方久々に書いたな)
 涼君を助けるために真魚ちゃんのもとを訪ねる真島くん。でも、真魚ちゃんは力は消えてしまったと言います。超能力って一定量を使うと無くなってしまうものなの?そういうもの?
 …あ、でも、前に相良さんが真魚ちゃんを拉致監禁したとき、足に怪我をした真魚ちゃんに普通の手当しただけで、力を使わなかったことを不思議に思ったのだけど…そのときすでに治癒能力は失われていたのだろうか。ということは、相良さんがアンノウンに襲われて死んでしまったのは、単に回復できなかっただけなのか。…あの場面を自分は、相良さんが自分の生きる意味を見つけられなくて、あえて自ら死を受け入れたのだと解釈していたのに〜(涙)それくらい夢を見させてくれ〜。
 デートに保護者引率でやってきた氷川くんにすっぽかしをくらわせる木野さん。ちゃっかり涼君を邪悪呼ばわりです。で、手術を依頼されて、その患者が涼君だと知った木野さん。って〜?木野さん手術に法外なお金取ってるわけじゃないのか(ほら、あまりにもB.J.だから、つい)。いくら死にかけとはいえ、病院が涼君のために高額な手術を頼む義理ないもんね。そもそもまともに治療費を払えるかどうか怪しいものだぞ、涼君は。木野さんに出て行けと言われ、素直に従う看護婦たちだけど、「あの先生は腕はいいけど、変人だから」とあらかじめ言い含められていたんだろうな、きっと。
 誰か…誰か私に、北條さんを冷静に見る目を戻してください(泣)。本当なら、アギト捕獲作戦パート2の愚かさ加減とか、今回の彼の暴走がストーリーに与える影響だとかを判断したり、彼の捕獲後の腹積もりなどを予想したりしなければいけないのに…。ただただ、北條スマイル炸裂だ、とか、ほかの警察官にアンノウンに向かわせて自分は車の中でずるい、とか、真剣な顔が男前、だとか、どこまでも口調が丁寧だよう、とか、びっくり顔がかわいい、とか。ミーハー街道まっしぐら。ろくなもんじゃないです(涙)
 翔一くん、いくら顔見知りとはいえ、銃を突き付けられてそのゆるい笑顔はなんやねん。
 予告で。北條さん、もしかして翔一くんを人体実験してます?(ほらほら、主語が北條さんになってるし) 悪いことする人なら、ちゃんとマイナス評価しなきゃダメだよ、自分。ベルト姿で走る翔一くんはちょぴっとカッコイイと思いました。


 第38話
 今、仕事前なので、アギトの感想は後で。
 一言だけ。小沢さん、ひどい(笑)

 今週のアギト、またの名を北條透観察記(うわ、ひさびさ)
 気分はすっかり親バカ(笑)
 先週の引きで、逃げるトカゲ(?)を追っかけるアギトを包囲する警官たち。あんたら、アンノウンはどうでもいいんか。いいのか、警察(笑)
 ゆるい笑いを向ける翔一くんに北條さん「貴方は、津上…………翔一」
 あんまり間が空いたので、呼び捨てにしたのかと思ったよ、北條さん(^^)
 はっきりと、くっきりと、翔一くんに語りながら、実は自分に言い聞かせるように、ひとつの結論に達する。「貴方がアギトである可能性が高い」、と。
 いやだなあ、俺、買い物しなくちゃ、とやり過ごそうとする翔一くんに掛けられる警官の引きつった制止の言葉。警察…というかほとんどの人にとってはアギトは謎の、アンノウンと同等の脅威に過ぎないんだね。北條さん、いくら拳銃しまったといっても、そんな怖い顔で「任意同行」ゆうてもなあ。

 さて、先週「危機一髪!」で終わってしまった涼君サイドです。真島くん…細い。涼君の心臓にメスを突き立てようとした木野さんですが、突然右腕をつかんで苦しみ出します。「何故だ、雅人」と叫ぶ木野さん。…もしかして、木野さんの一部として弟さんは本当に生きていて、ある条件が満たされると右腕から体が生えてきたりするのでしょうか。うう、気味悪い。
 ドンガラガッシャンという音に目覚めた涼君は、のたうち回っているマスクしたおっさんを即木野さんと認識したんだかどうだか、取り付けられたものを引き剥がして逃げ出します。…うわ、生足…。どういう格好なの、今?病院の廊下をよろめき歩き…って、ちゃんとズボン履いてるよ。…ちっ(爆)(すいません、すいません、下品でm(_ _)m)
 どうしたのかとたずねる真島くん&真魚ちゃんに「もういい、もう充分だ」
 りょ〜おく〜〜ん……(涙、涙)
 もはや、かける言葉も見つからないです。
 真魚ちゃん…翔一くんに相談しても無駄だと思うぞ……。

 葦原涼=邪悪と刷り込まれた氷川くん、以前の殴られ体験も影響しているのか。木野さんに許してもらうために…って、映画版の格好良さが彼方に吹っ飛ぶ情けなさでござる。木野さんはすっかり氷川くんを「パシリ」扱い。氷川くん、小沢さんに逆らえるようになったのは喜ばしいんだけど、あんまり無闇な思い込みで突っ走るのは、見ていて悲しくなってしまうよ。「アギト」が複数いる可能性を指摘する小沢さん、さすがです。

 どこぞの駐車場にバイクを停める木野さんの前にあらわれる、神出鬼没の沢木氏(自称)。この人、能力者の力を開花させる「権威」だけじゃなくて、マンサーチャーの力ももらったんじゃなかろうか。相変わらず、己の世界を作ってしゃべります。「神を…(目を伏せ)…裏切ったもの」 なにやら、また、核心に触れているんだか、なんだかよくわからない話です。アギトの種は遙か昔から…ねえ。壮大ですこと。「アギト」のこういった部分を「デビルマン」やら「エヴァンゲリオン」と関連させて考えている人とかいるみたいだけど、ほかにも何か似たような話あったかなあ。私は今回不意に岩明均さんの漫画「七夕の国」を思い出しちゃったけどね。
 思い切り話がそれるけど、「アギト」を「イデオン」と絡めて考える人っているかしら。ストーリーや設定上の共通点は皆無だけど、なんというか、番組としての立ち位置が。人気と支持のあったエポックメイキング的作品の後番組で、難解で登場人物クセがあって。アギトの最後で登場人物全員死んだら、笑ってあげよう。「皆殺しの○○ノ」ではなく、「皆殺しの○上」だといって…

 北條さんに「捕獲」されてしまった翔一くんですが…。なんといいますか、このへんの警察の仕組みとか機構とか扱いとか連絡とか、言いたいことは山のようにあるのですが、いちいち言い出すとわやくちゃになるので、あえて無視させていただきます。ええ、無視してあげますとも(にっこり)。これは北條透観察記ですから。
 どこかの設備で、なにかの先生みたいな人と一緒に翔一くんを問いつめる北條さん。いやー、魚眼レンズはやめて、顔が変に映る〜。のらくらとかわしたあげく、冗談めかして「実は俺アギトなんです」といって爆笑する翔一くん。あえて嘘っぽくして、冗談で済ませるつもりだったのかもしれないけれど、北條さんには通じていませんよ…(^^;

 どこへ行くかと思えば、結局もとの工場(?)へ戻った涼君と真島くん。患部を冷やすのに使っているタオルが「実はバイク用」説に1票。アルマイト洗面器(懐かし〜)を持って外に出る真島くんに迫るトカゲ。(ほらほら、警察がアギトの邪魔するから)それにしても、最近のアンノウンってなんだかみんなデザインが似通っていて区別できません。妙に水性生物や爬虫類が多いのよね。このへんでパンダロードとかカンガルーロードとか出てこないかな(笑)
 真島くん追いかけるトカゲの前に現れるG3−X。まあ、まあ、あいかわらず時間が滅茶苦茶ね(^^)と笑えるようになった自分が…。しかし、アンノウンが使う矛に対してやはりその警棒で立ち向かうのは無茶な気がする。小沢さーん、ひっぱったら伸びるようにとかならへんのですか〜。あと一歩でG3−X自力でやっつけられるか、と思ったところで、木野さん登場。さっそく重々しく変身。駆け寄るG3−Xを「邪魔だ」とドツきます。氷川くんをいいように扱いたいのなら、まだ信用させておかなきゃならないだろうに…詰めが甘い人だ。こういうところが、「木野=二重人格」説が出る由縁だろうけど、自分は二重人格とは思わない。不安定だとは思うけど。というか所謂表の人格も充分うさんくさいぞ(笑)。ドツかれた氷川くん、「あれはアギトではない」って、見りゃわかるだろ〜!!
 逃げるトカゲをよそに変身を解く詰めの甘い木野さん。「待って!」と飛び出す氷川くん。…その言い方、やけに可愛いのよね。木野さんの「やがて私はあなたの知る唯一人のアギトとなるだろう」という台詞、いかすわ。

 先生の質問に相変わらずのペースで答える翔一くん。その画面の手前でピンぼけだけど、北條さんのうなじがアップで映ります。いやー、すっかりさっぱりしちゃって。翔一くん独特のペースにうんざり顔の先生。だれでも最初はそうです。北條さんは、あのペースに巻き込まれるとろくでもないことになると知っているので、険しい表情を崩しません。先生、「ちょっと」って、そんなすぐ後ろで話していたら意味無いじゃありませんか。
 いきなり逆行催眠を掛けると言い出す北條さん。眠る翔一くんは…いつぞやの夢の映像、そのまんまですな。いくばくかの期待を込めつつ緊張して見つめている北條さんの顔が…(*^^*) あかつき号の名を聞いて意気込む顔も素敵。

 警視庁の例の丸窓の廊下で、一人歩く小沢さんに声を掛ける北條さん。わーい、ツーショットだ〜(喜)「取り巻き」…って…(汗)そういえば尾室君は?氷川くんがいないと小沢さんと北條さんが充分身長差があるように見えることに気付く。それにしても、北條さん、ますますスマート。実はアギトを捕獲したんですよ、とめっちゃ嬉しそうな北條さん。「最近アギトだらけ」という小沢さんの台詞にも笑ったけど、北條さんの「本物志向」も可笑しかったわ。それにしても北條さん、小沢さんにアギトが翔一くんだと言い当てられたのがそんなにショックだったんか〜(爆笑)思い切り打ちひしがれていますよ。小沢さんに、翔一くんに会わせてほしいと言われたときの複雑な顔といったら。
 せ〜っかく小沢さんと二人きりで歩いてるんだから、もっと嬉しそうな顔をしなさいよ、北條さん(笑)本人の思惑はともかく、画面にやたら喜ぶ私です。…しかし、北條さんって、ショックを受けていると、いつもの風を切る颯爽とした歩き方じゃなくて、気の抜けたふわふわした歩き方になるんだけど、今回もまるで宙に浮いたみたいにふんわふんわ動いてましたね。よほどショックだったのね。小沢さんに対して、顎でしゃくって入り口指すし(失礼な奴)。
 翔一くんに「あなたがアギトでよかった」という小沢さんの顔がすっごくやさしくて、素敵でした(^^)

 アンノウンのターゲットを確保(?)するためにうろちょろしていた氷川くん。真島くんを見つけた直後にトカゲ登場。懐に手を入れて、ピストル出すのかと思えば、ケータイ(しかも弾きとばされてる)。君は状況を見なさーい!他人様のバイクでアンノウンにウイリーアタックかますとは…。いつのまにそんな器用な(笑)。
 氷川くんからの連絡を受け、「助けてくれるかしら、氷川くんを」という小沢さん。「慣れてますから」って翔一くんあんた…。
 出ていこうとする二人を止める北條さん。話している暇はない、と北條さんのみぞおちに小沢さんの膝蹴りが…!小沢さん、ひどいです(泣笑)。北條さん悶絶してますよ。それにしても、その位置からだと、急所に入りそうなものですが(爆)小沢さんのせめてもの情けだったのでしょうか(笑)。
 ああ〜しかし、これでまたしても、小北カップリングの野望が遠のいていく〜。来週いったいどういうやりとりがあるやら。絶対北條さん怒ってるよ〜。
 氷川くんと真島くんの前に現れる木野さん。アンノウンはアウトオブ眼中のようです。逃げろ、と叫ぶ涼君。こんな状況でさえ男前(;_;) 前回の予告で翔一くんの後ろに映っているパトカーに乗っているのが北條さんだといいな、という声があったけど、実は小沢さんだったんですね。翔一くんの変身シーン、実は私、翔一くんの手…というか指はキレイで好きなんですよ。

 予告…なんだか訳わからない。エクシードギルスがついに出るらしい。沢木氏の前を行くのは…謎の青年っていうか少年初期形態!?しかも白服だ。相変わらず怖いほど綺麗な男の子です。そういえば、これで、翔一くん=アギトということを知らないのは氷川くんだけになっちゃったのかな。来週わかるのかな。…ショックだろうな(笑)


 第39話
 木野アギトの魔手から必死で逃れる氷川・真島・涼の3人。涼君がどんな人物かわからないにしろ、けが人を放っておくことはできないというところでしょうか、氷川くん。そこに駆けつけるパトカー。小沢さんに見守られながら変身する翔一くん。基本形(グランドフォームというらしい)で木野アギトに飛びかかるが、やがて「?」となる。
 「姿に惑わされるな!」と叫ぶ涼君(男前)。
 いや…姿も何も…ただのバッタ型アンノウンにしか見えないと思うんやけど。
 ともあれ、紋章キックの先触れを見せる木野アギトに、本気になる翔一アギト。クロスカウンターキック!倒れる両者だけど、またしても右手の叛乱(?)に苦しむ木野アギト。翔一アギトが立ち上がったときには姿なし。…逃げ足早えーよ、木野さん。
 一方、おたおたと逃げる3人は小沢さんの車に。氷川くん自分の車は? …っていうか、小沢さん、パトカーは?? だが、その前に立ちふさがるトカゲ(一説にイグアナ)。生身の体でトカゲに飛びつく氷川くん。思わず「アホか、お前」と口走ってしまいました。乱暴な物言いですみません。でも、誉めてなんてあげられません。一般人(?)を助けるために体を投げ出す、といえば立派だけれど、ただの無茶では誉められません。1分後の事を考えてごらんなさい。アンノウンに素手でかなうわけないのはわかっているのに。あなたがやられてしまったら、誰が二人を守るの?守るべき対象も自分自身も、どちらもできる限り守る手を、ギリギリまで探さなきゃだめでしょう。氷川くんらしいと言ってしまえばそれまでなんだけど、この彼のあやうさを、私はやっぱりいまだに受け入れられません。
 と、そこへやってくるGトレーラー。小沢さん、一応呼んでいたんだね。
 涼君を抱え必死で逃げる真島くん。かつて真魚ちゃんほって逃げた情けなさは彼方へと消し飛んで。追いつめられて、もはやおしまいと思われる瞬間も、最後の最後まで自分の体で涼君をかばおうとする。けなげだ(涙)。
 そこへG3−Xが到着。ざぶざぶと川渡る二人。ここはもしかして北條さんが離脱した場所?それともアギトがトリニティフォームになって記憶再喪失した所?
 一部の男性方が、G3−Xの武器でずっとお蔵入りになっていたのがついに使用されるらしい、とこの間から楽しみにされていましたが…。そういうことはよくわかりませんが、影が薄いわりに逃げ足早いせいでなんとなく生き残っていたトカゲも今回で撃破されました。ぐるぐる巻きの図…変。

 さて場面変わって。
 実を言うと、今回出てこないんじゃないかと心配していたんですよ。実は小沢さんに急所もやられていて出演不能とか(笑)。でもOPに名前が出てきて、一安心の北條さん。例の警視庁(とされている建物)が映し出されれば、出番ですね。
 お偉い方3人組の前で、なにゆえか暗い部屋の中でぼんやりと光を浴びて立つ、小沢さんと北條さんの二人。なにやら妙な映像です。一部のファンにマスコットのような愛され方をされている今回の監督さん、効果音付きのズームと顔のパーツのアップがお好きなようで前回正直へきえきしましたが、このあたりからまたちょっとそれが出てきました。アギト捕獲の手柄(?)を小沢さんに取られてしまったような形の北條さん。苦渋をかみ殺すような顔をして立っています。…でも、その無表情な表情がそれだけではないような気もします。静かに体の前で手を組む姿にどきどきしてしまいました。「上」は翔一くんを「泳がせる」ことに決めたようです。アギトと警察の協力態勢…てな感じじゃないわね、あくまでも。「異議はあるかね」と問われて否定する北條さんの顔が、その裏に何を秘めているのかはしれませんが、凛々しくて男前でした。
 まだちょっぴり体を揺らして歩く北條さんに、何と小沢さんから声を掛けます!シチュエーションは何であれ、個人的には歓迎。かつての能面顔とは明らかに違う、どこか静かでさえある表情で、低い声で答える北條さん。小沢さんも気味悪かったのでしょうね。お偉方の前で北條さんがやけに素直だったこと、小沢さんが翔一くんをむりやり連れだしたことを報告していなかったことを指摘します。…どうせならそこでひとことあやまるべきではないですか、小沢さん。暴力を振るったことには違いないのだから。
 てっきり自分の方からネチネチと絡んでくるかと思った北條さんですが、「低次元のこと」と切り捨てます。「私は知的な人間ですから」と一言付け加えるのも忘れませんが。(何が「知的」よ、けっ)という顔の小沢さんですが…。今までだって北條さんが小沢さんに合わせさえしなければ、ケンカは成立しなかったんじゃないか…とあらためて確認。(ま、もっとも彼から売っていたのだけれど)
 北條さんは今それよりも、あかつき号の謎を解くことに気が向いているようです。何がその身に起こっても、ひたすら前向きです。惚れ直したぜ、北條透。(ツッコミ不可) 北條さんのことを蛇蝎のごとく嫌っている人もいるけど、この前向きな部分だけは評価してもらいたいです。
 この期におよんで、また新たな北條さんの顔を見られて…幸せ。(すいません、そっとしておいてください)

 このご時世に、焼肉を食べまくり、苦境の業者を救済しようとしているのかSAUL3人組。食欲がない、という氷川くんに「チャンス!」とばかりに目を輝かせる尾室くん(笑)。尊敬していた人物に裏切られて傷ついたというところね、と小沢さん。…北條さんはそれを経験してるんだよ。なにか尾室くんが言いかけるたびに、ややこしいから黙ってろとばかりに皿に肉を置いてあげる小沢さんですが、尾室くんが嬉しそうなので良しとしましょう。うっかりアギトの正体を知っていることを漏らしてしまい、氷川くんに迫られた小沢さん。「津上翔一のことをどう思う?」 今はアギトの話でしょう、となお迫る氷川くんだけど、私も君が彼のことをどう捉えているか聞きたいぞ。「言い辛いわねえ、なんとなく」と小沢さん。そりゃそうだ(笑)。ところで、尾室くん、仮にもG3−Xを装着したことのある人物なんだから、津上翔一という名前くらい覚えておきなさいな。あんまり鳥頭だと、いつまで待っても装着員の出番は回ってこないよ。

 アギトの正体は身近で意外な人物だと言われた氷川くん。なんと!お昼を北條さんと一緒しています!こじゃれた店で、こじゃれた料理を前に向かい合ってます!ごくふつーの雰囲気で!これまた一体…。北條さんが出かけるのに無理矢理くっついていったのか、それとも一所懸命に北條さんの行きそうな店を探して誘ったのか…。全国のひーほー愛好家の方々に格好のネタを提供したことは間違いないでしょう。
 北條さんがアギトじゃないかって…どういう思考回路やら。だいたいアギトの目の前で君、北條さんを殴ってるでしょうに。やっぱり鳥頭なんでしょうかね。ねえ、脚本の方。
 笑わざるを得ない北條さん。氷川くんに迫られ、おちょくるでもなく真面目な顔で「津上翔一のことをどう思います?」
 今はアギトの話でしょう、って…いいかげん気付けよ、氷川くん。北條さんも溜め息をついて「言い辛いですねえ…なんとなく」 翔一くんのブラック面を知っているから余計にね。台詞が小沢さんとほぼ一緒って、やっぱり似たもの同士?
 至極真っ当に会話を交わす北條さんと氷川くん。仲良くなったのね、と感慨に耽りたいところだけど…。北條さんは自分の仕事で頭が一杯で、氷川くんのことはいまや眼中にないので、普通に接しているだけ…という説に、残念ながら一票。

 またしてもよくわからないところに隠れている涼君と真島くん。涼君の様態が本気で危なげで、あせる真島くん。自分にどうすることもできない悔しさが伝わってきて切ないです。そこへ突如あらわれる自称沢木氏。…この人、本気でマンサーチャー能力を身につけているようです。涼君を助けたければ、真島くんの中で覚醒しはじめているアギトの力を涼君に与えるしかない、真島くんは力を失いただの人間になるが…と決断を迫ります。わずかの間とまどいながらも静かにうなずく真島くん。嬉しげにうなずく沢木氏。静かに立ち上がると…二人同じくらいの背!やあ、真島くんってほんとに長身だったんだ。沢木氏が紋章をかざすと真島くんの腹部が光り…あの謎の少年の姿が…白い服の姿であゆみ…涼君に被さるようにして消えます。アギトの力=白服少年?…よくわからない表現です。涼君は一瞬カッと目を見開き…ふたたび崩れ落ちます。真島くんの小動物の瞳と可愛い可愛いけなげさを愛でていた全国の皆さま〜。とりあえず今回は生き残りましたよ、よかったですね(^^)

 氷川くんと翔一くんの漫才(プラス突っ込み真魚ちゃん)イン美杉家については、もう勝手にやっておいてくれ、という感じです。(なげやりですみません)
 木野さんを呼びだし、アギトの力を捨てたことを告げる真島くんですが…。映画館でそんな会話するなんて、はっきりいって迷惑です。いくら人が少ないとはいえ。真島くんは木野さんが変わった、昔の木野さんは優しかったと訴えますが、木野さんは真島くんを腰抜けとなじり退席します。ところで、上映していたのは東映の誇る総天然色長編動画「白蛇伝」でしたね。私が子どもの頃は夏休みになるとテレビで国内外の劇場用アニメを流していたものです。「ホルス」も「雪の女王」も何度も見ました。

 木野さんは真島くんの後を付けて涼君の前に現れました。…うかつと言ってしまえばそれまでだけどね、責めるのは酷かな。
 時間の整合性についてはもはや語りたくないので無視。
 G3−Xとの小競り合いで、銃を奪ってしまった木野アギト。駆けつけたアギトに対しても、涼君に銃を向けその命を盾にして、ボコにします。
 変身が解けてしまった翔一くんに向けられる銃。予告で映ったときはてっきり氷川くんが翔一くんに銃を向けたのかと思いましたが。氷川くんはアギトが翔一くんに変わったことで茫然自失の超役立たず状態。
 その時…涼君が目覚め…。
 ここからのシーンはですね…ある方のサイトでつい最近読んだ涼君覚醒の小説とあまりに符合して…一種感動を覚えながら見ておりました。
 「水」のイメージの中。
 歩み寄る「ギルス」と「涼」の姿。
 二つは重なり。
 生身の涼が獣の雄叫びを上げ…。
 そして…。
 水から上がったばかりのような…いえ、羊水の中から立ち上がったかのように濡れた体をてからせて…更なる異形の姿となって、ギルスは顕れる。
 更に…人から離れた姿となって…。

 もはや、言葉もありません。

 来週はお休みだそうです。次回は氷川くんがいかにショックを克服するかでしょう(笑) とりあえず、北條さんも出番があるようでよかったな。


 第40話
 冒頭は前回の繰り返し。アギトの変身が解けて翔一くんになったことで茫然自失のデクノボウと化した氷川くん、木野アギトが翔一くんを撃とうとする瞬間も突っ立ったまま(苦笑) そこで涼君が目を開け、雄叫びと共にとげとげギルスに。
 木野アギトに自動車をぶっつけようとするギルス。木野アギトはG3−Xの小銃で迎え撃ち、「おいおい」と思ったが、車は爆発炎上。GM01ってそんなに威力あったのか。しかし、相変わらずギルスの身のこなしは美しい。そして…。「うわっ、出た〜〜!!」と思わず叫んでしまった。背中からの触手。どうしても腸を引きずり出してるように見える(^^; あたかも18禁エログロアニメのモンスターのごとく触手でぐるぐる巻き(滝汗) 加勢しようとする翔一くんに、手を出すな、片は俺がつけると叫ぶ。すわ、というその時。
 「やめて!葦原さん!殺さないで!!」
 叫ぶ真島くん。
 …そんなだから、ホモの痴話喧嘩だとか、三角関係だとか言われるんだよ…。
 触手は引っ込めたけど、とりあえず一発蹴り入れるギルス。木野アギトは水に落ち、変身が解ける。水に浸かったので、木野さんもこれでめでたく正式にアギトの仲間入り?(笑)涼君は実に思いきりよく水に飛び込む。

 さて、場面変わって。
 今回実に暑苦しかった男、氷川誠。
 トレーラーの中で、装着姿(顔出し)のまま、顔歪めつつ小沢さんに、どーしてどーして、と詰め寄ります。ああ、もう、うっとおしい(暴言)。いや、ショックだったのはわかるけど。憤慨するだろうと予想はしていたけれど、こういう表現で描写されると…。いや、もう、今回、あきらかにギャグ狙いじゃない?この間からそうなんだけど、氷川くんの反応をおかずに楽しもうという魂胆見え見えというか。わざと過剰に描いている感じがして、氷川くん(というか要君)が気の毒になる。彼、力むと、ふんばりすぎになるからなあ…。最近さりげない台詞とか上手くなってきていると思ってたのに…。ああ、話がそれちゃったけど、尾室くんが「殴るのなら僕を」と小沢さんをかばったはいいけど、氷川くんがほんとに拳を握ったら、あわてて逃げたのは楽しかったわ。しょうがないよね。G3−Xで殴られたら、頭蓋骨陥没とかしそうだし。
 さて一方美杉家では翔一くんが、氷川さんのイメージ壊しただろうとちょっぴりお悩み。
 太一くん、そんな子どものうちからあんまりコーヒーとか飲んじゃだめだよ。
 美杉教授まで「なによ」とかゆうとります。真島くんはまだ我慢したけど、いい歳していただけません、教育的指導です。
 しかし、教授、「いいお嫁さんになるだろう」なんて(誰でも思っているけど)ゆうてはならんことを…(苦笑)
 さてまた一方。ベッドで目覚める木野さん。
 ここ、どこだろう?少なくとも木野さんのアパートじゃないし。真澄さんのマンションか。それとも涼君の部屋か。殺風景さからいうと涼君ちかな、と思うが。
 相変わらず、視聴者サービス(のつもり)の木野さん。上半身ぬうど。涼君も前はだけたまんまだけど。
 「裏切られることには慣れてる」「わからないさ、人の心なんてな」
 涼君〜〜男前〜〜(涙)
 さんざん苦渋を舐めてきた涼君だからこそ、説得力ある台詞でございます。
 ただ強くなりたかっただけだ、とつぶやく木野さん。その理由を聞きたい。

 本日は男前からかけ離れている氷川くん。いつものラーメン屋台でもぐちぐちと。アギトのうえにG3−Xとはうらやましい、と尾室くん。そうだよねえ、ずるいよねえ(笑) おっと、出ました炭火焼きオルグ…じゃなくてナルト占いの親父さん。ナルト=曼陀羅とはこれいかに。
 美杉家の前で、翔一くんへの挨拶をシミュレーションする氷川くんですが、当の翔一くんに目撃され、即離脱。背が高くて足が長いので走る姿は格好良い。

 で。
 またもデートですよ、ひーほーファンの皆さま。
 支払いはどうするのだろう、とつい気になってしまう私はせこいのか。
 しかし氷川さん、あろうことか北條さんに相談事って…他にいないんですか。あーれーだーけーいじめられた人に(笑)
 北條さんてば至極真っ当に氷川くんに話しかけてますよ。真剣な顔をして。何か発散しているとしか思えないくらい別嬪さんです。ゆったりした動作も素敵。手を組んで上目遣いになると、ちょっと三白眼。対する氷川くんは瞳がちょっと小さいので、四白眼(そんな言葉あるのか) そうして氷川くんにかける言葉は…ひいき目を抜きにしても「優しい」ものでした。異議はないですよね。二人の立ち位置が異なってしまったから、利害が対立しないので、優しくできるのかもしれない。嫌味を言って牽制するだけの価値を認めていないだけかも…(冷や汗)
 ちょっと吹っ切れたという氷川くんに、物事は大きな目で見なければいけないということですよ、と言う北條さん。が、次に、小沢さんに蹴られた個所がいまだに痛む、と。ぜんぜん大きな目ちゃうやん!氷川くんも戸惑ってるじゃないか。さてしかし、氷川くんは小沢さんが北條さんを蹴ったことを知っているのか。小沢さんはその辺のこと別に隠しはしないと思うが、いままでの流れだと話す機会がなさそうだし。北條さん、女性に蹴られたと自ら告げているとすれば、かなり情けないぞ。君にはプライドがないのか。しかしまあ、ちょっと眼を伏せたときの睫毛がすごく長くて、悪戯っぽく言う表情がむちゃくちゃ可愛かったので、なんでもいいや。

 前に自分の創作で、ジャッカル型アンノウンを出させてもらったんだけど、今回出てきて、親族に護衛が付いて…と、なんだかデジャビュを見たような気になりました。(気のせいです)
 美杉家での恒例の漫才は、氷川くんがあんまり痛々しいので、目をそらしていました、本当の話。これを楽しみにしてる人もいるとは思うんだけど。とりあえず、氷川くん。スプーンがだめなら、手で剥きなさい、栗くらい。
 アヌビス登場にほぼ同時に出かける二人ですが、なんで氷川くんの方が先に着くのでしょう。どう考えてもトレーラーで装着する分時間かかるのに。ライダー姿でなおも漫才続ける二人。ずっとアギトの台詞は「ハッ」とか「トウ」とか、それなりに決めた声で言ってたのに…その軽い会話されては、威厳も尊厳もあったもんじゃないです。少し早回しで、手を広げて走るアヌビスは…はっきり言って「変」

 さて。「木野」と表札にある家に赴く北條さん。例のアパートとはまた別のようです。あかつき号事件のメンバーたちは皆住居を転々としていたそうだから、ここが本来の木野さんの家かも。しかし、相良さんもそうだったけど、家具も鉢植えも置きっぱなしですか。
 無断侵入。勝手な捜索。持ち出し。それを民間人しかも未成年に預ける…。詳しいことは知りませんが、かなり問題ある行為ですよね。ばれたらとんでもないことになる。どうにも、こればかりはどうにもかばいだてできそうにありません。困った人です。…それでも、その真剣な顔につい許してしまいそうになる自分。
 北條さんがぱちってきたのはおそらく翔一くんが持っていた封筒の中身。最初英語かと思ったけど、違うもよう。トンパ文字…ではなさそうだ。しかし、仮にも恋人にフルネームで手紙の末尾に書くかなあ、雪菜さん。
 真魚ちゃんが手紙に触れて見えたのは、嵐の中を宙に浮く黒服少年(初期型)と青空のもとの少年白服姿。海の上が二つの天気に分けられ、それぞれに白と黒の少年。…とりあえずもうちょっと合成がなんとかなってれば…。陳腐な表現、とは思う度合いも減ったろうに。
 次回予告。え?トリプル変身?でもまた木野アギトがアギト蹴ってるよ。


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AGITO