第21話
真魚ちゃん、涼君に襲われるか?という前回の引きはあっさりかわされました。ま、そんなもんだろ。
2週間コケシ状態だった(笑)北條さん、どんな怪我かと思えばあっさり現場復帰。ぜったい肋骨の数本はイッてると思ったのに。彼もスーパー刑事なのか?(笑)
いやいやながら(?)北條さんの護衛についた氷川君ですが、2人がまともな会話交わすのって初めて聞いたわ。人が超能力を持つことの是非。北條さんが性善説をとるなんて意外…と思った次の瞬間、自分が「いいひと」だからだとうそぶくとはね。そうくるか〜(^^; さすがだわ。
亜紀さんのアパートにて。ちゃぶ台に山盛りのパンをはさんで座る翔一君と涼君…変というか妙というか。この二人ってとことんノリが違うんだなあ。
亜紀さんが「あかつき号事件OB会アジト」で男の人をコードでぐるぐる巻きにするのを見て、ふらちな考えが頭に浮かんでしまいました(爆)。詳しくは書かないけれど、同じこと考えた大きいお友だちが全国にいたにちがいない。ま、お下品(苦笑)。
涼君が生きていたからといって、なにも逃げ出すことはないだろう、亜紀さん。もう元には戻れない、といって…貴女が殺人を犯さなければよかったのだ。それだけは指摘させてもらう。それでも…涼君は亜紀さんを抱きしめ、何度でも出会わなければ、と言うのだ。
再び亜紀さんに襲われる北條さん。氷川君、護衛なんだから先にやられちゃいけません。北條さん、今回のやられ方は美しくなかった(爆)。車がベンッともろ顔に当たってたけど、鼻骨大丈夫でした?
ギルスの変身シーンはやっぱり凝っていましたね。ドッペルゲンガーがあらわれるがごとく。半年前からCMでだけは登場していたムチ状の武器が初お目見えだったのですが…なんだか腕から「腸」をひっぱり出しているように見えました(^^;; 見得切りは…ちょっと格好悪い…。
黒い爆煙の向こうに浮かび上がるギルスの光る赤い目を見たとき、ああ、石森ヒーローだ、と感じられてゾクッとした。
亜紀さんは女王様アンノウンに首根を捕まれて…。あらかじめ予想はしていたけれど…。涼君が可哀相だ。
アギトの腕の中で息絶えている亜紀さんを見たとき、涼君=ギルスはアギトに飛びかかる。ギルスがアギトを押しまくるのは、気概の違い、当然だろう。
ストーリー的に仕様がないとは思うけど、涼君が気の毒で…。気がつけば涙を流してしまっていた。
第22話
夢を見た。アギトの氷川君がイケイケねーちゃん(死語)のような格好をしていた。肩口や背中の大きくあいたトップに、キュロット。エレベーターみたいな空間に居合わせたいつもの格好の北條さん。しらっとした顔で思い切りセクハラしていた。私、何かたまってるんやろか。
流れは忘れてしまったけれど、北條さんの子供時代の回想も出てきた。いじめられっこのようだった。…私の北條透に対する感情って一体どんなものなのだ…?
夢ではなくて、本当のアギトの感想。
前回の感想をあちこちで見て、多かったのは、暗闇の涼君に気付かない真魚ちゃんのシーンにドリフコントを連想した人が山盛りだったのと、アギトの姿でまっとうにしゃべる翔一君にビックリした人たち。アギト=翔一でよかったわけ?と、実は私も違和感。製作側としては不本意であろう。
ライダー三つどもえの戦い。G3はアギトに恩義でも感じているのでしょうか、ギルスをパコパコ撃ちまくります(涙)。二人がかり(怒)にもかかわらず、ギルスの勢い凄まじく、G3ブッ壊れ。
警察が亜紀さんの遺体を回収するのをのぞき見る涼君。…「アギト」って名前知っているんだっけ?よく覚えていない(爆)。ところで、前回、車ぶつけられて氷川君に肩貸されたけど、G3システム発動でほっぽりだされた北條さんはどうなったんだろう。
美杉教授ひさびさ登場。わーい。もしかすると思い切り黒幕かもしれないお方だけど、現時点では出てこられるとほっとします。やさしいし、ね。
G3が発展途上ということで、氷川君のおかげでデータがとれたと言う小沢さんに、「…氷川君はモルモットかい…」という思いを止められない。
どういうわけか、小沢vs北條の新システム開発対決ということになったが、作ってみて決める、なんてそんな馬鹿なことあるかい。血税を無駄遣いするんじゃない!ちょっとここ1、2回北條さんのイヤミビームの出力が弱めでつまらぬぞ。髪もぼさぼさだし(関係ない)。
小沢さん、敵側(笑)の開発チームに恩師の名を見つけ出向きますが…。敵作る体質ですね。天下の小沢さんに一発かましたおじさん、ワイングラス冷やしてミネラルウォーター飲むなんていうそのこだわりの…スタッフの意図がわかりません。
城北大のキャンバスでばったりの小沢さんと翔一君、お昼から焼き肉。会話の内容よりあんなトロトロつついてたら焦げるんじゃないかとそればかり気になりました(^^; それにしても、小沢さん生ジョッキで一体何杯…。自分、ビールははじめのふたくちみくちだけがおいしいと思うたちで、ジョッキ一杯持て余すほうなので、見ていて気持ち悪くなってしまった。
過去をうっちゃっることで脳天気に過ごしてきた翔一君が初めて喪失感を覚えたとはね。ようやく人並みの感情を抱えたわけだ。(…でもすぐ立ち直っちゃったみたいだが)
ハチ型アンノウン、働きバチはかっこいいけど、女王バチの口…はっきり言って変です。
殺人現場で氷川君にアンノウンを倒す決意を強く告げる北條さん、妙に男前に撮られてます。…もしかして腐女子狙い?なんか最近北條さんの人気が出てきたとかで(それもなんだか世も末という気がするが)、イイ人路線への変更を狙ってるんじゃないかという噂が飛んでいるが、どういったもんだろう。…私はどっちがいいんだ?やっぱりコマッタちゃんでないとつまらないという気もするが。
戦闘シーン、やられてから爆発までのタメがなさすぎる。初代ライダーだってもっと溜めて魅せていたわよ。
第23話
感想…の前に。
「クウガ」と「アギト」について、この間からつらつらと考えていたこと。
いや、本当は関連させちゃだめなんだとはわかっている。
いきなり話が逸れるけど。唐突だが私は「イデオン」ファンだ。話題になった「ガンダム」を見損ね、今度は乗り遅れまい、と富野監督の次作である「イデオン」に食らいついた。「イデオン」と「ガンダム」がことあるごとに比較されることに憤り、前作ファンから低い評価しか得られないことをつらく思った。
もし私が「クウガ」より先に「アギト」を見ていたなら、20年前と同じように「アギト」にのめり込み、「クウガ」を持ち出してくる人々に対抗意識を持っただろうか。そのような気もするし違うような気もする。登場人物のアクが強い点や、謎だらけの点では確かに「アギト」と「イデオン」は似ているのだけれど…。
話を戻そう。
最初のうち2,3回ツッコミを入れて、もうあえて触れるのはやめてしまったけれど、「アギト」で気になっていたことの一つに警察の対応がある。「クウガ」を見直して警察の素早い行動を見ると、余計に痛感する。アンノウンの出現に際し、あきれかえるほど時間のかかるG3システムを送り出して後はフォローまったくなし。まあ、アンノウンも一人始末するのに何故かは知らぬがやたら悠長なことをしているのだが。
ふと、嫌な考えが頭に浮かぶ。アンノウンの被害者が超能力者というのは氷川君の思いこみ…というような顔をして、上層部はしっかり把握しているのでは。そのうえで…。無差別大量殺人ならいざ知らず、狙われるのが超能力者という「社会の常識、規範を越える存在」、もっとありていに言えば「国家の害となる可能性を秘めた存在」であり、その数も少ないから、あえて見殺しにしているのではないか。対応の怠慢に抗議するはずの親族も順次始末してもらえる。後は市民に向けて「こんなに一所懸命やっているんですよ」というポーズを見せておけばいい。それがG3システムだ、と。
そんなことはない、すべて私の歪んだ戯言だ、と思いたい。…けど。
違うというなら、命を大切にしていると実感させる描き方をしてみせてほしい。
もうひとつ、気にかかっていたこと。
「アギト」ではフレームの外に出た人間が小気味良いくらいキッパリ無視される…とは前々から感じていたけれど、最近になって「アギト」は「壮大な箱庭ドラマなんだな」と思うようになった。扱っているテーマやストーリーは壮大かもしれないけれど、描かれるのは区切られた一部の舞台に登場してくる限られた人々だけ。
「クウガ」ではフレームの外に世界が広がっていた。画面に映らなくても、杉田さんや桜井さんは捜査で駆け回り、みのりちゃんは保育園で子どもたちに笑顔を向け、榎田さんや桜子さんやジャンはそれぞれの研究にいそしみ、椿先生は人の命に向かい合っていると、私たちは知っていた。たまにしか出なくても、神崎先生は6年生という難しい年齢の子どもたちに大切なことを教え、実加ちゃんは勉強やフルートに頑張り、蝶野君は自分の生き方を模索しているんだと、私たちは感じられた。「未確認のいる世界」で、おびえ、身近なひとの安否を気遣い、あるいは苛立ちを抱える、ごく普通の市民が描かれていた。
けど、ね。「アギト」では町中が映されていても、そこに生きる人の息遣いや体温が感じられないのだ。まるで無人の街のように…。そんなふうに思うのは私だけなのか?
前フリが死ぬほど長くなったけど、アギト第23話。
いつもはあれでも気を遣って書いているのだが、今回は遠慮会釈なく暴言を吐きまくらせてもらう。
冒頭で様子のおかしい氷川君が小沢さんに倒れ込まなかったのは、やはりでかい図体がちっちゃな小沢さんを押し潰してしまわないようにという気遣いなんでしょう。
それにしても、たった3人でシュミレーションですか?万が一のために救急班を待機させておくくらいするべきでは。少なくとも氷川君がぶっ倒れたときに誰か呼ぶべきだ。ただ揺すってるんじゃなくてさ。
ふわふわがちょっぴり可愛い女王蜂さん、アギトに触覚切られ、暴走。
って、お子さまにわかるんかい!?
北條さんがスーパー推理(笑)を披露していたけどね。その時の映し方、変でした。あそこまでカメラを切り替える意味はあったのか。
冒頭に書いた「超能力者見殺し説」が頭にあったもので、上層部もようやく慌てだしたのかな、と意地悪いことを考えてしまった。
ひさびさに北條イヤミ攻撃復活。イヤミスマイルも(笑) お伽噺に与太話ね。お子さまにわかるんかなパート2
検査を受ける氷川君、スネやら胸やら映ってたけど、自分的にはときめかず(何故)。あちこち触られてる時の顔は痛みを我慢していたというよりは鈍くて痛みが届いていないような(超失礼)。筋肉断裂だそうだけど。
アジト(笑)のトレーラーに帰ってからの会話。前回もそうだったけど、小沢さんの氷川君捨て駒発言、ちょっとひどい。次の装着者候補の話題に、ちょっとどきどきしながら自分を指さす尾室くんだけど、小沢さんも氷川君もそこまで冷たい反応せんでもええやんか〜。
候補の翔一君のいる美杉家で。「ビールはないの」と吠える小沢嬢。…今は勤務時間中です。それに饗応にあたるのでは…?
「力が抜けているから」翔一君を選んだ小沢嬢もよくわかりませんが、翔一君も、あなたアギトやっているんだからG3−Xなんて引き受けられる訳ないでしょう。わからないけどわかりましたなんて言っている場合じゃありません。
豆腐をつかめない氷川君。ムキになって絹ごしを買いに行く場面はちょっと笑ってしまったけど。全体にいつもより後味が悪かったのは、今回はツッコミ役(小沢さん)がいたせいでしょうか。関係ないですけど、お箸の練習には大豆を皿から皿へ移すのが効果的です。
話が前後してしまったけれど、女王蜂の暴走に出動するV1システム(メタルダー説多)。救助すべき人物のそばで発砲するのは危険きわまりないけど、去年の刑事さん(笑)もやってたことだし、まあ北條さんのやることだし(前にもやってたし)。マスクを外した北條さん、やっぱりめっちゃ嬉しそうですが…どうも彼がこの手のスーツを着ると首が短く見えて似合わないんですけど…って禁句(?)
V1システムの抜け駆けに、コンペも終わっていないのに、北條得意のスタンドプレー、と憤るG3の面々。
…ブチッ(私の切れた音)
…あなたがた、抜け駆けにしろ何にしろ、V1システムが出動したことで結果として人ひとりの命が救われたのですよ。G3システムの動けない今、警察機構がアンノウンに対抗する手段はなく、アンノウンによる殺戮を放置している状態なのですよ。そのようなことを言っている場合じゃないでしょう…!
話の順番を戻して…。G3−Xの装着者に記憶喪失の前科者(?)を起用しようとしていることを上に問いつめられる小沢さん。チクった尾室くんを責める。が、尾室くん、ビビリながらも「氷川さんの気持ちも考えてください」と言い返す。前回に引き続き、勇気出してますね〜尾室くん。
筋肉断裂にも関わらずトレーニングに励む氷川君(あえてアホか、と言わせてもらう)。装着員が津上さんなんて納得できない、北條さんならまだしも…と小沢さんに訴える。まあ、無理もあるまい。もう一度チャンスをください、と訴える視線は…わんこの瞳を意識していたんだろうけどね、スタッフさん。三白眼状態だったので個人的にあまり可愛くなかったんだよ〜。これが去年の…いやいや、やめておこう。
いざ、コンペ。(早いな〜早すぎる)
北條さんの銃の撃ち方、カッコつけ。なんなのよ、そのいきなり後ろ手で後方を撃つのは!
パワードスーツ(違)着て首だけ出している姿はやっぱり氷川君のほうが格好いいなあ。
「どうですか」といつものごとく得意満面な北條さん…はいいけれど、あなた!何、銃口を人に向けてるんです!
と思ったら、G3−Xに搭載されたAI機能が「敵」と判断したらしい。いきなりV1をボコボコにするG3−X。多分氷川君本人は意識を失っている状態だと思うんだけど…いざトドメ(汗)というときに入ったアンノウン出現の放送に反応して飛び出して行くところを見ると実は意識あったりして。日頃の恨みを晴らしたとか(怖)。
北條さんが氷川君に銃口を向けた瞬間、自分の中で何かが軋んだ。
北條さんはたしかに嬉しがりのコマッタちゃんだけど、こんなことをする人じゃない、と私の中で叫ぶ声がする。
何と…言ったらいいんだろう。彼の台詞も行動も、ストーリーの次の展開を引き起こすために無理矢理作られた薄っぺらいもののような気がして。今回だけじゃない。彼の言動は皆その時々の展開のために無理矢理割り当てられているもので、本当の北條さんはどこか別にいるのだというような気がして…。
わかっている。画面に映ることがすべてだと。私の勝手な思い込み、妄想だと。だけど、ありませんか、小説や漫画などでも、作者本人の手による話にも関わらず、「このキャラはこういうことは言わないだろう」「こういう性格じゃないだろう」ということが。
非常に不本意なことであまり認めたくなかったのだが、どうやら私は北條さんを気に入り始めていたらしい。「好き」とも「恋」とも違うけれど、憎さ余って可愛さ…じゃないけど(日本語間違ってます)、そのコマッタちゃん振りを「いとおしい」と思い、生暖かい目(笑)で見ていた。そしていつのまにか、作劇中で描かれる以上に奥行きのある人間性を北條さんに見ていたらしい。それは、多分、演じておられる山崎潤さんの力によるものだろうと思うのだけれど。
暴走G3−X。交戦中の女王蜂とアギトに向かってガトリングガン(…なんでしょうか、すみません詳しくなくて)ぶっ放す。うーん…
見終わった後で、いつにない徒労感を覚えた。
もう一度内容を思い返してみて…トレーラーの中でV1抜け駆けをなじる場面を思い出したとき、怒りが湧いてきた。人の命を軽々しく扱うような場面をあっさりと出してしまうスタッフに対して腹が立った。今までも殺人などをあっさりと扱う場面は何度もあったが、今回は仮にもヒーロー側の人間が、だ。
命の大切さを訴えることができないのなら、お子さま向けの番組の資格はない。少なくともヒーローものではありえない。
一個のドラマとしてならそれもいいだろう。実際自分も残酷で殺伐とした場面が満載のアニメを見て育ってきた。だけど!商品展開のメインターゲットとしているはずの世代を考慮しないというのはどうだろうか。
とにかく怒って、そして…。私は自分の中で何かがふつっと切れたのを感じた。
最初の2,3週だけは…といいながら見続けて、なんだかんだで、いつの間にか見るのが楽しみになっていたし、感想を書くのも張り合いになっていた。今後の展開に期待だってしていたのだ。
多分私はこれからも見続けるだろう。意地と…北條透を見るために。でも、番組としての「アギト」に期待することはもうないだろう。
第24話
前回の自分の対応は我ながら大人げなかったと反省。自分の怒りや悔しさに、かえってアギトへの愛着を再確認しました。今回は心穏やかに見られたこともあり、通常どおり感想をアップします。
という訳で。
今週のアギト感想。別名「今週の北條透観察記」(開き直り)。
女王蜂を撃破したG3−Xにひょこひょこと近付くアギトだが、G3−Xは彼に向かって発砲。もみ合いの末、もはや全力での激突は避けられないか、という刹那、倒れるG3−X。顔面からゴチンと倒れて痛そうだ。駆けつける小沢&尾室(なぜに二人だけ?)。二人の反応じゃ氷川君死んだみたいじゃないですか。
病院で、小沢さんと尾室君二人覗き込んでいるのに小沢さんの名前だけ呼ぶなんて氷川君ってば。
翔一君の夢に出てくる謎の美女。…亜紀さんに雰囲気が似ていないこともない。なんというか、誰かは知らないが、制作者の女性の趣味がうかがえる気がする。「こっちへ来て」って、誰もが忘れていた謎のビデオの声の台詞!?え、忘れてたのはお前だけだって?いや、ともかく忘れたころに謎のひとつがついにからんできたか。
翔一君の昔の恋人の話?に焦る真魚ちゃん、結婚だってしていた可能性があるという教授に「無責任なこと言わないで」とおこります。…かわいいなあ。のほほんと語る教授もかわいい。確かに子どもだって可能性はあるけど、いくらなんでも太一くんほど大きい子じゃないでしょ、翔一君。
今回ひさびさ悪い人モード全開の北條さん。あれだけボコられて、腕一本吊すだけで済んでるなんて、やっぱり固いです。小沢さんに謝罪を要求しますが、これは仕様がないでしょう。
ここ数回、あんまりな描かれ方をされていた小沢さん、あやうく私も嫌いになってしまうところでしたが、今回は大きな瞳に感情がこもり、可愛らしく映されていました。病室で自分を責める氷川君を優しく叱咤し、恩師のもとへは頭を下げて意見を乞いに行きます。でもなんで見舞いのトルコキキョウが造花だったんでしょう。小鳥が可愛かったですけど。
アンノウンによる殺害現場に出向き、河野さんに「いろいろあるらしいが…」あせらなくてもりっぱな刑事になる、と諭される北條さん。太ったんじゃありませんか、ラーメンの食べ過ぎです、とイヤミいってましたが、明らかに口調が違うのですね。氷川君や小沢さんに対するときにくらべて、あたたかくて人間くさい。
自分に責任を感じる氷川くんは美杉家再訪。氷川君@G3−Xが自分を撃ったと知った翔一君は「なんてことするんです、何度も氷川さんのこと助けてあげたのに」と漏らしてしまう。…やっぱりそう思ってたんだ(笑) この場で「不器用ネタ」漫才する必要あるのかなー。
小沢さんが責任を認め、露骨に嬉しそうな顔をする北條さん。V1の装着員には氷川君を、という言葉にうろたえる様子がなんとも(^^)
…で。G3トレーラー出動。誰が運転しているんだろう。冗談ではなく、G3−Xを装着する翔一君=アギト。一体もう何が何やら。お子さまには飲み込めるんだろうか。サイズどうするんだ、と思った次の瞬間、「オートフィットシステム作動」って…自動的に寸法合わせ。氷川→北條→氷川とG3装着員が変わってそのたび裾上げ・裾直しをしたのに懲りたのか。こんなところにこだわってどうする〜。
次回予告で、ついに北條さんの視界に翔一君が入ってきたのね。楽しみ。
第25話
今週のアギトこと北條透観察記(いえ、今回マジで)
こいつ、バッカで〜〜〜〜っっ!!
あー、もう、かわいい。
おバカでかわいい〜!
小沢さんの冗談マジに取るし。
翔一君にいいようにあしらわれるし。
あんたも氷川君と同レベルかい!(誠君ファンごめん)
手品が成功すると鼻の穴ふくらませるし。
ネタがわかんないと考え込んじゃって(なぜそこでいきなりスーツの上を脱ぐ?しかもベストまで着込んでいて暑そうだ)せっかくのG3−X出動の機会を逃して氷川君に出番かっさらわれるし。(実はG3−X着てボロボロになる北條くんが見たかったなんてことは内緒)
アンノウン騒ぎが納まった頃にやっと手品成功させて幼い顔で喜んでるし。
氷川君と河野パパとの会話で、「河野さん、北條さんのことが好きなんですね」なんてトチ狂ったこと言う氷川君に「一人くらいそういうやつがいてもな」とさらりとかわしてて、いったい制作者何考えているんだとあきれてたけど。こりゃもう、かわいいって。こんなおマヌでおバカな面を知ってたら、ほっとけないって。
ストーリー的なこといえば、主人公そのいちがいきなり「すべて思い出した」なんて言ってるので、以降どうなることやら。人相変わってるし。
冒頭で、成功しちゃった翔一君に呆然としていた氷川君がよかったね。
第26話
前回、手品をしていてG3−X出動をすっぽかすという洒落にならない大失態を演じ、多数のファンに(笑。でも本当)次週の出番はあるのかと心配されていた北條透君ですが、かろうじて出てきましたね。
G3−Xの装着員に氷川君が決まり、ご立腹の北條さん。声がよく通るなあと妙なところで感心してみたり。「どんなことになっても知りませんよ!!」と捨て台詞を残し、出がけに小沢さんのイスを蹴っ飛ばしていく…もうすっかりガキンチョです。お偉方もやれやれという表情。
実のところ自分は北條さんに対して叱責はむろん懲戒処分もあるのじゃないかと冷や冷やしていたのに、そういう様子はみえないし、なんだかんだで上の人に愛されてるんじゃない?とか思ってしまった。
翔一君の毒牙にかかってしまった北條さんを気の毒がるような氷川君の台詞に笑った。散々被害にあってきたもんねえ(しみじみ)。
翔一(仮)くんのお姉さんはやはり故人だったもよう。で、「禁断の愛」説に一票。
今回、画面に赤と青のフィルターが多用されていて、なかなか雰囲気を醸し出していたのだけれど…。最後の変身シーンで、通常の色彩に戻った。もしかして、これって、赤の力と青の力(正式名覚えていない)を合わせた「トリニティモード」に引っかけていたのですか?ねえ、監督?
自称沢木氏こと本当の津上翔一は、翔一(仮)くんのお姉さんの恋人だったらしい。…ところであなたもインドへ旅行して人生観変わりましたとかいう人たちの一人ですか?
沢木(仮)氏にすれ違いさまに力を目覚めさせられてたあかつき号被害者男性(名前覚えなさい)。開眼した能力はヒーリングだったんですね。ちょっとびっくり。考えてみればすべからく女性の方が強い(ある意味攻撃的)な番組だからねえ。
沢木(仮)氏がシャツのボタンを二つ外していたことにさりげなく萌えてしまった。氷川君だと上半身裸でも反応しないのに、おかしいなあ(笑)
ちなみに前回書きそこねたけれど、ちょこんと正座した北條さんの股間にコップが載っているの図に萌えてしまいました。変態?
沢木(仮)氏こと津上翔一(真)の屋敷を訪れる翔一(仮)(ああ、ややこしい)。門を入ってから車で走るお屋敷って一体…。撮影どこを借りたんだ?W翔一いよいよ遭遇か?というところで電波受信のため、翔一(仮)離脱。翔一(真)さんには恋人(翔一くんのお姉さん)の自殺を止められなかったという辛い過去があったらしい。弟には「こっちに来て」で、恋人には「こっちに来ないで!」ですか…。
あ、ちなみに涼君はあかつき号被害者OB会二人組を助けて、またダウンしてました。えーと、お姉さん、人が真似できるような殺人はやめましょうよ。
映画のCMで、「すべての謎があかされる!」というコピーに「…無理やろ」とつぶやく私でした。
第27話
今週のアギト。予想はしていたけど、北條さんは出なかった。涼君が出ない日があっても絶対出ていたような気がしていたのに(もしかして初登場以来皆勤だった?)。まあ、警察関連まったく出なかったからね。今週はアギトじゃなくて「NIGHT HEAD」でした。ツッコミ所もあまりありませんでした。以上。
…これで終わるのもあんまりなんでもう少し。
髪を上げた真魚ちゃんは、女の私がドッキリするくらい大人っぽくて、可愛いだけじゃないほのかな色香さえ漂っています。綺麗ですね〜。
前回ヒーリング能力を身につけたあかつき号被害者友の会会員(笑)の相良克彦さん。すぐ老化現象起こしてしまう涼君と組めば、無敵のチームだと予想されていたのですが…。念動力も身につけたようで、噂の木野薫(性別不明)の指示を聞くと、手の平を返すように涼君を追いつめます。
かたや、今度こそ真・仮「津上翔一」の対談成立。沢木氏によって、翔一くんの知らなかった姉・雪菜の一面が語られます。神に等しいと思われた「力」、けれども「人」がそれを手にすることは…。
沢木氏の述懐にかぶるように、涼君を「力」で襲い続ける相良さん。まるきり「NIGHT HEAD」でした、マジで。涼君ボロボロ過ぎて、誰かわかんない状態。ご苦労様。
半泣きの表情を浮かべながら淡々と語る沢木氏の台詞は、とても深く、引き締まった世界を醸し出していました。
振り返るとそこにアンノウンがいる、という演出は怖かったです。初めてアンノウンが怖く見えた(苦笑)。相良さんも自分が狙われてるんだから、涼君追い回している場合じゃなかっただろうにさ。
ハゲ烏と弁髪烏を撃破したアギトこと翔一(仮)くん、戻ったはずの記憶がまた消えちゃったというオチでした。
川に漬け込まれた涼君。おいおい、起きてこないよ。と思ったら…。折りからの大雨で川が増水して…
「おーい、流されてるよ〜!?」と思わず画面に手を伸ばしてしまいました。
(でも、予告でしっかりピンピンしてるけど)
第28話
先週、土左衛門(先週の感想でわざと使わないようにしたのにさ、どこでも使ってるんだもん、この言葉。でも一番状況がぴったりくるんだよな)となってしまった涼君の回想による番外編。
数週間前、といいながらモロ夏。ということは先週って…。
いや、いや。突っ込むのはよそう。
アギトを楽しむための大原則3つ。
ひとつ。時間と空間の整合性を求めてはいけない。
ひとつ。警察の対応に目くじらをたててはいけない。
ひとつ。てんこもりの謎が解明されることを期待してはいけない。
(完全にまっとうなアギトファンに喧嘩売ってるな、私)
今回は、バイク屋のオヤジさんや少年と、ナチュラルな会話をしている涼君の、ごく普通の若者らしい顔を堪能すべき回だったのでしょう。…ほんと、さりげない会話ってすごく上手いんじゃない、このお兄さん。何せそのごく普通のシーンが皆無に近かったからねえ、涼君(涙)
黒服おじさんから逃げ回っている少年の、理由があのオチはちょっと承伏しかねるが。
そいで、少年に「パン屋によく来てくれたよね」と声をかける翔一君に、健忘症じゃなかったんだ、と驚いてしまった私でした(笑)
今回またも主人公その2はお休みだったのに、ちゃっかり1シーンだけだけど出演している北條さんでした(^o^)ちゃんとお仕事してるのね。
あちこちのサイトをのぞくと、この間のアギトは概ね好評だった。いつもと脚本も監督も違うんだけど…。素直な脚本、素直な展開、素直な演技、素直な画面…。ぜんぜんアギトらしくない(^^;のに、面白かったという意見が多いのも…うーむ。
クウガが基本的に人を「善きもの」として描いているという意味において、その難解さにも関わらず「子ども向けのヒーローもの」であったのに対して、アギトではその底流に人は弱く愚かであるという認識が横たわっている。自分としては人を嗤う立場の方が居心地がよいけれど、そこに安住することに心のどこかで警報が鳴る。
雑誌の「宇宙船」を買った。長谷川裕一大先生に北條さんが嫌な奴・ボス怪人呼ばわりされていた。光栄だね(笑)
自分は特撮についてまったく知識がないんだけど(だからこんな風にしたり顔でいろいろ書いていると怒る人もいるだろうけど)、アギトの脚本家の他の作品を知っている人で、最終回近くで北條さんが死ぬんじゃないかと予想している人が複数いらっしゃる。死んで欲しいはずもないけれど、なんとなく覚悟している自分がいる。どうしようもなく格好悪い犬死にとか…ね。でも…作劇のパターンとしてキャラを殺すっていうのは、作る方はともかく、受け止めるほうはきついんだけど。
第29話
今週のアギト…は関西では一週遅れ。あちこちで読んで内容は知ってたけど、またまた番外編的お話(?)でした。ギャグテイスト。
翔一くん、記憶が戻っても自分が変わらなかったと聞いてかなりほっとした模様。さすがの脳天気君も、本当の自分がまるで別人だったらと思うと不安だったんだね。
真魚ちゃんのテニスウェア姿可愛い。あんな洒落た学校に通ってたんですか。
北條さん出番無し。警察で出てきた女の人…あなた誰?その台詞の役割は…北條さん出してよ、北條さん(;_;)
氷川くん、ちょっと髪伸びすぎです。暑そうです。テニスには自信があるようで、格好つけてる様子にちょっと北條さん入ってます(笑)
学校のコートに若い男性(しかもかなりの男前)2人入ってきてテニス勝負を始めようものなら、他の生徒がわらわら寄ってきそうなものですが、お嬢さん学校で躾が厳しいのか(笑)ひたすらラケット素振りしてます。でも、時々止まってたね(笑)。やたらとチアガールが映ったのは男性ファン向けサービスですか?主人公その1&2のウェア姿で、女性ファン向けサービスはバッチリですものね。
氷川くん、健啖家です。そんな気はしてたけど。
アンノウンの振りする2人がちょっと情けない…。
パスワード忘れる氷川くんの小ネタは無くてもよかったのでは?2回ほど見ただけの私だってパスワード覚えていたのに。後頭部にボール受けて記憶飛んだ?
半魚人(違う)倒して2人立ち去る姿は格好よいけど、氷川くん、警察としてそれでよいの?
どんぶらこと流されていた涼君のもとへは自称沢木氏が。(実はこの方のお顔とお声、かなり好みのタイプだったりする)
第30話
というわけで、感想。OPに北條さんの名前が出ているかどうか、しっかり確認してしまう自分は、かなり重症。ところで、ちらっと映ったんだけど、「克彦の妻」?…え、あのちょっと胸板の厚い超能力者、相良さん、妻帯者だったの?
話には出てたけど、実際に映りました、G3三人組お昼ご飯in焼肉屋。尾室くん不憫です。氷川くん、自分で焼いてもいないお肉を食べるのはエチケット違反(?)でしょ。ついに泣いて飛び出しちゃいましたよ、尾室くん。こういう往年のコント番組みたいなみみっちいネタって好きになれない。
ついに申し込んでしまったメルマガ(^^;で山崎さんが書かれていたとおり、北條さんは「風間伸幸殺し」に興味を抱いた様子。きっとすべてがひとつにつながる…などと決意を込めてゆうとりますが、謎をつなげる気あるんですか、脚本の方?
焼肉屋帰りの3人組と出くわして、とことん小沢さんの進路をふさぐ北條さん。さわやか〜に「悟ったんですよ」とかゆうてますが、しばらく見ないうちに美人度アップしてませんか〜〜!!(すみません、腐ってます) 3人組捕まえて「将棋の歩」呼ばわりして(しっかり小沢さんに逆襲されて)いますが、確かに北條さんの立場なら最前線に飛び出すのではなく、後方から事件の全貌について捉え考察し究明していくほうがベターに決まっています。でも、今頃、君がそれを言うか(苦笑) きっと、一連の出来事でボロボロになっちゃった立場とかプライドのかわりに、なんとか自分のアイデンティティを確立すべく、探し出したのがそれなんだろうね〜。ま、動機や態度はともかく、やるべきことに間違いはないので、頑張れ。
真魚ちゃん所属のテニス部員、前回のでお嬢様学校かと思ったのに、みんなバリバリ茶髪です。途中から入った部員なんだから、へたくそ呼ばわりする前にそれなりのメニューを組んであげるべきだと思うのだが。
美杉家でチラシチェックをする翔一くん。まごうことなき主夫がここに一人。教授ってばまたこんな時間に家にいて。大学の仕事の方は大丈夫なんですか?あいかわらずとてもやさしい教授だけれど、真魚ちゃんにはかえってつらかったりするのだろうか。
美杉家を訪れ、真魚ちゃんに前回の礼をいう氷川くん。なにゆえか手巻き寿司セットを抱えて出てくる翔一君。そこへ北條さんも到着。長身を屈めるように座る氷川くんに対して、背筋を伸ばして真魚ちゃんに相対する北條さん。風谷パパの身近に超能力者がいなかったかと聞かれ、動揺する真魚ちゃん。脚本が何言いたいのか、イマイチ見えません。雰囲気を和らげようとお寿司を勧める翔一君に、喜んでいただいちゃう氷川くん。すっかり染まっちゃってるよ〜!キュウリとトマトの寿司って有りですか?で、横に北條さんいるのにまたしても2人でベタベタのコントやってるし。北條さん呆れるかと思えば、手巻き寿司に引きつってるし。なにか苦手な寿司ネタがあるのか(トマト?(笑))と思ったら、恐怖の簀巻きの記憶が甦ったのね…。ああう、ギャグ参加しちゃってるよ。ネクタイゆるめて。…………(ちょっと煩悩刺激されたらしい(爆))
さて、お子さまサイドは置いておいて(北條さんも子どもか?)、大人達のシリアスドラマサイド。
自称沢木氏はどうやら涼君を助けたいらしく、黒服青年(いつまで入院してるの?)に直談判するも、決裂。
相良氏は(おそらく久々に)自宅にご帰還。カニ型アンノウンに襲われるも一蹴。強い。ほとんどゴーストハウスとなってしまった家の中で、奥さんと仲睦まじく写っている写真に見入る相良氏。奥さん、きれいで、それ以上に優しそう(アギト女性陣の中では珍しいことである)。今はどうしているんだろう。ほかの所に住んでいるのか、それとも…。そこへ、いきなり現れ「過去を追い求めても何も得ることはできない」と言い切る自称沢木氏(←不法家宅侵入)。「その声は…」と、自己を覚醒させた人物だと気付く相良氏。印象的な声だもんね、沢木氏v。長身の男前2人向かい合うシーンは迫力。
沢木氏は相良氏を遺体安置所に連れて行き、涼君を生き返らせるように言う。どうやって入り込んだのやら。びっくりする相良氏(そらそうだ)。「馬鹿なことを言うな」「彼はお前達の未来の姿だ」「俺達はアギトになるんじゃないのか」「彼もまたアギトの一種なのだ」…なんか、すごく核心に迫ってるっぽいですけど。一部の方々が当初予想されていた通り、相良氏が涼君を再生させようとしますが、さすがに無理だった様。そんな神をも恐れぬことがホイホイできたら、いやだ。
切羽詰まった沢木氏は、真魚ちゃんに毒牙を向ける(苦笑)
花火大会に出かける美杉一家プラス居候。教授ってば浴衣がお似合い〜。翔一くんもまあまあ。ここで、「ああ、氷川くんの…」とか「涼君の…」とか「去年の…」(笑)って思っている人、多かったんだろうな。え、北條さん?うーん、なで肩すぎるから似合わないかもなんて思ったり(失礼)。
赤い浴衣もプリティな真魚ちゃんを呼び出すテニス部員。真魚さまを取り囲むなんて命知らずです(余所のネタの読み過ぎ)。結局真魚ちゃんが可愛いからいけないのね。陳腐だこと。パワーアップした真魚ちゃんに逆襲され、逃げ出したけど、次の日学校で悪い噂を流しまくりそうで、コワイ。
車の中でハンドルにもたれぼんやりとする相良氏。バックミラーに写るアンノウンの姿という演出はなかなか。またG3ーXとアギトの共闘だけど、どうなることか。
補足。そういえば夏休みでした。大学は休みですね、教授。
氷川くんが手巻き寿司に飛びついたのって、真魚ちゃんに北條さんが矛先向けた気まずさを和らげよう、と彼なりに気を遣ったのかな。でも一部本気と見た(笑)
北條さん、浴衣よりマタドールの格好の方が似合いそうだ。なんてったってあの細腰…うっとり(腐)