お客さんの意見を取り入れていくことは大切だと分かっていても、その意見をどうやって集めるのか、その方法が分からない。
アンケートは、お客さんの本心が分かりづらく、参考にしかなりません。
それよりも、接客スタッフの一言で分かってしまうものなのです。
※関連コラム:アルバイトの意見を取り入れた理由は、お客さんの意見を知っていたから
接客を中心にした店舗設計にする理由
料理や商品に自信があるのなら、後は売るだけです
お客さんが食べ終わった後に、「どうでしたか?」と、接客スタッフが質問するだけで、お客さんの本心は分かるものです。何度か来店してくれたお客さんなら、なおさら貴重な意見をたくさん教えてくれます。
最近では、お客さんとの接点を大切にしない店舗が増えましたが、上のような接客をしていれば、お客さんに嫌われるということは少ないはずです。提供するだけという店舗は、価格で競争していくしかありません。
「料理や商品には自信がある」と答える経営者が多いですから、それなら後は売るだけです。そして、お客さんの意見をたくさん集めて、取り入れ、料理や商品の内容や質をどんどん上げていくようにしていきます。
お客さんの反応を大切にして、積極的に料理や商品に取り入れる
ぼくは、ピクルスやオリーブ、生ハムやチーズ、野菜やバケットなど、前菜の代わりやお酒のおつまみにする商品は、利益をあまり乗せずに、量を多めに提供するようにし、調理した料理には、しっかり利益を乗せます。
こういったことも、接客をしていく中で、お客さんの反応として感じたものを取り入れた結果です。注文後に最初にテーブルに運ぶ料理や商品、ドリンク類は、お客さんが特に注目するものなので、気を付けています。
接客から調理スタッフへと、こういったお客さんの反応が伝わっている店舗では、その返答として料理や商品を提供するので、内容や質が高くなっていきます。接客を重視する店舗設計は、本当に大切なのです。