第七回

 着色の続きです。今回はツラとヅラです。
 これで長かった作業もお仕舞いです。この辺りまで来るとすぐ終わります。何となく作業が面白くなってきました。
 思い返すと、作業中友人から普通に「キモい」って言われたり、前回のパンツのペイントで「それはハイライトではなく、スケスケ塗装っていうんだ」ってツッコミを食らったり、「すっかりキモエロくなってしまって…」とわざわざ電話してきてくれたり…。正直かなりの苦行を強いられましたが今回でお仕舞いです。

13 フェイスペイント
 目のペイントです。目については細かい作業になりますので失敗しても何回も描き直す事を前提に
      白目(ベースホワイト)  …  ラッカー系
      黒目             …  エナメル系
      ハイライト         …  アルコール系
 の順で塗ります。もう少し大きいキットだと黒目のベースもラッカー系で着色するのですが、こんな小さな物にそんな気遣いは無用です。ってか、出来ません。

     
取りあえずマスキング あとは全体にマスキング

 とにもかくにも眼球部のマスキングです。上のように仮面の忍者赤影ちっくにマスキングテープを貼って、不要部をデザインカッターで切り落とします。コツは新しい刃を使う事と、切りすぎないように注意する事です。
 上手くカッティング出来たら、全体にマスクしてから白色を吹き付けます。

  
ガラスの仮面

 白目だけ塗ってガラスの仮面ってことにして終わりたい気分です。
 あとは適当に目を塗って眉毛ぬって終わりです。

  
こんな感じ

 と、いきたいところですが、個人的に目の塗り分けをハッキリさせたいわゆるアニメ塗りって嫌いなんですよ。

  
かっきり別れていて面白くない

 写真じゃ分かりにくいですが、目の描き方が(自分で書いたんですが)かっきりと別れてきてなんか嫌なんですよ。そんなわけでボヤけさす事にします。やり方は至って簡単、エナメル系のシンナーで塗り分けしている境界線を撫でるだけです。油彩とかでよくするブレンディングってヤツですね。
 ブレンディングをして、乾いたらハイライトを入れて、口描いてフェイスペイント終了です

  
フェイスペイント終了!

12 髪の毛
 さて、髪の毛です。コレをもって今回のルーシーさんは終了です。
 ルーシーさんは生物界では普通あり得ないピンク色の髪の毛をしています。どうでも良いですが、アニメのヒロインって何でピンク色が多いんですかね。
 閑話休題、普通にピンク色を何も考えず塗ってしまうとかなり嫌な感じになります。具体的に言うと、田舎のヤンキーのお姉ちゃんが良く車中をピンク色に染めてキティちゃんグッズを満載にしてるの様を思い出してもらうと解りやすいと思います。S県多いんすよ。田舎物丸出しのセンスのないヤンキー。
 そうならないためにもこういう色はマットに塗らないに限ります


 
マットにならないように気をつける

 毎度の事ですが、光の加減を気にしながら着色してます。
 ハイライトというと、アニメで良く「WW」って感じにジグザグで表現しますが、それをそのままパーツに書き込むのは流石に気が引けます。で、地味好きな自分としては頭頂部をビビット、後頭部周辺を少し白めにして、髪の毛の下部(カーブしているところ)を影付けする事にしました。
 で、ピンク色をそのまま暗くして濃い色にすると、ただの濁色になります。つーことで丸形の色パターン(あれなんて言うんです?)近接にあるムラサキ色を薄く吹いて影つげをしてみました。
 次に噛みの飾りの着色ですが、これはエナメル塗料を使用して筆塗りで書き込みました。ただ、ノーマルの状態だと左右対称で安定しすぎてるので右側を削って少し大きめに作り直しました

  
すこし右側を大きくしました

 あとは前に作っておいたリボンをアルテコでくっつけてツラとヅラをくっつけます


     
合体 リボンに気をつけて腕を取り付ける

 後はスカートと尻と足パーツを取り付けて完成です。

  
完成!

 ノーマルと比べると、ノーマルはちょっとコギャルっぽい(笑)

  
左がノーマル

 俯瞰で撮影。画像は例によって大きくなります。眉毛はちょっとした事故によって少し取れました(笑)
 髪の凸凹は髪の毛がを動かした時波打っちまいました。今回も反省点は多いです。次頑張ろう

  
多分コレがベストショット

 さて、次回の予定は、1/1 Fiat Panda1000 Super i.e.です。

  
1/1 Fiat Panda1000 Super i.e.