第三回

 パーツの組み立てに入ります。
 先ほどの仮組みで問題がなければそのまま接着剤を使った組み立てに入ります。
 組み方については、オーソドックスに接着剤をたっぷり塗りつけて、溶接する事により分割線を消します。
 今回組み立てるニルバーシュは分割線があまり目立たない設計になってます。それでもデカいリフボードを始め、分割線を消す必要があるところがあります。でもまぁ、楽したいのでその辺りについてもちょっと書きます。
5 背中部分の作成
  
真ん中の部分にエアインテーク?が付く 

 まずこのパーツにエアインテーク?を差し込むわけですが、普通に接着すると思いっきり分割線が出ます。アニメのHPに行って確認したところ、設定からして分割線は出るデザインのようです。でもこれじゃぁ模型的に美しくないので、分割線はやっぱり消す事にします。まずは溶きパテをたっぷりと分割線の周りに塗り込みます。
  
溶きパテをもっさりと…

 溶きパテをもっさりと分割線に塗り込めます。この際、かなりもっさりとパテを盛る必要があります。溶きパテはラッカー系溶剤で溶かしているので、揮発により「ヒケ」という現象が起きます。よって薄く塗っておくと、この現象のせいで次の日にはまた分割線が出てきた…なんて事になります。これを「ヒケる」と言います。適当に図解するとこんな感じです
 
 このヒケ対策としてもっさりと塗っておいて、縮む分を補充するわけですね。大体3日も乾かせば問題はないでしょう。
  
これで分割線は目立ちません

 後は紙ヤスリで形を整えます。

6 面倒な部分にある合わせ目
  
エアインテークの合わせ目が気になる…

 写真ではあまり気になりませんが、エアインテーク?の合わせ目が気になります。こういう奥まってる所にある合わせ目を消すには彫刻刀で削るのが一般的です。が、僕はこんな小さな彫刻刀は持ってません。っていうかかなり小さな物でないとこんな所に入らないので今回はプラ板でフタをする事にしました。
 楽な加工の方法なんですが、上の写真のようにインテークの縁に写真の用に適当な色を塗って…

     
ペッタンペッタン 切り出したプラ板

 はんこの様に薄いプラ板に押していきます。これをガイドにしてプラ板を切ると楽に正確にフタを作成出来ます。あとは角を紙ヤスリで整えてフタ完成です。
     
フタ完成 これで目立ちません
 
 これをエアインテーク?にはめ込めるともう合わせ目は見えません。


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