第四回

 パーツの組み立てとディテールアップ、リューターを使った簡単な加工をします。
 リューター…。あると本当に楽です。工作の幅が広がりますよ。
 パテ…、今回溶きパテしか使いません。ヒケるわ、乾くの遅いわ、古くなるとモロくなるわ…あんまり良いところがないけど、手元にエポパテもポリパテも盛りパテも無いので今回はこれにすべてをかけます。ちなみに今回使ったパテは何年も前に買って固まっていたヤツを溶かしたヤツを使っているので、ちょっとどきどきです。
 
7 足の作成とディテールアップ
  
真ん中の合わせ目。相変わらず邪魔

 エアインテーク?の時と同じく、また合わせ目を消しにくい設計になってます。この形状だとプラ板で蓋をするという手もなかなか使えません。そう言うわけで、リューターで深く削って合わせ目を消して同時にディテールアップを図ります。
  
丸いくぼみが削ったところ

 写真がわかりにくくて申し訳ありませんが、リューターの先端ビットで削ってならしました。元々沈み込んでいる部分なので、ついでに素材ギリギリまで削り込んでます

  
かかとの部分

 さて、ランナーから切り離す前から疑問だった踵の部分の謎のワゴン様の作り込みについてです。
 説明書を読んでみると、このキットは変形しませんが、どうやらアニメの方では車形態に変形するらしいです。マクロスみたいなもんですね。で、この踵の部分は車形態時のタイヤと言う事らしいです。

 パーツ部分が途中で切れているのはともかく、タイヤの形状に面白みがないためにタイヤに見えません。そう言うわけで…パテ盛ってみました
     
こんもりと盛る 足の裏にもパテを盛ります

 足の裏にもパテを盛るのはタイヤの加工分を盛り上げるためです。足の裏は平坦になるように削っていきましょう。

 さて、タイヤのディテールアップです。まず、タイヤっぽく見せるためにタイヤの事についてうんちく…
 このキットのタイヤの形状は正面から見ると曲線が強くバイク用タイヤの形です。しかし、径とか太さとか考えるとこんな形はあり得ないです。
 よってパテで整形するわけですが、車用のタイヤにするため正面から見ると角の取れた長方形のシルエットを持たせます。整形の仕方は下図の通りです。
    

 これだけでかなり車のタイヤっぽくなりますが、さらにディテールアップとしてタイヤパターンを付けましょう。これは別のパーツですが、作業としてはほぼ変わりません。固定して棒ヤスリで削る。以上です
     
リューターなどに固定して… ヤスリで端を削ってパターンを彫る

 こうして等間隔に彫り込んでいくと、何となくそれっぽく見えます。まずはタイヤっぽく整形すれば、後は何とかなります。上のタイヤ兼バーニアの様なパーツならばリューターに固定して回すと、面倒な整形用のヤスリがけが一瞬で終わります

作例
     
かかとパーツ バーニア部彫り込んでます

8 足の裏の加工
  
足の裏はノッペリしてます

 タイヤのボリュームを上げた都合上、足の裏もそれに合わせて下駄を履かせる必要が出てきます。簡単にプラ板を重ねて作りたかったんですが…。写真では分かり辛いのですが、この足の裏端の部分に少しRを持たせてあって、単純にプラ板を重ねられません。そこでタイヤと一緒に足の裏にこんもりとパテを持ったわけです。

     
とりあえず足の裏を平坦にして… それから瞬着でプラ板を接着

 頑張って平坦にしたら切り出したプラ板を瞬間接着剤で固定して、踵の整形をします。
 足の裏のブロックパターンは、プラ板で大きく作った方が見栄えも良くて、
接着も楽なんですが、パターンデザインするのも面倒なので、
 後はヤスリで削って整形して足パーツはお仕舞いです

  
足の裏の踵部分は削って整形してます
 


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