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(Apr.-May 2013)
(Compiled by Haruo Hirose)
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(May 28, 2013)

エルヴィス関連番組テレビ放送のお知らせ

2013.05.29 (水) BS-TBS - 23:00〜23:54
SONG TO SOUL 〜 永遠の一曲
 「ハートブレイク・ホテル」の再放送です。



 最近 いくつかエルヴィス関連番組が 放送されました。 再放送があるかと 思われますので、 見逃された方は、 番組HPや 新聞のラテ欄を 細かく チェックして くださいませ。

BS世界のドキュメンタリー
「影の男 〜 マイケル・ジャクソンが認めた振付師」
NHK-BS - 2013.05.24 放送済
 シルク・ドゥ・ソレイユ "Viva Elvis" を演出したヴィンセント・パターソンの "Viva Elvis" 公開までを追った ドキュメンタリー。 マイケル・ジャクソン、 マドンナ、 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 などの振り付け秘話、 秘蔵映像などもあって 面白い内容でした。

ゆらり散歩 世界の街角
「メンフィス〜プレスリーを育んだ町」
BS-TBS - 2013.05.15 放送済
 エルヴィスゆかりの場所を紹介



(May 25, 2013)

ルシア・ラカッラがやってくる、 ヤァ!ヤァ!ヤァ!

 昨夜、WOWOWで 「祖国へ捧げるバレエ "世界のプリマ" ニーナ・アナニアシヴィリの道 (再放送は6/3(月) 深夜1:20 WOWOW) という 私の大好きなバレリーナの ドキュメンタリー番組を やってまして、 まだまだ彼女は 頑張っておりましたけど、 やはり 50歳という 年令からくる衰えは 否めませんでした。

 今、私が観るのを楽しみにしている バレリーナがいまして、 ルシア・ラカッラ (Lucia Lacarra) といいます。 その昔は マルセーユ・バレエ団の ローラン・プティの 秘蔵っ子で、 手足が長く 柔軟な肢体に 表現力も豊かで、 ちょっと 子悪魔的な魅力の 持ち主です。 私は 2004年と2006年に 東京で見て以来ですので、 約7年ぶりのご対面。 今年38才になるので、 そろそろ 彼女も引退かな と思いきや、 何の何の、 新しいパートナーを迎えて、 益々、 ご発展の様子なのです。

 下の映像を見れば、彼女の素晴らしさが 分かっていただけるでしょう。 来週の大阪 フェスティバル・ホールが 楽しみになってきました。

椿姫(マルグリットとアルマン)より

白鳥の湖、第2幕のグラン・アダージョ 新パートナーのマーロン・ディノと

 何でもエルヴィスと結びつけたがるのが 私の悪い癖。 「闇に響く声」で 「バナナ」と歌っていた リリアン・モンテヴェッチ (Liliane Montevecchi) もまた ローラン・プティの 秘蔵っ子でした。 まあ時代は 50年ほど違いますけど。 ローラン・プティが振り付けた 「ガラスの靴」や 「足ながおじさん」に 出演するために アメリカにやってきたものの、 レスリー・キャロンだけが売れて、 彼女は売れませんでした。 たぶん、彼女の フランス語訛りが 抜けなかったのが 問題だったと 私は思ってます。

 数年前に、「10日間で男を上手にフル方法」という ケイト・ハドソンの 映画を見てたら、 リリアン・モンテヴェッチが 出てきたので、 びっくりしたものです。 彼女は 60年代に フランスに戻って、 パリの有名なナイトクラブ 「フォリー・ベルジェール」の トップ・スターになりました。 約10年間、 トップの座にいたのですが、 78年頃、 元宝塚の上月晃が 「フォリー・ベルジェール」に ゲスト出演した時、 これが予想外の好評で、 ロングラン公演となり、 リリアン・モンテヴェッチは 半ば首になる形で、 フォリー・ベルジェールを 去るのです。 彼女はアメリカに渡り、 ラスベガスから ニューヨークに 進出するのですが、 人間、何が幸いするか 分からないもので、 1982年に彼女は ブロードウェイ・ミュージカル 「ナイン」の主演女優として トニー賞を 獲得します。 (彼女の役は 映画版「ナイン」では ジュディ・デンチが 演じました) 81才になる現在も 現役のトップスターとして 舞台で活躍しています。

Bananas - リリアン・モンテヴェッチ (from "King Creole")

現在のリリアン・モンテヴェッチ
御年80才にして、この脚線美、この元気さ。すごいです。



(May 21, 2013)

5月といえば 「思い出のバラ」

 もう 5月も過ぎようとしてますが、 5月になると、 つい口ずさんでしまう 歌があります。 それが 1972年に ブレンダ・リーが ヒットさせた 「思い出のバラ」。 なかにし礼の作品で、 その後 「5月のバラ」と タイトルを変えて、 多くの 日本人歌手によって カバーされましたが、 本家は ブレンダ・リーの 日本語盤です。

 YouTubeって凄いですね。 何となく「思い出のバラ」で 検索してみたら、 上のブレンダ・リーの 日本でのコンサート映像が 出てきました。 60年代中頃になると コニー・フランシスの 人気が落ちて、 代わって出てきたのが ブレンダ・リーです。 何度も来日して、 何枚も 日本語のシングル盤を 出しました。

 「思い出のサンフランシスコ」、 「この世の果てまで」、 「愛の賛歌」など 私は ブレンダ・リーの歌で 覚えました。 日本では恐らく 本家よりも ブレンダ・リーの レコードの方が 売れたんじゃないかと 思います。

I Left My Heart In San Francisco - Brenda Lee (思い出のサンフランシスコ)

The End Of The World - Brenda Lee (この世の果てまで)

If You Love Me (Really Love Me) - Brenda Lee (愛の賛歌)



 エルヴィスの「思い出のバラ」は もちろん違う曲でして、 下の映像は Cleveland San Jose Ballet 団が 1997年に発表した エルヴィスの曲だけからなる バレエ公演 "Blue Suede Shoes" より 。

Mama Liked The Roses - 思い出のバラ (意訳)

母はバラが好きだった。 庭で育てていた
でも、冬になると、 枯れそうになっていた
母はバラが好きだった。 時間があると
居間に飾っては、 子供たちに見せていた

教会のベルが 聞こえてくる朝
泣き出す僕に、 よく母は歌ってくれた
母はバラが好きだった。 でも母の気掛かりは
僕たちの勉強と お祈りのことだった

手元に置いてある 家庭用聖書
中にバラの押し花が 残されていた
それはページの間に 挟んであって
隠れ場所を見つけたかのようだった

母はバラが好きだった。 何よりも好きだった
母の日が来ると、 バラの花を お墓に供えている



(May 9, 2013)

「ライフ・イズ・ビューティフル」

 「サワコの朝」という 阿川佐和子さんの インタビュー番組で、 つい最近のこと、 作家の小川洋子さんがゲストの時でした。 番組の最後に、 ゲストの方の 「今気になる一曲」 というコーナーが あるのですが、 小川洋子さんは 人間の尊厳とか 善についての本を 書きたいとか仰って、 「ライフ・イズ・ビューティフル」 を選ばれたのです。 そして、 映像とともに 「ライフ・イズ・ビューティフル」 の音楽が流れました。 すると 突然、 阿川佐和子さんが 涙を流されたのです。 涙の理由は 話されませんでしたけど、 私は解かりました。 映画「ライフ・イズ・ビューティフル」は 本当に 素晴らしい映画で、 涙なくして見ることが できないのです。 音楽を聴くだけで 涙が出てきます。 阿川さんと私、 同じ感性だと分かって 嬉しかったのですよ。

「ライフ・イズ・ビューティフル」予告編

 そんなことから、 皆さんは 初めて 「見て、泣いた映画」って 覚えてるでしょうか? 年を取ると どんなものでも 泣けてくるものですが、 子供の頃の私は 映画を見て泣くなんてことは 無かったのです。 それが、 今でも はっきりと 覚えてます。 シャーリー・マクレーン主演の ミュージカル映画 「スウィート・チャリティ」 のラスト・シーン。 そこで初めて 私は泣きました。 その場面、 YouTubeで探したら ありました。

 物語を簡単に説明しますと・・・、 安キャバレーのホステス、 チャリティ (シャーリー・マクレーン) はいつも 男に騙されてばかり。 ところが、 ひょんなことから エリート会計士と 知り合い、 プロポーズされます。 身分が違うと 断るチャリティですが、 男の熱意に負けて、 OKします。 やっと 幸せを掴んだかにみえた チャリティだが、 婚姻届を出す時になって、 男が逃げ出して しまうのです。 失意のどん底の チャリティ、 セントラルパークの ベンチに座ったまま 夜を明かします。 朝になり、 ヒッピーの子供たち (フラワー・チャイルド) が現れ、 みんなに声をかけて まわります。 「グッド・モーニング」 「ラブ」。 シャーリー・マクレーンの 声にならない 「ラブ」、 ここが良いのです。 そして、 気を取り直したチャリティは 明るく生きて行く 決心をするのでした。

 今でも 現役で 数多くの映画に出ている シャーリー・マクレーン、 私の好きな女優さん の一人でした。 その彼女が 1990年に来日して コンサートを 開いたことがあって、 私は大阪の フェスティバル・ホールに 見に行きました。 素晴らしく 良かったですよ。 下にアップした映像は その時の公演から ダンス・シークエンス。 歌って踊る シャーリー・マクレーン、 56才でした。



(May 7, 2013)

"I Slipped, I Stumbled, I Fell"
滑って、よろめいて、 (恋に) 落ちちゃった

 あるテレビ番組でデビ夫人が言ってました。 「恋愛って、 しようとして 出来るものでなく、 突然 落ちるものなのよ」。

 「嵐の季節」が 日本で初めて テレビで放映された時、 時間の関係から ミリー・パーキンスの 登場部分が 全てカットされました。 あの時はまだ 「嵐の季節」を 見たことがなかったので、 カットされたのが 残念でしたけど、 今見れば、 特に必要な部分でも なかったような 気がしますね。

 今はもう無いでしょうが、 昔は教育の一環として よく学校から 映画を見に 連れていかれました。 その中の一本が 「アンネの日記」で、 主演がミリー・パーキンス、 共演が リチャード・ベイマーでした。 他にも、 パティ・デュークの 「奇跡の人」とか、 ジャン・ギャバンの 「レ・ミゼラブル」とか 見たのを覚えてます。

 「嵐の季節」に似た雰囲気の映画で、 「草原の輝き」という 名作がありました。 ウォーレン・ビーティの デビュー作で 共演がナタリー・ウッド。 この映画のラスト・シーンで、 ナタリー・ウッドが 昔の恋人の ウォーレン・ビーティに 会いに出かけるのですが、 ウォーレン・ビーティは 別の女性と結婚して、 子供もできて、 平凡に暮らしていた。 つい最近まで ずっと思い違いを していたのですが、 このウォーレン・ビーティと 結婚した女性が チューズデイ・ウェルドだと この数十年間、 私は信じて、 疑わなかったのですよ。 ですが、 今回 調べてみるると、 何と 全然知らない 女優さんだったので、 ショックでした。

I Slipped, I Stumbled, I Fell (意訳)

お前を見ると、ワッ! ビビっと来るぜ!
きっと恋って バナナの皮
気持ち悪い、でも 気持ちいい
俺は滑って、落ちちゃった

熱いキス、バン! 俺は昇天!
きっと恋って アイス・ケーキ
二人でスケート、でも 黙ったまま
俺は滑って、落ちちゃった

ダマされるものか お前の甘い嘘
手を替え、品を替え
迫るお前には 俺もふらふら
ついには ドカンとやられたぜ

膝はガタガタ、頭はグルグル
きっと恋って てんやわんや
傷つくこともあり、でも、楽しい
俺は滑って、落ちちゃった



(May 1, 2013)

"She Thinks I Still Care" 逃げた女房にゃ 未練は無いが・・・

 お前が元気でやってるか、 ちょっと 訊いてみただけじゃないか。 それを、 未練たらたらだなんて 勘違いしやがって。 お前、バカじゃないのか。 まあ元気なら、 それでいいんだけど・・・

She Thinks I Still Care - 何でもないのに (意訳)

ただ 彼女のことを 尋ねただけで
ただ 彼女の名前を 出しただけで
ただ 電話を間違って しただけで
きっと思ってる、 未練があると

ただ 馴染みの場所に 行くだけで
そこが想い出の場所 というだけで
ただ 昔ほど陽気な奴 でないだけで
きっと思ってる、 未練があると

未練がましい俺が 可笑しくても
彼女が元気になれば、 それでいいが
どうして そんなバカな女になったの?
一体どこで そんな情報を得たの?

ただ 彼女のことを 尋ねただけで
ただ 彼女の名前を 出しただけで
ただ 彼女に会って、 あわてただけで
きっと思ってるさ、 未練があると
きっと思ってるさ、 未練があると



(Apr.27, 2013)

"Make The World Go Away" こんな世界 僕はもうイヤ!

 富と名声を引き換えに、 エルヴィスは自由を失い、 大きな荷物を背負わされた。 悲劇の始まりは "68TVスペシャル" の成功から かもしれない。

Make The World Go Away - 想い出のバラード (意訳)

こんな世界 消してくれ
僕の肩から降ろしてくれ
昔のように語り合い
こんな世界 消し去ろう

覚えてるかい、僕を愛してた時のこと
世界が二人を引き裂く前
覚えてるなら 僕を許して
そして、こんな世界 消し去ろう

君を傷つけたなら、僕は謝る
毎日、僕に償わせて
できることなら、僕を許して
そして、こんな世界 消し去ろう



(Apr.25, 2013)

気になる写真集 "Elvis - Aloha Via Satellite"

 コレクターにはお馴染みの Boxcar から 6月10日に発売される 440頁の超豪華写真集。 日本のアマゾンでも 取り扱ってます。



DeAgostini, "Elvis; The Official Collector's Edition"

 これは昨年の暮れに、 米国のデアゴスティーニから 発売されたもの。 限られた Costco店でしか 売られなかったので、 買うのは 諦めてたのですが、 米国のアマゾンで 取り扱いを始めました。 256頁の写真集、 貴重なエルヴィス 関係書類のレプリカ、 DVDが10枚。 この気になる 10枚のDVDの内8枚は グレート・パフォーマンスや エド・サリバン・ショーなど 市販DVDと同じもの らしいです。 残り2枚のDVDに 未公開映像を含む 軍隊時代の記録や ホーム・ムービーなどが 入ってるそうです。



(Apr.22, 2013)

"Let It Be Me" 僕をヨロシク!

 「オン・ステージ (1970年2月)」のアルバムの中から、 「あなたのお気に入りを 1曲選びなさい」 と言われたら、 この曲を選ぶ人が 多いと思いますが、 実際にこの曲が 取り上げられることが ほとんど無いのは、 歌ってる映像が 無いからでしょう。 "Let It Be Me" とは 「それは僕に任せて」 「僕であって」 とかの 簡単な意味なのですが、 歌詞として訳すには 結構難しいのです。

 この曲のエンディングのところで、 エルヴィスが "Take it home" と叫びますが、 これは エルヴィス流の言い方で、 「(演奏を)大きく、 派手にやってくれ」 と言ってるのです。 何かのCDに付いてた 歌詞対訳で 「家に帰ろうぜ」 となってるのがありました。

Let It Be Me - レット・イット・ビー・ミー (意訳)

あなたと出会ったその日から
そばに居たくなりました
だから お願いです
ここに居させて下さい

人の幸せを取り上げないで
もし誰かと付き合うのなら
これからもずっと
僕にして下さい

あなたと会うたび
本当の愛を感じます
あなたの愛なくして
僕はどうなるの?

僕をひとりにしないで
僕を愛すると言って
そして、いつまでも
僕と居て下さい



(Apr.12, 2013) (Apr. 1, 2013)

NHK総合 「SONGS
 放送 4月13日(土)23:00〜

 (再放送 4月18日(木)25:30〜)
15億人が酔いしれた 伝説の一夜を振り返る!
NHK『SONGS』に エルヴィス・プレスリー登場!

 4月13日(土)の NHK総合『SONGS』(23:00〜23:29)は、 全世界で売り上げた レコード枚数は 推定30億枚とも言われ、 音楽業界に 数々の金字塔を 打ち立ててきた エルヴィス・プレスリー (Elvis Presley)の特集が決定。

 番組では、1973年1月14日に ハワイで開催された エルヴィスの 衛星生中継コンサートを取り上げ、 エルヴィスの 数々の伝説を 貴重な映像と共に 振り返る内容に。

 73年当時は コンサートの衛星生中継自体が 史上初の試みであり、 この日 世界30ヵ国以上、 15億人が酔いしれた と言われ、 中でも日本では ゴールデンタイムに放送され 視聴率37.8%を 叩き出し、 神田共立講堂では 当時馴染みのない パブリックビューイングも 行なわれました。 この中継は、 来日したことがない エルヴィスが、 そのキャリアの中で “日本に一番近づいた日” として 知られています。

 また、この衛星生中継コンサートの模様を収めた ライヴ・アルバムの 40周年記念盤 『アロハ・フロム・ハワイ - レガシー・エディション』が ソニー・ミュージックから 4月24日に 発売されることも決定!

 今回の“レガシー・エディション”は、 当日のライヴを収録した DISC1と、 88年になってリリースされた、 公演前日のリハーサルの 模様を収録する 『エルヴィス・アロハ・ リハーサル・ショウ』の 最新ミックスの DISC2の2枚組。 ともに 最新リマスタリングが 施されており、 また、 アメリカで放送する 90分番組 (アメリカのみ 生中継ではなく、 後日録画で放送された) のために ショーの直後に 追加レコーディングした 5曲をボーナス・トラックとして収録。 さらに、 レアフォト、 最新ライナーを含む 豪華カラー・ブックレットに加え、 日本盤ブックレットでは オリジナルライナーの翻訳、 歌詞&対訳、 書下ろし解説 (湯川れい 子、 ビリー諸川) も掲載されています!

 『SONGS』、“レガシー・エディション”ともに、 エルヴィス・プレスリーの 偉大さを振り返るのに 絶好の機会です!



(Apr. 7, 2013)

"Mean Woman Blues" 類は友を呼ぶ

 「ミーン・ウーマン・ブルース」は 50年代エルヴィスの ベスト・パフォーマンスの ひとつだと思うのですが、 何故に シングル・カットされなかったのか?  やはり 歌詞が過激すぎたのが 問題だったと 思います。 1956年に "Paralysed" のシングル・カットの企画が 持ち上がった時、 歌詞の paralysed や hypnotised が麻薬中毒を 連想されるってことで、 却下されました。 1960年発売の 「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」 でさえ、 当時としては かなり歌詞が過激だと 話題になったそうですから。

 「ミーン・ウーマン・ブルース」は エルヴィスがオリジナルですが、 1957年に早速 ジェリー・リー・ルイスが カバーしました。 ところがやはり 歌詞が全面的に 書き直されたのです。

Mean Woman Blues - Jerry Lee Lewis (1957)

Well I ain't braggin', it's understood.
自慢するわけじゃないが
Everything I do, well I sure do it good.
やることなすこと 全てうまく行く

Well, she gotta ruby lips, she got shapely hips,
真っ赤な唇、恰好いい尻
Boy she makes ole Jerry Lee flip.
あいつにはジェリー様も参ったぜ

Well. I like a little coffee, like a little tea.
コーヒーが好き、紅茶も好き
Jerry, Jerry, it's the thing for me.
ジェリーよ、あいつはまさに俺好み

 「ミーン・ウーマン・ブルース」は 多くの歌手に カバーされてますが、 中でも1963年の ロイ・オービソン盤は シングル・チャートの 5位まで上がりましたが、 ロイ・オービソンは エルヴィス版でなく、 ジェリー・リー・ルイス版の 歌詞を歌ってます。 1960年発売の クリフ・リチャード盤は ジェリー・リー・ルイス版と エルヴィス版の合作です。

Mean Woman Blues - Roy Orbison (1963)

Mean Woman Blues - Cliff Richard (1960)

 やっぱエルヴィスのが一番素晴らしいし、 飽きさせません。

Mean Woman Blues - ミーン・ウーマン・ブルース (意訳)

俺の女は根っからのワル
俺の女は根っからのワル
時々、思うぜ、俺にそっくりだと

黒猫だって怯えてた
昨夜、彼女に出会った時
今度の女は根っからのワル
時々、思うぜ、俺にそっくりだと

激しいキス、唇に噛みつく
ほどよい痛みが俺の心をくすぐる
今度の女は根っからのワル
時々、思うぜ、俺にそっくりだと

こんな女は初めてだ
いつも怒ってばかりいる
今度の女は根っからのワル
時々、思うぜ、俺にそっくりだと

愛しても、喜ばない
それが俺を狂わせる
今度の女は根っからのワル
時々、思うぜ、俺にそっくりだと



(Apr. 1, 2013)

 <イベントのお知らせ>
♪ELVIS レコード・コンサート by Kohji(幸治)♪
  “かくれた名曲を見直そう!!”

 ■日時: 2013年 4月28日 (日) 13:30 開場 〜 17:00
 ■会費: 2,500円 (珈琲or紅茶付)・・・<予約制>
       お席に限りがありますので、ご予約はお早めに!!
 ■内容: ★ ELVIS お楽しみ映像 !!
       ★ レコード・コンサート by Kohji(幸治)
       ★ Kohji(幸治) ミニミニ ライブ♪
 ■場所: 神戸産業振興センター (地図)
       10階 レセプションルーム1001「あじさい」

 * 詳細はチラシを見てください

(チラシ拡大)


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