www.ElvisWorld-Japan.com

(Feb.-Mar., 2014)
(Compiled by Haruo Hirose)
www.ElvisWorld-Japan.com


(Mar.19, 2014)

Suspicious Minds - 1970年8月14日、ミッドナイト・ショー

 1970年8月14日のミッドナイト・ショーとは、 映画「エルヴィス・オン・ステージ」の中で、 オーケストラの背後に やぐらを組んで、 そこに カメラを据えて、 客席の全体像や 観客の表情を 撮影した時の ショーなんですが、 そのショーを ファンがバルコニーから 8ミリ・カメラで 撮影した映像が 見つかりました。 そこで、 MGMの映像と ファンの映像を 合体させてみました。 本当に エルヴィスって 色々と やってくれますね。

 これはエルヴィスが ジョニー・キャッシュのメドレーや、 「オー・ハッピー・デイ」を 唯一歌った時のショーで、 この「サスピシャス・マインド」の音は 本当のこの時の音ですから、 RCAが録音してなくても、 MGMは録音していたのですよね。



(Mar.12, 2014)

毎月19日は「立川エルヴィスの日」

立川シネマ・ツー (JR立川駅より徒歩6分)
東京都立川市曙町2-42-26  (地図)

「エルヴィス、ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」(極音) 上映
 3月19日(水)  @ 13:00 〜 A 20:20 〜



(Mar.10, 2014)

"Wandering" 汝、流転の人生を嘆くなかれ

 映画「エルヴィス・オン・ツアー」の中で、 出番前のエルヴィスが 少し口ずさでる歌が ありますよね。 長年、その歌の正体が 解からなかったのですが、 やっと 解かったと思ったら、 それが "I'll Never Fall in Love Again" の原曲だということで、二度 驚いた次第です。

 エルヴィスが歌っていたのは "Wandering" という 米国のトラディショナル・ソングで、 1930年代の大不況の時代、 出稼ぎ労働者のあいだで ヒットしたそうです。 1930年代、 ルーズベルト大統領は 失業者対策のために、 ニューディール政策を 打ち出し、 ダムや道路、 鉄道建設などの 公共工事に 多額の資金を投入しました。 工事のために かり出された労働者たちが、 いつまでたっても 故郷に帰れない 身を嘆いて 歌ったようです。 イギリスのパブでも よく歌われていたようで、 トム・ジョーンズが 初めて "I'll Never Fall in Love Again" を聴いた時、 すぐに 原曲が "Wandering" だと 解かったそうです。

 また、エリア・カザンの問題作であり、 エルヴィスの登場とダブル 1957年の映画、 「群集の中の一つの顔」 (A Face in the Crowd) の中でも、 主人公が少し この歌を歌っています。

I'll Never Fall In Love Again  最後の恋 (意訳)

幾度もの恋をして
分かってるつもりでいたが
悪態をつくお前とは
もう、やってられない

こんなことじゃ
もう二度と恋なんてできやしない
恋なんて、もう二度と恋なんてしない
いいかい、もう二度としないさ

いとも簡単に心を捧げ
誇りも棄てちまったが
お前が他の男に恋をした時
俺は泣き崩れた

こんなことじゃ
もう二度と恋なんてできやしない
俺が言ってるのは
恋なんて、もう二度と恋なんてしない
いいかい、二度としないさ

恋なんて、二度と恋なんてしない
どうか、二度と恋なんて させないでくれ



(Feb.27, 2014)

メテオ・クレーター

1979年公開で、ショーン・コネリー主演の映画に 「メテオ」 というのがありました。 メテオとは 流星のことで、 米国のアリゾナ州に 巨大なメテオが落下した隕石跡の クレーターがあり、 通称メテオ・クレーターと 呼ばれています。 そのメテオ・クレーターに エルヴィス御一行様が 立ち寄ってる映像が 残されています。 よく見かける映像ですが、 そこが メテオ・クレーターであることは あまり 知られていません。

 1967年6月10日、 エルヴィスはメンフィスを発ち、 「スピードウェイ」撮影のため、 ロサンゼルスに 向かいました。 プリシラやバーノン、 取り巻き連中の 家族まで大勢を 引き連れた旅行は、 初めてだったと思います。 大型バスに 乗用車数台を連ねて、 観光がてら、 数日かけて行ったのです。 この時の模様が ジョー・エスポジートによって 8ミリ・カメラに 収められました。

 1967年6月13日に、 エルヴィス一行が フラッグスタッフに 泊まった記録が 残ってますので、 フラッグスタッフから 東に1時間の距離の メテオ・クレーターは この日の前後に行ったと 思われます。 ビデオをよく見ると、 "Pittman Valley Rd" という標識が 見えます。 ここは フラッグスタッフの 西隣のウイリアムス という町にあり、 「ルート66」から グランド・キャニオンに向かう 分岐点です。 他にも アリゾナと ニュー・メキシコの 州境の建物も見えます。 フラッグスタッフを 東西に横切ってるのが 旧国道「ルート66」です。 エルヴィスはここを 通っていたのでした。

 「ルート66」。 ジョージ・マハリス、 マーティン・ミルナー主演のドラマ。 懐かしいですね。 私が中学生の頃、 フジ・テレビ系列の ゴールデン・タイムに 放送されていて、 欠かさず見てました。 私も「ルート66」を 通ったことがあって、 その時は懐かしく 思い出されました。

 ちょうど20年前に、 私はラスベガスを拠点に 2泊3日の 「ビッグ 5 ツアー」 というのに 参加しました。 ラスベガス → ザイオン国立公園 → レイク・パウエル(泊) → モニュメント・バレー → グランド・キャニオン(泊) → ルート66 → フーバー・ダム → ラスベガス というコースでした。 20年位前は、 アメリカ大西部の 自然を楽しむ パッケージ旅行は まだあまり無くて、 私は「地球の歩き方」を見て 行ったのでした。 今は 色んなツアーが 出てるようです。

 有名景勝地については ここに 詳しいです。 「グランド・サークルの旅



(Feb.17, 2014)

エルヴィスな映画のお知らせ

映画『ガンズ・アンド・ギャンブラー』 (Guns, Girls and Gambling)

 エルヴィス・ネタ満載のこの映画、 アメリカ版予告編には エルヴィスの歌も 3曲、入ってます。 残念なことに、 知った時には 東京での公開は 終わっていました。

Guns, Girls and Gambling - Trailer

公式サイト

ヒューマントラストシネマ渋谷  2/5 〜 (既に終了)
シネ・リーブル梅田  3/1(土) 〜 公開予定



(Feb.15, 2014)

Elvis Presley @Jimmie Rodgers Memorial 1955

 新しい映像が発見されたついでに、 1955年5月25〜26日に ミシシッピ州メリディアンで催された 「ジミー・ロジャース・メモリアル」 の現存する映像を まとめてみました。

 * 1:11〜 テキサスのDJ兼歌手のチャーリー・ウォーカーとエルヴィス。 確か この映像は 数年前に Elvis Unlimited が出した 写真集についてたもの。

 * 2:38〜 ジミー・ロジャース・スノーとエルヴィスが 車のボンネットに乗って パレードしてる映像は 初めて見るものです。 ジミー・ロジャース・スノーは ハンク・スノーの息子で、 ファンであった カントリー歌手、 ジミー・ロジャースの名前を 息子に付けたのです。 パレードの 車列の中に ハンク・スノーや アーネスト・タブの 姿も見えます。

 * 3:05〜 このエルヴィスの映像も初めて見るもので、 1955年5月のフロリダ・ツアーの時に 撮影されたもの ではないかと 噂されてます。

 BGMの「忘れじの人」 (I Forgot to Remember to Forger) のライヴ録音は、 2年ほど前に 発見されたもので、 まだ公式には CD化されてません。 「忘れじの人」って、 素晴らしい 日本語タイトル ですが、 1955年暮れに 岸恵子主演で 「忘れじの人」 という映画が 公開されてまして、 恐らく この映画のタイトルを 無断拝借したものと 思われます。



(Feb.15, 2014)

Lisa Marie Presley "Live" at Blue Note Tokyo

公演日: 2014/4/8 〜 4/10、 (毎夜 19:00/21:30 の2回公演 / 全6回公演)
座席・料金: 自由席 \8,500. (飲食代別料金)
Blue Note Tokyo 2014/2/16(日)〜 一般予約開始、 予約はこちらからアクセス・地図
e+ (イープラス) でも チケットが買えます。
 2014/2/24(月) 11:00 〜 一般発売 (チケット・リンク



(Feb.11, 2014)

エルヴィス関連映画・公演情報

毎月19日は「立川エルヴィスの日」  @ 立川シネマ・ツー (JR立川駅より徒歩5分)
「エルヴィス、ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」(極音) 上映
2月19日(水)  @ 12:45 〜 A 20:45 〜



e+ (イープラス) でも チケットが買えます。 (チケット・リンク
 2014/2/10(月) 12:00 〜 2014/2/14(金) 18:00 プレオーダー受付中
 2014/2/24(月) 11:00 〜 一般発売

Blue Note Tokyo への直接予約なら こちら



(Feb. 8, 2014)

フィギュア・スケートを見ると 思い出す

 冬季オリンピックが始まりましたが、 女子の フィギュア・スケートを 見るたびに思い出す ことがあります。

 1976年、エルヴィスは テレビのフィギュア・スケートの 中継を見ていました。 あまりに熱心に見ている エルヴィスに、 取り巻きのひとりが 尋ねたのです。 「好きなタイプじゃない?」。 エルヴィスは 「そうだ」と 答えました。 その時、 テレビに映っていたのが、 インスブルック・オリンピックの 金メダリスト、 ドロシー・ハミル でした。 彼女は明らかに エルヴィスの 好きなタイプですね。 エルヴィスだけでなく 彼女は 世界の恋人に なりましたけど。

 当時のドロシー・ハミルの髪形は ハミル・カット と呼ばれ、 日本でも 人気があったのですが、 そのカットは ニューヨーク在住の日本人、 須賀勇介 という人が 考えたもので、 彼は黒柳徹子の たまねぎ頭 を考案した人 でもあるのです。 まさに 「徹子のヘア」 の考案者ですね。

 ドロシー・ハミルは 1976年のオリンピックのすぐあと、 プロに転向するのですが、 彼女のマネージャーを ジェリー・ワイントローブが 務め、 彼女の衣装を ビル・ビリューが 担当しました。 グレースランドの 有名人訪問者リストの中にも 彼女の名前が ありました。

 黒柳徹子は 1971年末から1972年末まで、 ニューヨークに遊学しており、 丁度、 エルヴィスの マジソン・スクエア・ガーデン公演 と重なってるので、 黒柳徹子が エルヴィスを 見に行ったかどうか 気になるのですが、 「徹子の部屋」に シンディ・クロフォードが 出演した時、 シンディの息子の名前が プレスリー (Presley Gerber) というのを、 黒柳徹子が 気にしてた 様子でしたが、 それ以上の追究は ありませんでした。



(Feb. 5, 2014)

エルヴィス関連 テレビ情報!

今夜 2014.2.5 (水) BS-TBS 21:00〜21:55
 極上のクルーズ紀行 「女王という名の蒸気船で往く ミシシッピ川クルーズ 〜 エルヴィスとともに巡る 懐かしきアメリカ南部の町」 (放送内容)



(Feb. 5, 2014)

レッド・ウェストという人

 レッド・ウェストという人は、 エルヴィスの友人であったがために、 うまく その立場を利用して のしあがったかのように 思われがちですが、 実際は違います。 レッド・ウェストが 俳優として 初めて エキストラ出演した映画は、 1959年公開の ジュール・ヴェルヌ原作のSF大作 「地底探検」 (Journey To The Center Of The Earth) で、 主演はパット・ブーンでした。 そこで知り合った パット・ブーンに 彼は自作の曲を 売り込むのです。

 パット・ブーンは 1961年4月発売の「涙のムーディー・リバー」 (Moody River) のB面に レッド・ウェストの曲 「恋の旅路」 (A Thousand Years) を選びました。 「涙のムーディー・リバー」は 全米No.1の 大ヒットとなり、 ミリオン・セラーとなりましたので、 当然なから、 レッド・ウエストの懐にも 100万枚分のロイヤリティが 転がり込んだのです。

A Thousand Years - Pat Boone (1961)

 エルヴィスが初めてレッド・ウェストの作品 「忘れ得ぬ人」 (That's Someone You Never Forget) を録音したのが 1961年6月25日ですから、 明らかに パット・ブーンの後追い だったわけですね。

 トロイ・ドナヒューの主題歌 「恋のパームスプリングス」 (Live Young) が 日本でもヒットした 1963年の映画 「パームスプリングの休日」 (Palm Springs Weekend) にも レッド・ウェストは エキストラ出演しており、 この時に知り合った ロバート・コンラッドは 自身が主役の人気TVシリーズ 「ワイルド・ウエスト」 (The Wild Wild West) に彼を何度も出したり、 続く "Baa Baa Black Sheep" では レギュラーの役を与えたり、 彼の俳優としての才能を 開花させるのです。

Baa Baa Black Sheep (タイトル・クレジットに名前がでるようになる)

 レッド・ウェストは曲を提供するだけでなく、 自ら何枚かのシングル盤も 出してまして、 こんなのもありました。 レッド・ウエスト・コンボの メンバー構成は 分からないのですが、 B面の曲の クレジットから推測するに、 Sid Manker (Lead Guitar), Tommy Cogbill (Base), Bobby Emmons (Organ), Red West (?) だったと思います。

My Babe - Red West Combo (1963)


www.ElvisWorld-Japan.com

Go to: Previous Elvis News(Jan. 2014)
Go to: Previous Elvis News(Oct.-Dec. 2013)
Go to: Previous Elvis News(Aug.-Sep. 2013)
Go to: Previous Elvis News(June-July 2013)
Go to: Previous Elvis News(Apr.-May 2013)
Go to: Previous Elvis News(Feb.-Mar. 2013)
Go to: Previous Elvis News(Jan. 2013)

And More & More Elvis News since 1996.
www.ElvisWorld-Japan.com