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最終更新日:2003年07月16日

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2003/9・10   暑い夏に上手な水分補給

 皆さん、今年の夏を元気に乗り越えられましたか?夏バテには体力を消耗しないように適度な休養と十分な睡眠を取ることももちろん大切ですが、上手な水分補給も大事な要素です。夏の疲労の原因は体内の熱が上手く発散しない「熱こもり型」と冷房や冷たいものを飲み過ぎる「冷え型」があります。あまり体を冷やさないようにしっかり汗をかくことが疲労回復の決め手です。
 こんな時にレモンやオレンジの生きたビタミンCをお砂糖の入っていない炭酸水で割って一緒に摂ると体を活性化し汗腺を開いて汗を出しやすくしてくれます。老人から乳幼児までどなたにもおすすめです。
 ジュースやアイスクリーム等のお砂糖がたくさん入っている飲食物は水分が汗となって出た後にお砂糖が体の中に残り飲む前よりも更にのどが渇きます。おまけにお砂糖を体から追い出すためにビタミンCとB1、カルシウムが消費されるために夏バテの大きな原因となります。

                

 

 

2003/7・8   
  

 

 

2003/5・6   イオン飲料にご注意!!
  スポーツ後やお風呂上がりにはもちろん、のどが少しでも渇けば水分補給のつもりで気軽にスポーツ飲料を利用する光景がよく見受けられますが大変危険な落とし穴があります。お砂糖が思いのほか多量に含まれているのです。缶コーヒーやジュースには1本で25g位入っていますがイオンサフライ飲料等と呼ばれる顆の飲み物でも15g位は入っています。むし歯の元になることは言うまでもなく、余分なお砂糖を体から追い出す際にカルシウムやどタミンBlを浪費してしまう為、疲れ易くなったり風邪をひき易くなったりします。真夏の体力消耗時やひどい脱水時には点滴の代わりとして有効でしょう。お薬として使うような性質の飲み物なのに「生後3力月からニプルをつけて飲ませましょう」と宣伝・表示している乳幼児用も最近多数販売されています。1歳半値診で減少していたむし歯が急増しています。むし歯を作る実験をしているようなものです。3歳以下はおやつや飲み物のお砂糖は「ゼロ」・料理は薄昧で!


 

         新人です 
 こんにちは!3月18日に入社したばかりの歯科衛生士の沖田です。4月から社会保険の本人の自己負担率が2割から3割に引き上げられました。家計の負担が増える事ばかりで頭が痛いですよね。ところでむし歯は感染症だと言うこととはご存じですか?生後19力月から31カ月の間に将来むし歯になりやすいかどうかが決まってしまうのです。この間に主に母親(育児の中心になっている人)からむし歯菌は感染するのです。母親がきちんとむし歯を治療していないと子供もむし歯になりやすくなり治療費も多くかかってしまいます。育児も大変でしょうが親もお口のケアを心掛け子供にも正しいむし歯予防の習慣を『しつけ』ておけば歯医者に払う治療費も少なくてすみますし、何よりも子どもさんが痛い目に合わずにすみ親の苦労も半減しますよ‥そのためにも3ヶ月毎の定期健診はとても大切です。

 

 

2003/3・4   改装とフッ化物洗口
  昨年5月に院内全面改装を果たし12月に開業20年を迎えました。今春から健康を守り育てる歯料医療を担う歯料衛生士を1名増員し、更にパワーアツフして皆様のお口の健康に邁進していく所存です。1回の定期検診が2万円の治療費の節約になるとの研究があります。しかし個人の診療所では出来ることに限界があります。幸い守山市ではフツ化物洗口の実施により小学生の虫歯が7割減と輝かしい実績を挙げることが出来ました。守山市関係各位のたゆまぬ努力の賜と頭の下がる思いです。この努力を無駄にすることなく、80才で20本の歯を残す目標を実現可能なものとすべく、本年4月からの中学校フツ化物流口実旛が最重要課題です。皆様からも守山市や学校の先生に希望の気持ちをお伝え下さい。

 

 

2003/1・2   ガムの意外な効用
  長時間ガムを噛むことによる更に意外な効用が実証されつつあります。茨木の吉原正彦先生が先日の小児歯科学会の中で非常に興味深い発表をされているのを聞くことが出来ました。話の内容は、小さい頃からむし歯が出来ないようにきちんと管理させてもらっているのに次々とむし歯が出来てしまったり、歯周病が重症化してしまったりする悪者さんがおられて、自分は何をしてきたのかと虚しくなることに対して、岡山大学小児歯科講座岡崎好秀先生の助言もあり、ガムを日に1回20分以上噛んでもらうようにした所、唾液の量や質及びPHが飛躍的に良くなり、口の状態が大きく改善したという報告でした。この時使用されたガムは国産のチューインクボールというキシリトールガムで、リンコポリフェノールも多量に含まれてるとてもおいしいガムです。ナチュラと同じように味が長持ちするように設計され、ガムの質も良いので、長時間噛むガム療法に適しています。


 

           新年の挨拶
 あけましておめでとうございます。 年末の忘年会ラッシュをなんとかこなし、おとそ気分も覚めやらぬうちに仕事始め、そうすると新年会のシーズンですね。年の始めのおめでたい雰囲気で思いっきりはじけたいものです。 でも、べろべろに酔っ払って帰宅すると、お風呂に入るのも歯磨きするのもおっくうで、そのままごろんてなことになっちやいます。それが習慣化し、ふと気が付いたら歯周病とむし歯で歯はぼろぼろということにもなりかねません。 寝る前のフラツシソクを忘れるほど飲みすぎないよう気を付けたいものです。いえ、自分にだけ言い聞かせているのではありませんよ。

 

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2002/7・8   20才の記念に 禁煙を!!
 たばこを初めて吸い始めるのはいつ頃と思われますか?たばことアルコールは20才からと法律に定められていますから20才からが大多数ではないかと思われがちですが、実は、14〜15才がピークになっています。20才過ぎてから吸い始めるのはたばこを吸う人のわずか1割に過ぎないのです。友人から誘われたり、クラブの先輩から、親や兄弟姉妹から誘われたりと身近に存在する人からがほとんどです。忘れてならない大きな問題は小中学生にとって一番のお手本になる最も身近な大人である学校の先生が吸っているケースです。

 

 

       学校、特に、小学校、中学校の全面禁煙を!!
 喫煙者の9割は20才までに吸い始めます。一番多いのが中一の5月のクラブが始まる時です。教職員の喫煙は生徒から見られています。学校内ではどんなに隠れて吸っても説得力はゼロです。20歳を過ぎれば吸おうという人は激減しますので、如何に防煙教育を徹底するのかが大事です。同じくたばこ自販機の撤廃をするべきです。利用者の大半は20才以下の若者です。凶悪少年犯罪者の殆どすべてが喫煙者という事実があります。喫煙者=不良ではないですが、非喫煙者から凶悪犯罪者が出ないことも事実です。犯罪対策会議を何回も開くよりも徹底した禁煙教育をめざす方がより簡単で効果的でしょう。

 

 

 

 

 

2002/5・6   食卓から飲物を外しましょう
                 噛むことの大切さ  
食の乱れが叫ばれて久しいですが、そんな中でせっかくお母さんが頑張って作った食事を飲物で流し込むようなことになっていませんか。ある調査によると小学生の80%が食事の時に飲物で食べ物を流し込んでいます。このような習慣は噛む回数を減らし唾液の減少につながります。唾液が減ると免疫力が落ちカラダ全体の抵抗力が低下します。食卓には飲物を置かないことが大切です。また水分の多い調理も考えものです。「納豆ご飯」「卵かけご飯」などでついつい食事時間の節約をしていませんか。食材の扱いも細かく切って食べやすくするのは入れ歯を装着した人の食事でもない限り噛むことが無理なことになります。噛まない食事の代表としてよく取り上げられるカレーライスもざっくり大きく切った肉や野菜を入れることで噛む食事にたちまち変身してくれます。もう一つ考えて頂きたいのは前歯でかじる食事です。歯並びの悪い子は前歯で噛まず奥歯で噛んでいます。前歯で噛む刺激は上あごを発育させ良い顔と歯並びを作ります。

 

 

 

 

 

2002/3・4   キシリトール使用法
 むし歯はミュータンスという細菌によって引き起こされる病気であることは良く知られています。この細菌は生まれた時には口の中にまだ住み着いておらず、生後6ヶ月位の歯が生え始めた時から2才までに住み着くようになります。ミュータンスさえいなければむし歯にはなりません。ですからミュータンスの感染さえ防ぐことが出来れば、これ以上効果的なむし歯予防は有りません。ところが日本人はむし歯経験のある人が非常に多く、ミュータンスを多くの人が持っています。感染を防ぐことが出来そうな方法が、昨年に新しく出された海外文献の中に有りました。それは「母親が子どもが2才になるまで、キシリトールを摂取し子育てをするとミュータンスの感染が低下する」というものです。

 

 

 

 

 

2002/1・2   ごとう歯科ヒッポクラブ
          〜8020への第1歩〜
 当院に通っている12歳以下の子どもさんは2001年8月より自動的にごとう歯科ヒッポクラブに入会して頂いております。ちなみにヒッポとは、動物のカバさんのことです。そして3ヵ月毎の定期的な管理を受けて頂くようにごとう歯科スタッフー同お待ち致しております。
 日本ヘルスケア歯科研究会のデータでは、定期管理を受けている12歳児の子どものうち64%が永久歯のむし歯が1本もありません。(全国平均は18%)更に乳歯の時から定期管理している子どもは83%にもなります。
 日本ではこのような予防管理は保険が効きません。それでも将来的に治療に要する費用を考えれば定期管理を受け予防に努めれば定期健診1回につき2万円の節約になるという試算があります。
 8020を実現するために3月月毎の専門的なケアを担当歯科衛生士が責任を持ってさせて頂く「ごとう歯科ヘルスケアクラブ」にも是非こ参加下さい。

 

 

  あなたのお口の健康を元旦に考えてみませんか
 2002年を迎え、年の初めに、皆様と共に口の健康に、ついて考えてみたいと思います。 むし歯を早期に見つけて早期に治療をするとどうなるでしょうか。詰め物やかぶせは口の中の厳しい条件にさらされ、遅かれ早かれ壊れたり外れたりして再治療を繰り返すことになります。来年4月に健康保険の負担率が引き上げられることになっており、近い将来5割負担になることもほぼ決まっています。痛い目をして頑張って歯を治療した結果が入れ歯になっていくのです。これからは治療より予防の時代。3ヵ月毎の歯の定期管理を受けている人は、受けていない人に比べ歯を失う割合は1/4に減少します。
 当院の健康を守り育てる歯科医療システムに是非ご参加下さい。

 

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2001/11・12 たばこをやめてみませんか?
            禁煙指導スタート
 歯並びが悪く、かみ合わせが深いために口の中が狭い人はカラダヘの酸素の取り込みが不足し、頭痛、肩こり等の色々なカラダの不調を来します。たばこを吸うと酸素を取り込む前にカラダに一酸化炭素(C0)が取り込まれてしまい、結果として同じように酸素不足を生じることから、頭痛、肩こりを始めとしたカラダの不調が生じます。禁煙指導しますと半日位でカラダからCOが急速にぬけていきますので1〜2週間もすると体調が急速に良くなってきます。当院ではニコチンパッチやニコチンガムを使って、あまりしんどい思いをせず、楽に禁煙出来るようにお手伝いしています。たばこは歯周病の最大の原因と考えられています。たばこを吸っている人ばこ自分の歯を守るためや周囲の人の健康を害することのない様に、そろそろたばこをやめてみませんか?
歯並びが悪く、かみ合わせが深いために口の中が狭い人はカラダヘの酸素の取り込みが不足し、頭痛、肩こり等の色々なカラダの不調を来します。たばこを吸うと酸素を取り込む前にカラダに一酸化炭素(C0)が取り込まれてしまい、結果として同じように酸素不足を生じることから、頭痛、肩こりを始めとしたカラダの不調が生じます。禁煙指導しますと半日位でカラダからCOが急速にぬけていきますので1〜2週間もすると体調が急速に良くなってきます。当院ではニコチンパッチやニコチンガムを使って、あまりしんどい思いをせず、楽に禁煙出来るようにお手伝いしています。たばこは歯周病の最大の原因と考えられています。たばこを吸っている人ばこ自分の歯を守るためや周囲の人の健康を害することのない様に、そろそろたばこをやめてみませんか?


 

 たばこを吸っている家族と暮らしている9才女児の歯肉の着色。  長年のヘビースモーカーである50才男性の口の中。歯の喪失。

 

 意志の弱い方でも簡単にたばこをやめられるニコチンガム(ニコチンパッチを併用しないと失敗しやすい。)  歯肉が黒く着色するだけでなく、やがてシミ・そばかすも多発し顔が黒くなります。

 

 

2001/9・10 むし歯はうつるの!?  
 むし歯は皆さんご存じのようにミュータンス(菌)が酸をつくり出して歯を溶かす病気です。口の中にミュータンスがいなければむし歯になりません。逆にミュータンスが住みついていると日頃の歯ブラシではなかなか口の中から追い出すことはできず甘い物(お砂糖)を食べるとむし歯になります。この厄介者のミュータンスは皆さんの口の中にいつから住みついているのでしょう。生まれつき持っている人は一人もいません。人は生まれると6ヵ月位から歯が生えてきます。この頃から2〜3歳までの間に周囲のミュータンスを持っている大人からうつされます。ですから3歳までの間にミュータンスが住みつかないように、周囲の人が気をつけていれば一生むし歯知らずで過ごすことが可能です。「あの人はちっとも歯を磨かず、甘い物をいつも食べているのに1本もむし歯がない」といわれる人がいますが、きっとミュータンスを口の中に持っていない人なんでしょうね。
 では、既にミュータンスにたくさん住みつかれている人はどうしたら良いのでしょうか。ミュータンスのつくる酸に溶かされない丈夫な歯にすることです。歯の質を強化するためにフッ素を使いましょう。(安全で効果的なフッ素の使い方については、次の機会にこ紹介致します。)


 

2001/7・8  キシリトールガム「ピュアラ」
  以前ご紹介しました、「ナチュラ」が「ピュアラ」という名前で全国販売されることになりました。 当院では、大人でも子どもでも、片噛みによる顔や口元のゆがみが認められる場合は、キシリトールガムによるガム療法を行うように指導しています。
 キシリトールガムを愛用していただいている患者さんの声をご紹介致します。「キシリトールガムは、歯を大切にするための食生活に対する意識がすごく高められました。自然と間食も減り、ダイエット効果も有るようで良く噛むことの効用と喜んでいます。朝、目覚めたときも、歯の表面がつるっとしていて気持ちが良いんです」。

 ※ キシリトールはむし歯予防で有名になっていますが、フッ化物の応用を抜きにして、キシリトールのみにむし歯予防を期待しても、効果は挙がりませんのでご注意下さい

 

 

 

 

 

2001/5・6  ピジョンのおしゃぶり
 以前にヌークのおしゃぶりを紹介致しましたが、昨年9月より、ピジョン社が東大講師の西原克成先生の指導を仰ぎ、鼻呼吸促進用のおしゃぶりを販売しています。販売担当の方は、長年に渡りおしゃぶりを販売してきましたが、「口の正常な発育のことまで頭にありませんでした」と話されていました。製品の裏書きを引用しておきます。離乳が始まり言葉を発するようになると、赤ちゃんの唇は開いてきて口で呼吸するクセがつく場合があります。ほ乳類で口呼吸が可能なのは1歳前後以降の人類だけに限られます。話をすることによって起こった人類だけの構造なのです。口呼吸は鼻のように清浄・加湿機能がないため、大切な器官が集まるノドに免疫系の障害が発生する恐れがあります。おしゃぶりを使って鼻呼吸を促しましょう。

         

 

 

 2001/5・6 水道水フッ素化
 水道水フッ素化について新聞上で取り上げられる機会が増えていますが、目にとめられたことはありますか?様々なフッ化物の応用の中で、最もむし歯予防効果の高い方法です。欧米では早くから水道水フッ素化が実施され、すばらしい結果が出ています。一方、日本では水道水に添加されるフッ素濃度と桁違いの濃度のものを飲用した場合の副作用を唱えて反対する意見があるのは残念です。歯について治療のみでなく、予防、健康増進に関心をもつ人が増えていることは喜ばしいことです。当院では次善の策としてフッ化物洗口やフッ化物ジェルの塗布等のご家庭で出来る方法をお勧めしています。

 

 

 

 

 

2001/3・4  
 

 

 

 

 

 

2001/1・2  A Happy New Century ! !
 世紀が改まるという大きな節目には、願っても出会えるものではありません。ましてや、1000年区切りの時間の流れに遭遇できるということは、何と幸運なことでしょうか。新しい世紀を迎えたことを素直に喜びたいと思います。さて、気持ちは新しく昨日とすっかり変わったように思われますが、残念ながら治療を続けなければならない方もいらっしゃるのではないでしょうか。どうか最後まで、治療をしてください。そして二度と歯の痛みを感じなくてすむように、定期健診を含めた予防を私たちといっしょにがんばりましょう。予防のキーワードはフッ化物とキシリトールです
              皆様の健康を願って

 

A Happy New Year & Century!!
 


 

 2001/1・2  ビタミンCと歯周病
 歯周病は色々な要因が複雑にからんでいる病気です。その中で全身的要因として、良質なタンパク質を摂っているか、十分な休息(8時間以上の睡眠)が取れているか、糖尿病等の内科疾患の有無等が考えられます。こうした点については歯ブラシ以上に難しい要素です。これら全身的要因に非常に有効な方法があります。それがビタミンCの大量療法であり、1000r/日以上摂ることで、歯ぐきからの出血や腫れ等の歯周病の症状を軽減してくれます。せっかく摂ったビタミンCは、タバコ、アルコール、カゼひき、疲労、精神的ストレス等によって簡単に壊れてしまいます。朝、目覚めた時に、口の中が粘っこい感じがしませんか。お肌かさかさにビタミンCが効くとされていますが、お口の中のお肌は歯ぐきということですね。

 

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2000/11・12  バーリーグリーン 歯周病に青汁療法!!
 ごとう歯科ヘルスケアクラブ会員の皆様の中で、個別プログラム(フッ素の応用キシリトールを使ってガム療法うがい等)にマジメに取り組みPMTCを定期的に行っていたのに、時々歯肉が赤く腫れて来られる方がいらっしゃいます。大抵は仕事が忙しかったりカゼをひいたりと体調を崩されている場合が殆どです。こうした緊急の場合、抗菌剤等の飲み薬や、消毒力の強いうがい薬をお渡ししていますが、ぐずぐず長引く場合があります。こんな時に大麦の若葉のエキスで作られたバーリィグリーンという青汁をクチュクチュとうがいをしてそのまま飲み込むと、体調を整え免疫力を高める働きがあります。そのようなことでけっこう症状が軽くなります。調子の良い方でも消毒力の強いうがい薬に長期間頼り続けるよりも、カラダの免疫力を高めることで歯ぐきの健康を守る青汁療法をお試し下さい。青汁というとマスそうですが、バーリィグリーンはおいしいですよ。

 

 


 

2000/9・10  6ヶ月から離乳?!
 ダイオキシンに対する日本の環境基準は欧米の800倍であり、しかも罰則規定がありません。所沢や能勢の報道はごく一部の限られた情報であり、詳細な調査を全国的に実施すれば至る所で高濃度汚染が見つかるでしょう。日本人の体内にあるダイオキシン濃度は、欧米人の6000倍位にもなっています。そして女性は出産後母乳を通して、子どもにダイオキシンを排出しています。もちろん母乳育児は赤ちゃんの成長・発育にとって1歳位までは非常に重要な意味があります。ではどうしたらいいでしょうか。欧米では政府健康機関が6ヶ月で断乳するように指導しています。6ケ月で離乳してしまうと、以前の記事に載せましたようにアトピーの心配が出て来ますので、1歳まではタンパク質は避けましょう。ヌークの乳首を使い、主に粉ミルクを与えてください。野菜類は離乳に理想的です。ゴワゴワした感覚と微妙な甘み・苦みを持った野菜類を食べて自然で正しい味覚を身につけるのは、この時期をおいて他にはありません。


 

2000/7・8  口呼吸から鼻呼吸へ
 鼻呼吸のためのオーラルスクリーン
 本来人は、鼻で呼吸することが望ましいのですが、乳児期からの鼻の病気や指しゃぶりの時期が長過ぎたために、口で呼吸するようになっている方を数多く見受けます。
口呼吸で引き起こされる健康上の問題には、アトピーのようなアレルギー病やリウマチを代表とする免疫病も含まれると言われています。口呼吸をしている成長期の小児は、長年の口呼吸の結果として開咬(奥歯で咬み合わせても前歯が開いたままの状態)になり、咬む力や飲み込む力が弱まり、口の発育が悪くなります。
 このような悪循環を止め、健康上の問題を予防するには、口呼吸から鼻呼吸へ変えてゆく必要があります。下の写真でご紹介するオーラルスクリーンは、鼻呼吸を促し咬む力や飲み込む力を高めてくれます。
 
 

 

ヌークのおしゃぶり
(2,3ヶ月〜3,4才の乳幼児・小児に)

オーラルスクリーン
(小学生〜中学生に)

   

 

2000/5・6   新「ガム療法」で健康を!
 東京大学口腔外科の西原克成先生は、「口の正しい使い方で大概の健康は保証される」と言われています。
 お口の訓練として手軽に出来る方法として「ガム療法」があります。ガムはむし歯予防を兼ねてキシリトールガムを使います。ガム1個で約500回かんで下さい。毎日2回5分間。約3ヶ月かむと、かむ力は2倍にもなります。左右のかみ方のバランスが悪いと、かんでいる側に口もとがゆがみ、鼻が曲がり、顔全体がゆがんできます。鏡で良く確かめて、普段かまない方でよくかむようにします。ガムはキシリトール100%の質の良いガムを使います。当院は、本場フィンランドのフェノボン社の「ナチュラ」をおすすめしています。

 

 

 

2000/3・4   新時代のむし歯予防
 歯を失う主な病気は、むし歯と歯周病(歯槽膿漏)の2つ有り、皆さんの口の中にいつもすんでいるごくありふれた細菌によって引き起こされています。現在の歯科医療において、既にかなりのレベルでむし歯も歯周病も防ぐことが出来ます。
 残念ながら、日本においては病気の予防についてのシステムがまだまだ貧弱な状態です。病気にかかっては治療にばかりお金をかけています。80才で90%以上の方が「総入れ歯」という日本の現状においては、まず、むし歯予防を確実に進めることが第一歩です。むし歯を削ってつめたりかぶせたりしても元通りにはならず、歯の形だけを取り繕っているに過ぎません。どんなに注意して立派な治療をしても、つめたりかぶせたりした歯は、元々の自分の歯と比べて大変弱い状態になります。遅かれ早かれ、再治療が待ち受けています。そして再治療の繰り返しの行き着く先が「総入れ歯」です。
生えてきた歯をそのまま1本もむし歯にしないで守っていける時代が来ています(ごとう歯科ヘルスケアクラブ)。
しかし日本の現状としては、既につめたりかぶせたりしている方が殆どですので、再治療をいかに防いでいくのかが非常に大切です。
そこで未然に再治療を防ぐ「ADゲル法」といわれる最新の治療法が最近日本で開発されました。ひどくむし歯にやられた部分を削り取り、残った細菌に汚染されたむし歯部分を酸処理により消毒し、さらにフッ化物を作用させる方法です。この治療法は、歯周病の進んだ方や高齢の方で歯の根の部分がしみてお困りの場合にも使えますのでご相談下さい。以前につめたりかぶせたりしたところがご心配な方も、むし歯にかかっていなければ外さずに予防処置が出来ますので、お気軽にご相談下さい。


 

2000/1・2    歯の漂白 ホワイトニング
 当院では、この度、歯の漂白(ホワイトニング)を始めました。ブラッシング指導時、 歯磨き剤は使わないようにお話ししていますが、歯の表面の着色が気になっておられる方がいらっしゃることでしょう。着色はご自身で無理に取ろうとはならさず、ご相談下さればすぐにお取りします。しかし、歯の本来の色については年令と共に黄色味が増してきます。また子どもの頃にお薬を服用したことによる副作用で変色した歯の方もおられるかもしれません。こうした歯を自然な色で白くすることが出来ます。漂白後、フッ化物を使うことにより、漂白前より歯質を強化してむし歯にかかりにくく出来ます。歯の状態により、うまく漂白できない場合や何回か追加が必要な場合がありますので、詳細はスタッフまで、お尋ね下さい。


 

 

漂 白 前

40分後

漂 白 後

 

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1999/11・12    早期発見・早期治療とは?
  本当に正しい病気との戦い方
 一般的に体の健康診断を受ける理由に、病気の早期発見・早期治療のためとよく言われます。確かに「ガン」のような病気の場合、手遅れになっては命を落としてしまいますから、早期に発見して治療することは非常に大切です。しかし「ガン」にしても、最近では「タバコを吸わない」「体に無理をかけない」といった予防がかなりの効果を発揮することが知られています。
 一方、むし歯と歯周病(歯槽膿漏)に関しては、今では100%予防可能であると断言されるようになってきています。適切な時期に、適切な予防の教育を受け、そして日々実践していくことです。
早期に治療ということで、「つめ物」とか「かぶせ」をしても元通りに治ってません。どんな立派な治療をしても、一度治療を受けると再治療が繰り返し待っています。
 行き着く先は「入れ歯」です。うっかり大事な歯を削らないようにしましょう。もちろん、ある程度進んだ虫歯は、残念ながら削って「つめ物」「かぶせ」をすることになります

 

 

1999/9・10   缶コーヒー、缶ジュース飲みすぎていませんか?
 缶飲料を日常たくさん飲むことは結果として、体の外へ排出することが難しい重金属を体内に取り込むことになります。水道水に含まれるアルミニウムがアルツハイマー症の原因ではないかといわれたり、パーキンソン症の原因としてのマンガンなどが知られてきています。重金属は体内に入ってしまうと、簡単には体外に排出することが出来ません。アルミニウムが一般の少年少女に比べ、非行歴のある少年少女の髪の毛の方にはるかに多く検出されたというデータがあるそうです。家庭内でろくな食事も作ってもらえないで、缶ジュースや缶コーラなどを飲んでばかりいる子ども達に非行が多くなる、というのは愛情の問題
ばかりとはいえないかも知れません。出産が重金属を排出する自己防衛機能だというのも皮肉な話です。母親の重金属汚染の50〜100%が胎児に移行するそうです。
                          磯野二郎監修「安心健康?心配健康?」より引用

 

 

                ペットシュガー8本
 最近、自動販売機の普及により簡単に缶ジュース、缶コーヒーが購入できるようになりました。便利なことはこの上なく良いことなのですが、心配なことがあります。それは、缶コーヒーなどの飲み過ぎによるむし歯が多くなっていることです。仕事をして一服という時には欠かせないものになっていると思います。飲んではいけないのではないのですが…。
何か対策はないかと考えていた時、こんな話がありました。コーヒーをマグカップに入れて、ペットシュガーを入れて飲まれる方も多いと思いますが、ペットシュガー1本は平均3gといわれています。ところがなんと缶コーヒー1本には、24gの砂糖が入っているそうです。コーヒーにペットシュガー8本入れて飲む人はいません!!
 缶コーヒーを飲む時少し思い出して下さい。

 

 

1999/7・8
 

 

 

1999/5・6      守山市歯周病健診
 守山市において、ようやく遅ればせながら歯周病健診が、この5月より実施されることになりました。希望者は守山市すこやかセンターで申し込みを行って頂き、守山市指定の診療所で受診することになります。費用は600円です。守山市在住の20歳以上70歳未満の人が対象です。当院でも受け付けておりますが、現在既に治療中の方は受診できませんので、お口の事で心配な方がお近くにおられたら教えてあげて下さい。歯周病は40歳以上では、歯を失う原因の大半を占める国民病です。この頃よく耳にする生活習慣病の代表的な病気の1つです。生活習慣を改めることにより確実に予防し、一生自分の歯で過ごすことが出来ます。5歳きざみの節目健診の市町村が多い中で、守山市の場合は大変優れた制度です。このせっかくの制度を大いに活用しましょう。                                                                         (守山市生涯歯科保健)

 

 

1999/3・4       ごとう歯科ヘルスケアクラブ発足!!
−− 3ヶ月に1度のプロの歯磨き −−
 家庭でのホーム・ケア、つまりブラッシングやフッ素の利用、食事の回数など生活の中でむし歯予防を習慣づけることが大切です。しかし、ホーム・ケアだけでは、むし歯や歯周病の予防は成功しません。そこでこれから当院では、まず唾液の検査(サリバテスト)等を行い、3ヶ月に1度、PMTCというフッ素を使ってのプロが磨くシステム(プロフェッショナル・ケア)を始めます。
 ホーム・ケアとプロ・ケアは車の両輪。どちらか欠けても前に進みません。その両輪をうまく働かせるのが定期健診です。この方式を採用した診療室では、歯を失うことが大変少なくなります。ホーム・ケア、プロ・ケア、そして3ヶ月に1回の定期健診の組み合わせがカリエスフリー(むし歯ゼロ)、歯周病フリーを実現します。この方式によりスウェーデンでは、80才で20本の歯を残そうという目標を達成して、今では80才で25本の目標を実現しようとしています。数十年前には、日本の現在の8005と同じ位だったのです。
                           (当院は、日本歯科ヘルスケア研究会の会員です。)

 

 

1999/1・2   Dr.カワラダデンチャーシステム 
  〜〜自分の歯で噛む時以上に、何でもよく噛める総義歯(総入れ歯)〜〜
 当院では、皆様ご存じのように最初に診療室においでになられたその後は、1本も歯を失うことなく、自分の歯で皆様が健康に生活できることを願って、日々診療に取り組んでいます。
しかし、残念ながら現在の日本においては、中高年以上の方々が一生自分の歯で噛んでいくことは、ほとんど不可能な状態にあります。部分入れ歯でお悩みの方、そして重症の歯周病で歯がグラグラして今、すでにしっかり噛めない方は、ご自分のお口の将来について大変お悩みになっておられることと思います。そのような不安にしっかりお答えすることが「Dr.カワラダデンチャーシステム」を、私が習得することにより可能となりました。近い将来、総入れ歯になってしまうかもとご心配の方でも、その先に、「自分の歯があるとき以上に何でもよく噛める」ことをご期待下さい。現実に「リンゴの丸かじりが出来る」入れ歯が存在することを信じて下さい。

 

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1998/11・12     診療日記
 歯科を受診される方のなかには、少々の痛みは我慢し、いよいよどうしようもないという程度になって来られる方もいれば、反対にこれといった自覚症状はなくても予防のためや、定期健診などで来院される方もおられます。前者の方が来られたときには、もう少し早く受診して頂ければ何とかできたのにと悔しい気持ちにさせられることがあります。後者の方は多くの場合、短時間の簡単な処置やメンテナンスで終わることが多く、定期的な受診をお願いして帰って頂くことがほとんどです。症状が進行しないうちに、できるだけ早く患者さんに来院して頂けるように、私たちは少しでも受診しやすいような診療所にしたいと思っています。



 

                アトピーは、『離乳のマチガイ』から!?
    お母さんあせらないでね
 
「離乳食は遅いほどよい」ことをご存知ですか。厚生省のガイドラインによると、5ヶ月位から離乳をはじめていくように指導されています。しかし、このことには明確な根拠がある訳ではないのでとらわれることはないのです。1才未満で与えられたタンパク質は、アトピーの原因になります。与えるならタンパク質を含まないスターチ類(片栗粉、くず粉等)や野菜類にしておくことです。重湯(おもゆ)もコメタンパクが含まれるのでアレルギーになります。果物ジュースもパイナップルのように酵素(蛋白)を多く含むものは、やはりアレルギーの恐れがあります。離乳は遅めにして、最初はスターチに乳児用粉ミルクや砂糖を混ぜ、白湯(さゆ)で溶いたものを利用するとよいでしょう。離乳は決して急がないように。急がなくても、1才までの出来るだけ早い時期にヌークのおしゃぶりを与えることで噛めるようになります。それでもアトピーになってしまった子は「鼻呼吸」で体質改善しましょう。
         (東京大学口腔外科講師の西原克成氏の「赤ちゃんはいつ人間になるのか」より引用。)

 

 

1998/9・10      ヌークのおしゃぶり
 赤ちゃんは生まれるとすぐ「指しゃぶり」をしています。本当は、お母さんのおなかの中でも既に指しゃぶりしています。この指しゃぶりは、母乳で育てることと並んで、口の正常な発育にとって非常に大切です。しかし3才位にはやめないと、悪い癖となって残ってしまいます。そして指の骨は固いので、あごの骨をゆがめ、歯並びに悪影響を及ぼします。欧米では早くからこのことが知られ、長年の研究の成果としてヌークのおしゃぶりが開発され、一般に広く使われています。自然で健康な口の発育のために生後直後より使い始め、少なくとも4才〜5才まで長く使うと良いです。ゴム製ですから、指の骨のように固くないので悪影響は一切ありません。そして口の発育を促したり、口の周囲の筋肉を発育させ、良い歯並びのひきしまった素晴らしい口元を作ってくれます。また、始終くわえていることにより口呼吸を防止し、正しい鼻呼吸を体に覚え込ませる助けになります。出来るだけ、夜寝るときにもするようにしていくとよいです。(詳細は後日に)自然で健康な口の発育のために是非ヌークのおしゃぶりを!!
                                   (次回は鼻呼吸の大切さについて)

 

 

1998/7・8      口臭について
 最近は、清潔さに対してとても関心が高くなっています。様ざまな抗菌グッズ、歯ブラシにも抗菌ハブラシもあるようです。口臭についても気にする人が多いですが、人間は動物ですので、誰でも多少の口の臭いはあります。しかしその程度に差があります。原因は口の中のバイ菌が食物の蛋白質を分解して臭いのするガスを出すことによるのです。よく胃が悪い人は臭うといいますが、胃潰瘍がひどくない限り口臭はしないそうです。臭いの元になるのは、ニンニクなどを食べたり、飲酒後に臭うこともあります。もちろん大きなむし歯があったり、歯周病が進行すると臭うことがあります。
 口臭がしないようにする方法は、
             @口の中の病気を治す
             A歯磨きをしっかり行う(舌の表面も専用の舌ブラシを当てる)
             B食事の時はよくかんで唾液を出してバイ菌を洗い流すなどです。

 

 

               お勧めします フッ化物洗口
     〜むし歯予防に〜
 皆さんはフッ素をご存じですか。フッ素は食事を通して私達のからだに摂取されている必須栄養素の一つで、世界各国でムシ歯予防に利用されています。初期のムシ歯は脱灰部分が白い斑点として現れますがここにフッ素があれば再石灰化が促進され修復が行われます。またフッ素自身が抗菌力をもっているので、ムシ歯菌の活動も抑制されます。そこでおすすめしたいのがフッ素洗口です。家庭で手軽に1日一回うがいすることでムシ歯予防ができます。下の表は4歳から中学校卒業まで継続してフッ素洗口を経験してきた生徒(D群)と経験していない生徒(A群)のムシ歯の本数を比較したものです。永久歯が生え始める4から5才頃から始め、永久歯列が完成する中学生終了まで続けることがポイントです。日本が他の先進国に比ベ、ムシ歯が減少していないのは、フッ素利用が遅れているためだとWHO(世界保健機構)で報告されています。食後または寝る前にブラッシングで歯の汚れをきれいに落として、フッ素洗口剤で30秒ぶくぶくうがい−−−ムシ歯に負けない強い歯をつくりましょう。

 

 

1998/5・6     福祉国家フィンランドの選択
  −フッ化物と定期健診の勝利−
 
1972年、むし歯の蔓延に悩むフィンランドは健康基本法を制定し、それまでの治療中心の制度から、予防中心の保健・医療政策を開始しました。その結果、子供のむし歯の状況は飛躍的に改善され、例えば12才時のむし歯は1975年に一人平均6,9本であったのが1991年には、1,2本(日本の子供の1/3以下)となりました。他の北欧諸国と同様に、このときフィンランドが選択したのは、徹底的なフッ化物の利用とそれを支える保健制度(保健所を中心とした定期健康診査制度)でした。20年後の現在、同国は世界一むし歯の少ない国といわれています。

 

 

1998/3・4   Dr.カワラダ・デンチャーシステムによるコーヌス義歯
 従来の入れ歯(義歯)は、いくら努力し丁寧に作っても、実際にお口の中に装着して使って頂くまで、本当によく噛めて喜んで頂けるかどうかわからないものでした。ところが3年前に、三重県津市の川原田先生の診療所での実技、実習セミナーに参加して以来、ハイドロキャストという画期的な材料を使って作り上げる極めて完成度の高い義歯に出会いました。以前に一度紹介致しましたが、基本的に総入れ歯に対しての応用にとどまっていたのですが、部分入れ歯(局部義歯)にも大変素晴らしい効果があがる方法です。コーヌス義歯とは局部義歯の一種ですが、通常の場合、バネをかける歯に内冠(歯を保護する内側の冠)と外冠(歯の形をした外側の冠)を二重にかぶせて、互いの摩擦力によって持たせる非常に精密な義歯です。そのため少しでも緩みやガタがあると短期間で壊れてしまいます。ところが、Dr.カワラダ・デンチャーシステムによるコーヌス義歯は、全くガタつきもなく、安心して何でもきちんと噛んで頂ける義歯なのです。

 

 

1998/1・2    6ヶ月毎の歯石除去?
 「6ヶ月に一度の定期健診を受けましょう」といっもお話していますが、と同時に「6ケ月に一度は歯石をとりましょう」というテレビか何かの宣伝?を思い出しておられる方も多いのではないでしょうか。このことは同じ様なこととして受け取っている方が殆どだと思いますが、実は全く意味が違うのです。6ヶ月毎の歯石除去を文字通りマジメ?にしてもらうと、歯の表面を傷つけ、余計にプラークや歯石をつき易くしてしまい、歯ぐきの状態がはじめより悪くなるようなことにもなりかねません。肝心なのは、やはり毎日のブラッシングということになります。何しろ、プラークの磨き残しは、3日後には歯石に変化し、歯の表面にこびりついてしまうのですから…。歯みがきの点検と歯ぐきの状態の確認のために6ヶ月毎の定期健診の予約電話をお待ちしています。

 

 

              ハイブリッドセラミックス
 先日、歯科技工士会の生涯研修で、最近開発されたハイブリッドセラミックスの講習を受けてきました。これまで使われてきた歯にかぶせる材料には、金属・アクリルレジン・陶器がありました。しかし、金属は色が歯と違い、アクリルレジンはすぐにすり減り、陶器は割れやすく操作がむずかしいなどの問題がありました。今回開発されたハイブリッドセラミックスは、硬質プラスチックでありながらガラス繊維を超微粒子化し、また高密度に混合することで、天然歯と同じくらいの色と硬さで割れにくく、技工操作・修正が容易などの特徴を持っているそうです。ここ数年、歯科材料に高分子化学の開発が積極的におこなわれ、次々と新製品が出されています。そのなかから本当に良いものを使い、患者さんに提供するのも歯科技工士の仕事と考えています。 (技工士便り)

 

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1993/11・12      診 療 日 記
 歯医者、と頭に「歯」の字が付くだけで、他の病気とは何ら関係がないように思われるものらしい。「もう、手でも抜けそうや。ポッと抜いて」と言う。問診票には、心疾患にチェック。病状を聞くにつけ、そう簡単なことではなさそうだ。歯が大きく動き、食べる時難儀しているのは分かるのだけれど「でもやっぱし内科で、抜いていいか聞いて来て。手紙書くから」2日後、「抜かんで良かったわ。もし抜いていたら入院もんやったそうや」抗凝固療法を受けていて血が止まらない所であったし、抜歯後の感染による発熱等も考えられたらしい。このように、歯医者のすることでも、他の病気と大いに関係があるものだ。自分の体を守るため、問診票には十分なお答えを記入して欲しいものである。

 

 

 

1993/9・10        定期健診のお誘い
当院では最後まで治療を受けられた方に対して「定期健診」(リコール)をお勧めしております。冠歯(かぶせた歯・つめた歯)や義歯(入れ歯)をより長く使って頂く上で、大変重要なことです。お口の健康の源は、どこまでご自分の歯を残せるかにあります。歯を残すことにおいて一番重要な点は、むし歯治療だけにあるのではなく、むしろ歯肉(歯ぐき)の状態を健康に保っておくことが非常に大切です。治療が終わってから次の定期健診を受けて頂くまでの間に、ご家庭でどのようにお口の手入れをなさっておられるかが、将来、ご自分の歯でおいしく食事を召し上がることが出来るか否かの分かれ目になります。歯と歯ぐきの健康維持のために、定期健診を受け続けられることをお勧め致します。

 

 

                スタッフ募集
         歯科衛生士さん あなたの笑顔を活かしませんか
 
表紙のコラム欄にもありますように、当院では「定期健診」にお見えになって頂き、むし歯や歯周病(歯槽膿漏)を事前に防いで頂こうと、「予防歯科」を合い言葉に、日々診療に取り組んでおります。予防の中心は、ご家庭での歯みがきです。ハブラシの毛先が当たっている所はいつまでも健康を保てますが、逆に当たっていない所はいつのまにか歯が抜けてしまい、義歯(入れ歯)になってしまうものです。現在、ごとう歯科では3名の優秀な歯科衛生士が、この重要な歯ブラシ指導を中心とする口腔衛生指導業務に就いておりますが、残念ながら、常勤歯科衛生士は欠員中であり、夕方5時以降の指導が行えない状態です。
 ごとう歯科の「予防歯科」システムを支えて頂ける、指導業務に興味をお持ちの「歯科衛生士」さん大募集中です。
※勤務時間 常勤:午前9時〜午後6時
        パート:午後3時〜7時の夕方の2〜3時間以上勤務可能な方。委細面談の上。
※仕事内容:指導業務及び除石等の衛生士本来の業務。
※特徴:チェアー3台のうち1台は衛生士専用チェアーで、1人30分の時間予約制。


 

 

 

1993/7・8     輝け!!歯科衛生士
 他医院に勤務して3年。受付、カルテの整理、診療室の清掃、器具の手入れ、診療補助のくりかえしの毎日。自分自身にも余裕ができてきたのだろうか!ふっと私は何屋?と……その時にごとう歯科医院の求人広告の“貴女の笑顔をわけてください"に惹かれ応募しました。院長先生と面接しているうちに本来の歯科衛生士に挑戦してみようと・・。それから1年が過ぎ他医院での経験、子育て20年、院長先生の心あたたまるご指導のもとで、口腔内はもちろん心身共の予防業務に“歯科衛生士像"を見い出しながら患者さんに接し、時には患者さんに教えられて従事してまいりました。これからは今までに接した患者さんからの評価を受ける試練の日々だと思いますが、前向きに受けとめ、?を投げかけて患者さんと共に“歯科衛生士業"に徹しようと頑張っております。                  歯科衛生士 K・H 記

 

 

 

 

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1993/5・6      創刊にあたって
 患者の皆様のおかげをもちまして、ごとう歯科は開院して10年目を迎えることができました。この間、患者さんのお口の中の健康の回復、維持を第一に考えた診療を常に考えて一生懸命取り組んでまいりました。しかし、日常行っている、歯を削ったり神経を取ったりする治療は、歯にとっては元に戻らないことなのです。歯に対する少しの知識と予防処置、あるいは普段している歯ブラシの当て方を少し変えて頂くだけで抜かずに済んだと思える歯を抜くたびに、残念な気持ちがしてなりません。歯に対するそうした知識を、楽しく少しずつでも知って預けたらと思い、この新聞を創刊することになりました。少しでも皆様のお役に立てて頂ければ幸いです。                                        院長 記