「グループころっけさまありがとうございました」の会


 1982年から33年という長きにわたり、止揚学園で月に一度の食事づくりのご奉仕を続けて下さった「グループころっけ様」が、この度それぞれの諸事情で活動を終えられることになり、今日は「グループころっけさま ありがとうございましたの会」をもちました。

今日の献立はいつも作って下さった家庭の味のコロッケ、ホクホクの黒豆寿司、あっさりさっぱりキャベツとグレープフルーツのサラダ、冷たいグリーンピースのスープ、デザートは抹茶と白玉のゼリーです。
すべて今までころっけさんが作って下さった皆の大好きな献立です。

 

 こうして台所でビタミン愛がたくさん入った食事を作って下さり、美味しい料理と優しい笑顔で止揚学園のみんながどれほど豊かにさせていただいたことでしょうか。心のふるさと、健康を与えられて成長し歩んでくることができました。
 本当にほんとうにありがとうございました。

園長の福井生さんのことば
 温かく優しくみんなの笑顔が一つになった34年間でした。笑顔の真ん中に皆様が作って下さった沢山のコロッケが大皿に並んで湯気をあげていました。皆は御馳走を食べたい気持ちと、それより前に皆様に感謝の気持ちをどうしてもお伝えしたくて「ありがとうございました」と大きな声で言いました。すると、皆様の愛情に満ち溢れた笑顔がかえってきました。その笑顔が更に御馳走を美味しくしました。
 美味しそうに頬張る一人ひとりの表情を皆様が見つめていて下さったことを仲間たちは知っていました。その眼差しは生命を温かい心で包んで下さる母親の眼差しに似ていました。
 仲間たちは皆様のお祈りのもとで年齢を重ねてきました。その「祈り」は皆様が心を込めて作って下さった料理の中にありました。トントンと包丁で野菜を刻んで下さる皆様一人一人の笑顔の中にありました。
「今日も皆が一緒にいることが出来てありがとうございます。」
 祈りは34年という歳月の中で積み重ねられ、最も尊い今日という一日を皆で一緒に過ごすことが出来ました。本当にこれまでの沢山の優しい思い出をありがとうございました。皆様の「祈り」は、これからもそれぞれの場で積み重ねられます。

2016年06月30日