3月21日、止揚学園おがたホールで故緒方純雄先生と御子息の克也様の納骨式を執り行いました。
緒方純雄先生、今年の1月肺炎のため95年の生涯を終え、天国に旅立たれました。
1962年、当時同志社大学の教授だった緒方先生が研究室を止揚学園後援会として開放し、止揚学園の創立に奔走して下さいました。
それから53年の長きに渡り、理事として絶えず私たちを見守り、支えて下さいました。
そして今日、生前から強く希望しておられた止揚学園の納骨堂に、32歳で亡くなられた御子息の克也さんと共に入られます。
「おかえりなさい。おがたせんせい、かつやさん。」
入園している仲間たちが、天国のお二人に語りかけました。
~福井生 礼拝説教より~
「私たちには一歩踏み出した喜びと張りつめた緊張感がありました。」
緒方先生が止揚学園創立50周年の記念誌に書いて下さった止揚学園の『張りつめた一歩』です。
53年前、緒方先生が一歩踏み出して下さったからこの止揚学園があるのだと思います。
それから私たちは何歩踏み出せたか分かりません。
緒方先生が踏み出して下さった歩みを受け継ぎ、私たちはこれからも知能に重い障がいをもつ仲間達との歩みを続けて参ります。
ありがとうございます。そしておかえりなさい。
止揚学園が見渡せる小高い丘の上にある納骨堂から、緒方先生、克也さんがこれからもずっとずっと私たちを見守って下さる・・・そのことに喜びと希望をもたされた一日でした。・・・・