2019年クリスマス

25日、200人の方々と共にクリスマスをお祝いいたしました。
「見つめる先に」と題して園長の福井生の奨めがありました。

今年の前奏は5人の讃美です。

「ですから、神の栄光のために、キリストがあなたがたを受け入れてくださったようにあなたがたも互いに受け入れ合いなさい」（ローマ人への手紙15章7節）
2020年度この目標聖句が与えられました。
私たち人間は本当に弱い存在で、自分に都合の悪い存在、好きになれない相手をを排除しようとする傾向にあります。しかし神様は私たち人間を「互いに受け入れ合い、愛し合う存在としてお造りになられました。そして、大切なひとり子イエス様を地上に使わして下さり、そのイエス様は地上での生涯においてその模範を示して下さいました。今日はそのイエス様のお誕生日。

一緒に生活している知能に重い障がいのある仲間たちも、誰をも排除することなくいつもその笑顔のうちに全てを受け入れてくれます。
2020年度、私たちは仲間たちの笑顔を守り、生命を温め合いながら互いに受け入れ合い歩んで参ります。

祝会。仲間たちの劇「ライオンのおとのさま」の始まりはじまり・・・

秋に実写版「ライオンキング」の映画を皆で観に行きました。
帰ってきて「どんなお話だったですか？」と尋ねると「ライオンのむすこさんがおとのさまになるはなしやった」と教えてくれました。
私たちは現実と夢を線引きしますが、仲間たちはいつも夢と現実が同化しています。そんなありのままの仲間達の素敵な感性に心がほのぼのします。そんな中から生まれた劇です。

お殿様の子供「シンバ」を追い出そうとするハイエナたち

今年も東寺さまが劇に飛び入り参加してくださいました。いつも突然にお願いするのに見事な演技で劇を盛り上げて下さいます。これを楽しみにされている方も多いのです。

みんなが主役です。

仲間達のほとんどが私たちの様な言葉を話すことは難しいのですが、イボイノシシの「プンバ」役のひろしさんが言える「イエーイ」の掛け声もセリフです。
タイミングよくセリフを言えるか息を飲みましたが、本番、大成功！！

女の子のライオンたち。運動会で踊る応援歌に合わせて踊ります。素敵な笑顔です。

お殿様の息子さんとして生まれたシンバは最初はわがままで、この世界中のものは全部自分のものだと思っていました。でも沢山の仲間たちの優しさの中で、みんなのことを考えられ仲よく暮らせるのが立派なお殿様だと気づきます。そして自分を追い出したスカーを最後は許します。
「みんなで仲良く暮らしましょう！！」と。
本当はスカーも皆と仲良く暮らしたかったのです。