www.ElvisWorld-Japan.com

(Feb.-Mar., 2010)
(Compiled by Haruo Hirose)
www.ElvisWorld-Japan.com



(Mar.26, 2010)

エルヴィス・クラシック・ミステリー、 名曲探偵 アマちゃんデウス

スティームローラー・ブルース
 Steamroller Blues (James Taylor)

側近が語る名曲誕生秘話(?)

マーティ・ラッカー (Marty Lacker) (エルヴィスの側近で、 アメリカン・スタジオの プロデューサーでもあった)
 私がエルヴィスに 「スティームローラー」のことを 話したんだ。 隣に ジョージ・クラインが いたが、 彼は黙っていた。 翌日に 「スティームローラー」の レコードを エルヴィスに 聴かせた。 マスカレーダース (The Masqueraders) という R&B グループが アメリカン・スタジオで レコーディングしたもので、 ジェームス・テイラーの レコードとは 全く違っていたんだ。 数年後に ラジオを 聴いていたら、 エルヴィスに 「スティームローラー」を 推薦したのは 自分だと ジョージ・クラインが 話していた。 何でもかでも ジョージが 自分の手柄のように 話すのには 参ったよ。

Steamroller Blues - The Masqueraders (1970)

Steamroller Blues - James Taylor

ロバート・ライツィル (Robert Wrightsil) (ザ・マスカレーダースのメンバー)
 「スティームローラー」は トミー・コグビルのプロデュースで アメリカン・スタジオで 録音したものなんだ。 ベル・レーベル最後の シングル盤で 1970年に出した。 我々は 気に入ってなかったんだが、 エルヴィスが 我々のレコードを聴いて、 気に入ったんだ。

デビッド・サンダース (David Sanders) (ザ・マスカレーダースのメンバー)
 エルヴィスとは アメリカン・スタジオで会った。 彼は もの静かな男だった。 我々の 「スティームローラー」を エルヴィスが聴いたんだ。 エルヴィスに アメリカン・スタジオで レコーディングさせるために、 彼らは ありとあらゆる歌を 彼に聞かせてたんだよ。

Steamroller Blues - Elvis Presley (1973.6.24)

Steamroller Blues

I'm a steamroller baby
I'm 'bout to roll all over you
I'm a steamroller baby
I'm 'bout to roll all over you
I'm gonna inject your soul
With some sweet rock'n'roll
And shoot you full of rhythm and blues

I'm a cement mixer
A churning urn of burning funk
I'm a cement mixer
A churning urn of burning funk
I'm a demolition derby
A hefty hunk, steaming junk

I'm a steamroller baby
I'm 'bout to roll all over you
I'm a steamroller baby
I'm 'bout to roll all over you
I'm gonna inject your soul
With some sweet rock'n'rollせ
And shoot you full of rhythm and blues

I'm a napalm bomb
Guaranteed to blow your side
I'm a napalm bomb
Guaranteed to blow your mind
If I can't have your love now baby
There won't be nothing left behind
スティームローラー・ブルース

俺はスティームローラーだ
お前を踏み潰してやる
俺はスティームローラーだ
お前を踏み潰してやる
俺はお前の魂に
ロックを浴びせ
たっぷりR&Bをぶち込んでやる

俺はセメントミキサーだ
ひでえ悪臭をかき回してやる
俺はセメントミキサーだ
ひでえ悪臭をかき回してやる
俺は壊し屋で
筋肉バカのいかれ野郎さ

俺はスティームローラーだ
お前を踏み潰してやる
俺はスティームローラーだ
お前を踏み潰してやる
俺はお前の魂に
ロックを浴びせ
たっぷりR&Bをぶち込んでやる

俺はナパーム弾だ
お前の"側"をぶっ飛ばす保証つきさ
俺はナパーム弾だ
お前の心をぶっ飛ばす保証つきさ
お前が手に入らなければ
残らず全て ぶち壊してやるぜ



(Mar.21, 2010)

エルヴィス・クラシック・ミステリー、 名曲探偵 アマちゃんデウス

オールウエイズ・オン・マイ・マインド
 Always On My Mind (Johnny Christopher, Wayne Carson, Mark James)

作者が語る名曲誕生秘話

ウェイン・カーソン (Wayne Carson)
 「オールウエイズ・オン・マイ・マインド」 のアイデアは ずっと 温めていたんだ。 ミズーリに 住んでた頃から 1年ほど、 歌詞とメロディーは 出来てたが、 まだ完成はしてなかった。 ナッシュビルで 何人かのプロデューサーに 聞かせたんだが、 チップス・モーマン以外、 誰も興味を 示さなかったんだ。 僕自身のアルバムを 製作中に、 1曲足らなくて、 チップスに 「あの『マインド』とかいう歌を 書き上げたら・・」 と言われた。 それで、2階で、 ジョニー・クリストファーと二人で 曲を練ってるところに、 マーク・ジェームスが 通りかかった。 彼は 「それでいいんじゃない」 と言ってくれたんだが、 チップスから ブリッジを入れるように 指示されてたので、 そのように マークに伝えると、 彼は 「シンプルなほうが いいだろう」って。 そして、 ジョニーが "Tell me your sweet love is still mine" を考えたんだが、 最終的に "Tell me your love hasn't die" と書き直して、 "Give me one more chance to keep you satisfied" の部分は マークが 考えついたんだ。 こんな風に 曲は完成したってわけさ。

Always On My Mind - Wayne Carson

ジョニー・クリストファー (Johnny Christopher)
 ウェイン・カーソンとは チップス・モーマンの紹介で アメリカン・スタジオの 2階で初めて 会ったんだ。 その時、 彼は部屋の片隅で、 ミズーリに残してきた奥さんに 電話で 何か詫びていた。 何日も家に 帰ってないことを 詫びてたんだろうね。 彼が こう言ったんだ。 「ハニー、 ずっと 君のことを 思ってるから (But honey, you were always on my mind)」 って。 その時、彼は ひらめいたんだろう。 彼は僕に目配せするや、 すぐに電話を切った。 僕たちのやるべきことは ただひとつ、 曲作りさ。 僕がピアノを弾いて、 ウェインが歌った。 2番目まで 出来たところに、 マーク・ジェームスが 入ってきたので、 彼に聞かせたんだ。 そして、 マークは ピアノが上手かったので、 彼とピアノを交代して、 彼にブリッジの部分を 考えてもらった。 そして 曲は完成した。 翌日、 ウェインが レコーディングして、 曲を聴いた レッド・ウエストが エルヴィスに 推薦したんだよ。

Always On My Mind - Johnny Christopher
(元エルヴィス所有の 白いピアノで歌ってます)

 エルヴィス・プレスリーが 「オールウエイズ・オン・マイ・マインド」を 録音したのは ハリウッドの RCAスタジオで、 1972年3月29日のこと。 下記の 映画「エルヴィス・オン・ツアー」で 撮影された映像は 3月30日のもので、 映画撮影用に 特別に レコーディング風景を 再現したものです。

Always On My Mind - Elvis Presley

Always On My Mind

Maybe I didn't treat you
Quite as good as I should have
Maybe I didn't love you
Quite as often as I could have
Little things I should have said and done
I just never took the time

You were always on my mind
You were always on my mind

Maybe I didn't hold you
All those lonely, lonely times
And I guess I never told you
I'm so happy that you're mine
If I made you feel second best
Girl, I'm sorry I was blind

You were always on my mind
You were always on my mind

Tell me, tell me that
Your sweet love hasn't died
Give me, give me one more chance
To keep you satisfied, satisfied

Little things I should have said and done
I just never took the time

You were always on my mind
オールウエイズ・オン・マイ・マインド

たぶん、 僕は君と接してなかった
出来る限りの 優しさを持って
たぶん、 僕は君を愛してなかった
出来る限りの 努力を尽くして
小さな気配りさえ
僕は怠ってきた

ずっと 君のことを思っていたのに
ずっと 君のことを思っていたのに

たぶん、 僕は抱きしめなかった
さみしい思いをしてる時に
たぶん、 僕は言葉にしなかった
君といて 幸せだったと
君が2番目と 感じていたなら
ごめんなさい、 僕は気付かなかった

ずっと 君のことを思っていたのに
ずっと 君のことを思っていたのに

言って下さい
君の愛は残ってると
もう1度 下さい
君を喜ばせるチャンスを

小さな気配りさえ
僕は怠ってきた

ずっと 君のことを思っていたのに

ジョニー・クリストファー (Johnny Christopher)
 ウイリー・ネルソンとマール・ハガードが アルバム "The Poncho & Lefty" のレコーディングを テキサスで やっていた時、 僕もセッションに 参加してたんだ。 そこで 「オールウエイズ・オン・マイ・マインド」 を二人に 聴いてもらった。 すると、 ウイリーと奥さんが 気にいって、 翌日、 録音したんだ。 それが大ヒットして、 1983年のグラミー賞 「ポップ・ソング・ オブ・ジ・イヤー」 や 「カントリー・ソング・ オブ・ジ・イヤー」 を獲得するなど、 凄いことに なってしまったんだ。

Always On My Mind - Willie Nelson

 ブレンダ・リーの 「オールウエイズ・オン・マイ・マインド」、 発売は エルヴィスより 早かったですが、 録音自体は エルヴィスの方が 先です。

Always On My Mind - Brenda Lee



(Mar.14, 2010)

3/11、映画「ザ・ランナウェイズ」のプレミアに現れた ライリー・キーオ

 明らかにエルヴィスの遺伝子を引き継いでますね。 3月11日にLAで行われた映画 「ザ・ランナウェイズ」 のプレミアに現れた エルヴィスの孫、 ライリー・キーオ (20才)。 美しくなったので 驚きました。 日本公開も期待される 「ザ・ランナウェイズ」では 端役の映画デビュー となりましたが、 2作目の 「グッド・ドクター」では 準主役を演じるようです。

Official site of "The Runaways"



(Mar.13, 2010)

バレエ・サン・ホセ、「ブルー・スエード・シューズ」から

 「ブルー・スエード・シューズ」のバレエ・ビデオを見て、 全てが良い、 楽しいとは とても言えませんが、 中には優れた 振り付けもあります。 今の私のお気に入りは 「ホームタウンのストレンジャー」 (Stranger In My Own Home Town)。

Stranger In My Own Home Town - Ballet San Jose

 また、「イン・ザ・ゲットー」 (In The Ghetto) のバレエと エルヴィスの映像を 組み合わせ、 字幕を付けたら、 中々の感動作品に なったような 気がしないでもない。

In The Ghetto - Ballet San Jose



(Mar.10, 2010)

エルヴィス・プレート、1380円也

 今まで何10回も この前を通っているのに 最近まで気付きませんでした。 大津パルコの 6階にある アメリカン・レストラン・バー 「50’s」に エルヴィス・プレートなる メニューがあるのです。 内容は ハンバーグ、 トリのから揚げ、 エビ・フライ、 フライド・ポテト、 サラダ、 ライス。 値段は1380円。 食べてみたら 美味しかったです。 オーナーが エルヴィス・ファンなのでしょうか、 広い店内には、 エルヴィスの 大きな写真パネルが 何枚も飾られてますし、 私が入った時は丁度、 スクリーンに エルヴィスの映像が 流れていました。 BGMは ビートルズでしたが・・。

 私が大津パルコに行く目的は 映画を見るためなのですが、 このところ よくエルヴィスに 出くわします。

 現在公開中の 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」では 「リトル・レス・カンバセーション」 が流れますし、 中山美穂主演の 「サヨナライツカ」では 「イッツ・ナウ・オア・ネバー」が 3度も 流れるだけでなく、 エルヴィス風な バンコクの 現地ガイドの男が 度々登場し、 歌ったりもするので、 原作者の辻仁成は エルヴィス・ファンなのかと 思ったりもしました。

 先月、WOWOWで「蛇の穴」が放送されました。 2008年7月7日のニュース欄で、 エルヴィスの "Goin' Home" は 作者のジョイ・バイアースが、 1948年の映画 「蛇の穴」の中で歌われた "Goin' Home" (家路) を改作したものと 書きましたが、 まさか 「蛇の穴」なんて古い映画が 見られるとは 思いませんでした。 エルヴィスの "Goin' Home" は "Comin' Home" の方が タイトルに相応しいと 思いますが、 原曲を尊重して "Goin' Home" にしたのでしょう。 「蛇の穴」は 3月23日にも 再放送されます。

 エルヴィスも公演を行ったことがある ケンタッキー州ルイビルの フリーダム・ホール。 解体されるのでしょうか、 あちらのニュース番組で フリーダム・ホール 思い出の映像が 流れました。 その中に 短いですが エルヴィスが会場入りする 貴重な映像が出てきます。 1974年6月26日の映像です。 (下のビデオの -1:14 の辺りです)



(Feb.26, 2010)

うたの旅人: どこかに光があるはず

 明日、2月27日付け朝日新聞、 朝刊の別刷り「Be」で エルヴィスの 「明日への願い」が 2ページにわたり 取り上げられます。

うたの旅人、 「明日への願い」



(Feb.24, 2010)

シルク・ド・ソレイユ、 「ビバ・エルヴィス」

 上記の貼り付け映像には "Viva ELVIS by Cirque du Soleil" と "Viva ELVIS Promotional BRoll" の2本の映像が入ってます。 "Viva ELVIS Promotional BRoll" には "Viva ELVIS" のハイライト映像が 10分間も 収められてますので、 是非 最後まで 見てください。 素晴らしいです。

Viva ELVIS - Cirque du Soleil show at Aria Resort & Casino



(Feb.17, 2010)

プリシラ、 「ラリー・キング・ライブ」に登場!

 只今、ラスベガスで上演中のシルク・ド・ソレイユ、「ビバ・エルヴィス」。 2月19日に 公式の オープニング・セレモニーが 多数の著名人を迎えて 行われる予定ですが、 イベントを盛り上げるために プリシラが CNNの人気トーク番組 「ラリー・キング・ライブ」に 出演します。 放送は アメリカ時間では 2月18日の木曜日。

 日本での放送は、2月19日(金) 夜7時〜8時 (スカパー!やケーブル・テレビなど)

ラリー・キング・ライブ (CNNj)
Larry King Live (CNN)



(Feb. 6, 2010) (Jan.19, 2010)

24時間、オール・エルヴィス、ラジオ局 II

 ケンタッキーのラジオ局は EPEの圧力に屈して、 "オール・エルヴィス" をやめました。 さて、 こちらの Elvis Expo Radio は いつまで 続けられるでしょうか?


(Jan.19, 2010)
24時間、オール・エルヴィス、ラジオ局

 アメリカ、ケンタッキー州にあるラジオ局が 24時間 オール・エルヴィスの放送を 始めました。 この放送は インターネットでも 聴くことができます。 http://www.wlfxfm.comから、 ページ右上の Listen Live! をクリックするか、 下のアイコン(同じリンク先)を クリックすると Windows Media Player が起動して、 音楽が始まります。(残念ながら、 オール・エルヴィスで なくなりました。(2/6))


www.ElvisWorld-Japan.com

Go to: Previous Elvis News(Jan., 2010)
Go to: Previous Elvis News(Dec., 2009)
Go to: Previous Elvis News(Nov., 2009)
Go to: Previous Elvis News(Sep.-Oct., 2009)
Go to: Previous Elvis News(July-Aug., 2009)
Go to: Previous Elvis News(Apr.-June, 2009)
Go to: Previous Elvis News(Mar., 2009)
Go to: Previous Elvis News(Feb., 2009)
Go to: Previous Elvis News(Jan., 2009)

And More & More Elvis News since 1996.
www.ElvisWorld-Japan.com