ジャカルタ滞在日記２

ジャカルタ
Ｂａｒｕ－ｂａｒｕｉｎｉｋｅａｄａａｎｄｉＪＡＫＡＲＴＡＰａｒｔ２

　　１１月　３０日: 　街中へ出る度、何かのデモを見かける。今日はゴミ回収業の人達のデモだったらしい。この中に入って商売していたワルンのおっちゃんは余ったアクアを２箱もらったと喜んでいた・・。
軍ものんびりと腰をおろしてくつろいでいる様子で、見物客もそこそこ。報道関係者の姿もちらほら見られた。この程度のデモには地元の人たちはもうすっかり馴れてしまっているようですね。
　昨日のニュースだったと思いますが、休み時間に軍人の一人が子供と一緒に歩いている姿が放映されていました。最近、家になかなか帰れないため奥さんが子供を連れて警備をしている所までやってきたそうです。少し特別視されがちな軍人さんも当然自分の家族があるわけで、これが仕事とは言え大変ですねぇ。お父さんとどんなお話をしたのかな？

　　１１月　２８日: 今日は色々とお世話になったことのある知り合いの池坊の先生からお誘いを受け、生け花の展覧会へ行ってきました。この先生はジャカルタではテレビにも出演されている方ですので、こちらにお住まいになっている方はお顔を見られたことがあるかもしれませんね。日本の生け花とは言えさすがインドネシア、バナナの葉っぱやパイナップルなどを使った日本ではまず見られない作品もありました。生け花の流派はよく知らないのですが、Ikenobo、Sogetsu、Misho-ryu、Ichiyo、Oharaの５流派合同で開催しているようです。
その帰り道、ＨＩ前の噴水の所ではまた盛大にデモをやっていました。軍の警備により道路は通行止め、大渋滞の中乗っていたバスは噴水を一周して運転手さんはお客さんに道を聞きながらいつもとは違う道路を通っていきました。

運転手　「困ったなあ、またデモかあ・・誰か道知ってる？」
乗客　「知ってる知ってる、そこ左に曲がって・・」
運転手　「この道、バス通っても大丈夫？警察につかまらない？」
乗客　「リフォマシだから大丈夫、気にしない気にしない・・・」

軍の厳重な警備のなか、バスの中では上手な流しのおっちゃんの歌声と共にこんな会話を聞きながら帰ってきました。
　帰ってからすぐ近くのスーパーへ買い物に出掛ければ、お給料日の後の土曜日なのか家族連れの買い物客でい～ぱい。道路はこの店の駐車場に入りきれない車が原因でこれまた大渋滞。車とスレスレに沢山のワルンがいつもと同じように軒を連ね、家族とともに土曜の夕食の一時を過ごしている。

ＨｏｔｅｌＡｔｌｅｔＣｅｎｔｕｒｙＰａｒｋにて

　　１１月　２４日: 　今日も学生によるデモが盛大に行われた。学生のデモよりもむしろこれに乗じて起こる犯罪が恐い。ニュースによるとバスの乗客や運転手が襲われたりもしており、これが身近な場所で発生しているだけに恐さを感じる。しかし、局所々々で起こっていることを除けば普段と変わらない状況であることもまた事実だ。これからの時期、インドネシアでは果物の美味しい季節でもある。市場にどんと積まれた沢山の果物の中から食後のデザートを自ら選ぶのも楽しいのである。