クロンチョン音楽
ヨーロッパ勢の中で最初に東南アジアに到来したポルトガルはインドネシア各地に言語、文化、宗教など多様な側面でその痕跡を残しています。16〜17世紀にはクロンチョンと呼ばれる、クレオール音楽の一形態が群島各地に普及。
17世紀半ば、バタヴィアではポルトガル系住民でキリスト教に改宗した人々の居住地域として北東部のトゥグーが指定され、ここがポルトガル文化を継承する場となりました。このトゥグーは、ジャワにおけるクロンチョン発祥の地と言われています。
クロンチョンは、シンプルなメロディーで感傷的な叙情歌を特徴とし、女性がギター演奏で歌うのが一般的でした。当初はポルトガル語でしたが、徐々に現地語でも歌われるようになり、バタヴィアでもブタウィ(ジャカルタ人)の大衆音楽として広がっていきました。クロンチョンはインドネシア独立後も国民音楽として広く親しまれ、日本人にも知られている「ブンガワン・ソロ」もクロンチョンです。
インドネシア人の名前
我々日本人には必ず姓と名がありますが、インドネシア人には一部の例外を除いて個人の名前しかありません。 苗字に相当するものがないのです。この正式な名前のほかに友達や家族が呼ぶ名前をもっているのが一般的です。
また、友達が呼ぶ名前と家族が呼ぶ名前も別々に持っていることも珍しくないようです。これらの呼び名は 正式な本名の一部をとって作られていることが多いようです。
私のインドネシアの友人も本名のほかに、友人が呼ぶ呼び名と家族が呼ぶ呼び名をそれぞれ持っています。 いずれも本名の一部を取って使っています。
イスラムの名前
インドネシアでは国民の8〜9割の人がイスラム教を信仰しています。イスラム教では毎日5回のお祈りが 義務付けられています。Isya(夜8時頃)、Subuh(夜明け早朝)、Lohor(正午)、Asar(午後3時頃)、
Magrib(日没)の5回です。イスラム(ISLAM)はこれらの頭文字をとって作られた名前だと聞いています。
言 葉
インドネシア語。あまり馴染みのない言語ですが、数ある言語の中でも非常に簡単な言語ではないでしょうか。 この言語の表記にはアルファベットが使われ、配列は英語と一緒ですからさほど問題もないでしょうし、発音はほとんどローマ字読みして大丈夫ですから日本語の発音に非常に近く、他の言語のように難しく悩むこともほとんどないでしょう。
3単元のSも、冠詞も、時制を現す動詞活用もなく、英語のbe動詞にあたる動詞もありません。 正確に勉強すればいろいろあるでしょうが、語彙を増やしていくほうがこの言葉を学ぶ早道のように思います。
この言語を学んでいると普段我々がいかに難しい言葉を話しているかが実感としてわかります。
生きたインドネシア語表現集
こちらのサイトは
題名の通り生きたインドネシア語の表現集です。
もっと勉強したい人必見で〜す!
Siapa yang ingin belajar
"Bahasa Indonesia dalam ke hidupan sehari-hari"
silakan datang ke sini ♪
不浄の左手
『イスラム教では左手を不浄の手としているので握手や物を手渡す時には右手を使う事。』とガイドブックにもよく載っています。 ジャカルタに住むインドネシア人の友人に聞いてみると、確かに握手や物を手渡す時には左手は使ってはいけないということですが、これはイスラムに限ったことではなく、宗教的なことというよりはインドネシアの習慣と考える方が適切だろうということです。
オランウータン
オランウータン(Orang−Utan)。そう、動物園にいるあれです。 この名前インドネシア語なんです。直訳すると森(Hutan)の人(Orang)という意味だそうです。
パパイヤ
インドネシアにはたくさんのおいしい果物があります。しかし、食べるには注意しなければならないものもあります。 果物の王様といわれるドゥリアンをアルコールやコーヒーなどと一緒に食べてはいけないというのはよく聞く話。
しかし、以外とパパイヤがお腹をこわすのです。よくよく聞いてみると便秘の薬のかわりに食べることもあるとか。 でも、日本のスーパーに並んでいるものと比べてとても大きく、味にくせがなくとても美味しいです。
反対にサラック、別名スネークフルーツというヘビのような皮の果物は食べ過ぎると便秘になってしまうそうです。
煙 草
煙草は日本にもたくさんありますが、インドネシアの煙草は一味違います。 煙草に火をつけると周囲に甘い香りが漂い、口の中もとても甘くなります。
この煙草の葉のなかには「丁子(チャンケ)=クローブ」が入れられており、これが線香花火のようにパチパチとはじけます。 クローブは所謂、香辛料として料理に使われるものです。
昔は喘息にきく薬として使われていたようで、このタバコを吸うと喉がなめらかになると聞きます。 ジャカルタではマイルドセブンなどの日本の銘柄も時々見かけます。
ト イ レ
基本的にトイレにはトイレットペーパーはないと思ったほうが良いと思います。 そのかわりに水溜もしくは水の入ったバケツがおいてありますので、ひしゃくで水をすくって洗います。
インドネシアでは左手を使って洗い流すのが習慣です。 大きなショッピングモールなどでは設備は整っているのですが、トイレットペーパーがきれている場合が多いです。
通 貨
インドネシアの通貨単位は『RUPIAH(ルピア) 』です。
種類は紙幣がRp.100,000、50,000、20,000、10,000、5,000、1,000、500、100の8種類です。
硬貨はRp.1000、500、100、50、25、10、5、1の8種類があります。ただし、一般的にはRp.25以上の硬貨が使われているようです。
Rp.1、5、10の硬貨はほとんど見ることがありません。
日本語
どこの国でも外国語として日本語を勉強している人はたくさんいます。しかし、ジャカルタに来て驚いたのは60代、70代の人がけっこう片言の日本語を話せるということです。
懐かしい童謡などを口ずさむ人も中にはいます。そう、戦時中にみんな強制的に勉強させられたわけです。戦争のなごりはまだ消えてはいないということを身近に感じさせられました。
文化・芸能
バティック(ジャワ更紗)、イカット(絣織り)、銀細工、木彫り、バリ絵画、民族舞踊、ワヤン・クリッ(影絵芝居)、ガムラン(楽器)など、インドネシアは世界の人々を魅了する芸能の宝庫であり、芸術の国でもあります。
これらの素晴らしい作品・芸能を見るとインドネシアの姿がまた新鮮なものに映ると思いますよ。
生活の九つ道具?−Sembako−
インドネシアでは「Sembako(センバコ)」という言葉があります。これは生活に必要な9種類の食品等を表し、「Sembilan Bahan
Pokok」を短縮して表現した言葉です。
聞く人によって内容が異なりあまり正確ではありませんが、9種類の生活必需品とは以下のようなものです。正しく知っていらっしゃる方、教えて下さ〜い。
1.DAGING、IKAN(肉、魚)
2.TERIGU(小麦粉)
3.BERAS(米)
4.KEDELAI(豆)
5.MINYAK(油)
6.GULA(砂糖)
7.MARGARIN(マーガリン)
8.GARAM(塩)
9.TELOR(卵)
この他にはSUSU(牛乳)やMINYAK TANAH(石油)という声も聞いています。