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インドネシアの通貨−ルピア(Rupiah)
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インドネシアの通貨の単位は「ルピア(Rupiah)」で、通常「Rp.」と表示されています。変動相場制を取っており、為替レートは日々変動していますが、最近ではおおよそ1円=100ルピアくらいです。(参考:外国為替換算:インドネシアルピア)
ルピアは中央銀行であるインドネシア銀行が発行しており、現行紙幣は、1,000ルピア、5,000ルピア、10,000ルピア、20,000ルピア、50,000ルピア、100,000ルピアの6種類。硬貨は25ルピア、50ルピア、100ルピア、200ルピア、500ルピア、1,000ルピアが発行されています。
最小通貨はRp.25。そのため、極小額のお釣りの端数分はキャンディーやガムが代用されることがあります。レジの隅に硬貨と並んでキャンディーがあるのを見るとちょっと可笑しくもあり、文化の違いを感じるひとこまです。
そして、日本と比べて、インドネシアでは紙幣のデザインが頻繁に変更される為、新旧の紙幣や貨幣が混在して流通していることがあります。
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インドネシアでの外貨両替
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外貨の両替はバリ島やジャカルタなどの都市部では比較的簡単に空港や銀行、両替所でできます。比較的レートが良いのは、市中の両替所や銀行。ホテルのフロントや空港でも両替は出来ますが、レートはあまり良くないので必要最小限に留めておいた方が良いでしょう。日本円の場合は、どの紙幣でもレートは同じですが、ドルの場合は紙幣の額面によって多少レートが変わります。
バリ島や都市部以外の地方を訪れる場合は、日本円よりもドルの方が利用価値が高くなる場合もあるようなので、スケジュールによっては小額の「USドル」も準備しておくことをおすすめします。加えて、2004年2月1日より、インドネシアへの入国には目的や期間を問わず査証が必要となり、到着ビザ制度により30日以内が25USドル、3日以内(日数はいずれも到着・出発日を含む)が10USドルと、空港到着時に支払いが必要となっていますので、小額のドル紙幣は日本から持参することをおすすめします。
ビザ取得の詳細については、在ジャカルタ日本国総領事館のHPに記載されています。手続き関係は変更されることも多いので、都度確認されることをおすすめいたします。
バリ島での両替でしたら私個人の体験からは小奇麗なWARTEL(公衆電話サービス)での両替が比較的レートもよく、対応も安心だと思います。(あくまでも、比較としてお考え下さい。)
また、現地で表示されているレートは「1円が○○ルピア」という形式です。日本国内での新聞等に記載されている「1ルピア=○○円」という形式とは反対になり、数値が異なりますのでご注意下さい。
両替時にはパスポート番号の記入を求められることがありますので、パスポートのコピーを携帯しておいて下さい。
日本国内での円からルピアへの両替は、一部の銀行では取り扱いがあるようですが、レートを考えると現地で両替される方がお得でしょう。
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両替時のトラブル
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ルピアは桁数が大きいので、特にインドネシアを初めて訪れる方は両替額をごまかされても気付かない方もいらっしゃるようです。必ず、現金を受け取ったその場で、担当者を前に金額を1枚1枚確認するようにしましょう。遠慮する必要はありません、堂々と応対することが大切です。(具体的な例は、バリ島ずっこけ物語 『両替商は量替商』 をご覧下さい。)
両替所の計算機や電卓が改造され、不正な金額が表示されるようになっている場合もありますので、自分の電卓を持っていると安心です。また、どの商品の価格も桁数が多い為、電卓を常備しておくと買い物の際にも重宝します。
因みに、\1=Rp.100の時に\10,000を両替すると、100万ルピアもの金額になります。1万ルピア札だと100枚、2万ルピア札でも50枚、高額紙幣を取り混ぜても結構な枚数になることがお分かりいただけると思います。
また、1万円という金額は現地の人たちにすれば、1ヶ月分以上の収入に相当する金額になります。人目につく場所では高額の現金の取り扱いには気をつけてください。
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