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ラムサール条約を読んで
第9回世界湖沼会議へいこう

【特にお読みいただきたい方々】
第9回世界湖沼会議に参加予定の方

村上 悟

湖沼会議市民ネット
世界湖沼会議第4分科会委員

趣旨

 今年11月,大津において「湖沼をめぐる命といとなみへのパートナーシップ 〜地球淡水資源の保全と回復の実現に向けて〜」をテーマに第9回世界湖沼会議が開催されます.この会議のねらいである,研究者,行政,事業者,市民の連携による湖の環境問題の解決とはまさに,これまでラムサール条約が目指してきた「賢明な利用」と同じものと言えます.この会議を実りあるものにするために,会議に参加される方々にはラムサール条約の文書に触れていただきたいと思います.
 とはいえ,全文を読むのは大変です.そこで,各分科会のテーマにかかわりが深いと思われる文書を挙げました.ご興味のある分科会のテーマからご覧になってください.
→第9回世界湖沼会議オフィシャルページへ滋賀県ホームページ
 


世界湖沼会議とは

 1984年,びわこの水質悪化や生態系の変化が社会問題化する中,世界各国の取り組みを参考にしようと滋賀県が開催した会議です.この会議で採択された「琵琶湖宣言」では,当時としては先駆的に研究者,行政,市民のパートナーシップが謳われました.
 この会議の開催がきっかけで滋賀県草津市にILEC(国際湖沼環境委員会)が置かれました.ILECは,世界の湖沼問題のデータベースや学習資料の作成等を行いながら,これまでに8回の湖沼会議を開催してきました.
 今年開催される第9回世界湖沼会議は11月11-16日,びわ湖ホールと大津プリンスホテルにて開催されます.今回は発祥地の滋賀で再び行われる「里帰り会議」として,17年間の琵琶湖の成果を振りかえる「琵琶湖セッション」が特別に企画されています.5つの分科会のほかに複数の自主企画ワークショップが行われ,さらに県下各地で自由会議が行われます.

第9回世界湖沼会議の各分科会にかかわりの深い
決議文のリスト

(まだ解説文や和訳のないものがありますが,逐次充実させていく予定です )

[解説文]=琵琶湖ラムサール研究会で作成した解説文(第2部)です
[和文]=決議文や勧告文の和訳です
[英文]=決議文や勧告文の原文です

■ 第1分科会 文化と産業の歩み
  ―環境共生のライフスタイルを考える―

■ 第2分科会 環境教育の新たな展開
  ―学んで・知らせて・共に活動する―

■ 第3分科会 飲み水と汚染
  ―きれいで安全な水を創る―

■ 第4分科会 水辺の生態系とくらし
  ―水と陸との接点をどのようにするか―

■ 第5分科会 循環する水
  ―流域で共存する人と自然―


琵琶湖ラムサール研究会,2001年6月1日掲載.

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