1994年から98年までの安田早苗個展
1994年から98年までの安田早苗個展の記録
個展「Necrotopie1」

京都の立体ギャラリー射手座にて、スペインから帰国後、個展を開催しました。
言葉の通じない国でもわかるテーマは死で
メメントモリ「死を思う」ことでよりよく生きるという概念を思いながら
タブーを刺激することで感覚的な「ゆれ」を起こす装置としての
インスタレーションシリーズの制作を始めました。
日 時 | 1994年7月12日(火)〜7月17日(日) |
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場 所 | 立体ギャラリー射手座(京都) |
個展「Necrotopie2」
大阪のON Gallery にて、2回目の個展を行いました。
三種類のお面を用意してポラロイド写真を撮とり
販売しますが、売れなかったものは展示しました。
95年にワタリウムで開催された「水の波紋」のスライド審査で
ヤン・フートさんとお会いしたときは、この作品の写真も提出しています。
日 時 | 1994年12月12日(月)〜12月17日(土) |
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場 所 | ON GALLERY(大阪) |

全体の様子。

顔が隠れる面積が違う三種類のお面。

写真を撮らせてくれた人のポラロイド展示。

ヨーゼフ・ボイスへのオマージュの薔薇。ヤン・フートさんにはセンチメンタルと言われてしまいました。
個展「Necrotopie3」
ON GALLERYにて2回目の個展。
お客にお願いして、許可を得た人だけ指紋を採集しました。
みなさん、外国籍の話や警察の話になりました。
日 時 | 1995年12月11日(月)〜16日(土) |
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場 所 | ON GALLERY(大阪) |

全体の様子。

展示された指紋。

近づくと、こんな感じ。

採取台。
個展「Trample on me」
大阪のCUBIC GALLERYにて個展を開催しました。
生花を敷き詰め、そこ以外は有刺鉄線をまき、壁側には鏡を取り付け
生花の道が画廊のドアを開けるとずっと続くようにしました。
「痛み」を喚起させるインスタレーションです。
日 時 | 1996年7月22日(月)〜8月31日(土) |
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場 所 | CUBIC GALLERY (大阪市中央区北浜東2−17 ART AGITO1961ビル1階) |
その他 | CUBIC GALLERYについてはこちら |

画廊のドアを開けると薔薇の道が目に入ります。
個展「Victim of the child by the child for the child」
CUBIC GALLERY個展2回目
子供の靴を鉄製の両天秤に載せました。
白く塗っているのは、なるべく鉄作品とわからないようにしたかったためです。
「重力」をテーマにしたインスタレーションで2000年には草津市文芸会館中庭展でも展示しました。
日 時 | 1997年9月29日(月)〜10月4日(土) |
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場 所 | CUBIC GALLERY (大阪市中央区北浜東2−17 ART AGITO1961ビル1階) |

天秤に靴が乗っています。

村岡三郎先生のアシスタントをしていた先輩に制作してもらいました。
直接アシスタントなどをやったことはありませんが、
コンセプトを形にするということについて影響を受けています。
個展「Look at my voice」
CUBIC GALLERY個展3回目
水の中でひたすら名前を呟く映像です。
「もどかしさ」を表現しようとしました。
日 時 | 1998年10月5日(月)〜10月9日(金) |
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場 所 | CUBIC GALLERY (大阪市中央区北浜東2−17 ART AGITO1961ビル1階) |

展示の様子。なんとなく何か言っている画像が流れます。
個展「Have you ever smelled the smell of the navel?」
立体ギャラリー射手座での画廊企画展示
99年1月に出産したので、それまでの記録を展示しました。
おへそが広がってくる型や人工的に作った匂いや写真を展示しています。
この個展が個展最後になりました。
日 時 | 1998年12月15日(火)〜20日(日) |
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場 所 | 立体ギャラリー射手座 (京都) |

画廊での展示風景。妊娠中のあれこれが展示されています。

人工的におへその匂いを作って天蓋の中に充満させています。