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冬の食中毒!ノロウイルスの予防と対処法

ノロウイルスによる食中毒は、11月~3月の寒い時期に特に多く、そのほとんどが「ノロウイルスに汚染された食品を食べること」によるものです。ノロウイルスによる食中毒を予防するポイントやかかってしまったときの対処法をご紹介します。

おもな症状は食後1~2日で、おう吐や激しい下痢、腹痛などを起こします。幼児や抵抗力が落ちている人では、症状が重くなることもあります。もしかかってしまったらまずはお医者さんに診てもらいましょう。

自分で勝手に判断して薬を飲むのはやめましょう。下痢やおう吐をしたら脱水になることがあるので、しっかりと水分を取りましょう。おう吐で水分が取れないときや、脱水症状がひどいときはお医者さんで点滴してもらいましょう。

予防のポイントはとにもかくにも手洗いが大切です。また調理器具やキッチンは常に清潔にしましょう。洗浄後に煮沸消毒をするか、塩素消毒液を使うことが有効です。そして生食用以外の二枚貝を食べるときは、中までしっかりと火が通るまで加熱しましょう(中心部を85~90℃で90秒間以上)。

テナントの入場業者について

長浜地方卸売市場の売場第31号店舗(旧長浜鶏卵)が使用されることとなりました。使用されるのは㈱ノベルジェンです。

㈱ノベルジェンは大学発(長浜バイオ大)研究開発スタートアップで、遺伝子工学・微生物微細藻類学・ゲノム生物学のエキスパートによる生物機能の向上と最適化により、高度な微細藻類関連技術あるいは水生生物の環境適応能力の向上の研究開発を行っています。

市場の店舗を利用し、日本産冷凍生食用カキの品質向上と輸出量増大を目的とした、カキの短期肥育システムと流通DXプラットフォームの開発と実証を行われます。入場日は未定ですが、入場に伴い店舗の改装や機械等の搬入があります。

近隣店舗また売買参加者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご協力の程よろしくお願いします。

尚、関連店舗事業者ではありませんので、店舗での牡蠣の販売はありません。

今月の旬の一品(ひとしな)「みかん餅」

和歌山県は、全国でも有数のみかん生産量を誇る。特に有田みかんの産地である有田地方は、山という山がみかん畑である。

天正二年(1574年)に有田市糸我の伊藤孫右衛門が、九州肥後国(熊本県)八代からみかんの苗木を持ち帰り、植えたのがはじまりといわれている。有田市は、山と海が迫り、稲作に適した平地が少ないが、一方で温暖な気候風土がみかん栽培に適している。

そのため、紀州藩もみかん栽培を推奨し、盛んに栽培されるようになった。その後、伊藤孫右衛門が持ち帰ったみかんの樹を広め、現在の有田みかんの原型である「紀州小みかん」産地が生まれたとされている。

さらに、1634年に滝川原藤兵衛がはじめて船で江戸に紀州みかんを運ぶと、有田のみかんは美味しいと江戸でも評判になっていった。1685年11月に海が荒れて船が出せない日が続いた時、江戸でみかんの価格が高騰していることを知った有田の豪商、紀伊國屋文左衛門が、荒れる海の中を決死の覚悟で船を出し、江戸にみかんを運んで富を得たという逸話も残っている。

「みかん餅」は、ふるさと料理の研究から生まれたお菓子で、紀州の特産であるみかんをもち米の上にのせて蒸しあげ、みかんの皮をむいてからもち米と一緒についたもの。色や香りが良くさわやかな酸味を楽しめる。

作り方

  1. 前日もち米を洗い一晩水に浸ける。
  2. 水気を切ったもち米を、蒸し器に入れて、その上によく洗ったみかんを丸ごとのせ、1時間蒸す。
  3. 餅つき機に蒸らしたもち米と皮をとったみかん、砂糖を入れてよくつく。
  4. つきあがった餅にレモン汁を加えてつき、適当な大きさに丸める。

材 料(20人分

  • もち米・・・・1.4㎏
  • みかん・・・・5~6個
  • レモン・・・・少々
  • 砂 糖・・・・80g

※農林水産省「うちの郷土料理」参照

●青果部門

野菜の部では、白菜、ほうれん草、ブロッコリー、長芋、海老芋、かぶら、大根、菊菜などが旬です。

海老芋は、反り返った形と表面の縞模様がエビに見えることからその名がついた京野菜のひとつです。ずっしり重みを感じ、ふっくら丸みを帯びているものがおススメです。

果実の部では、りんご、早生みかん、西洋なし、ネーブルオレンジ、キウイフルーツ、栗などが旬です。

ネーブルオレンジは一口食べると甘みと微かな苦さが広がり、果肉はとてもジューシーで甘いです。

輸入品が主流ですが、国産品もあり、特に広島県と和歌山県が主力産地です。


●水産部門

水産物11月のおすすめは、マグロ、ヒラメ、タラ、ズワイガニ、ホタテ、サクラエビ、ししゃもなどです。マグロは、秋から冬にかけて旬を迎えます。

マグロの種類によって旬が異なりますが、秋はメバチマグロが旬です。目が大きいことから名前がつけられたメバチマグロは、さっぱりとした味わいが特徴で、身も柔らかいため、刺し身に向いています。

鉄分が豊富で、必須脂肪酸(DHA・EPA)もたっぷり含まれています。DHA・EPAは、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果があり、成人病の予防などに役立つとされています。



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