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有毒植物には食中毒ご注意!!

例年、春先から初夏にかけて、有毒な成分を含む植物を、食べても安全な山菜や野草と間違って食べてしまうことによる食中毒が数多く起きています。過去の事例として、スイセンの葉をニラやネギと、球根をニンニクと間違って食べたことによる食中毒、バイケイソウ(有毒植物)をオオバギボウシ(ウルイ)と間違って食べたことによる食中毒、チョウセンアサガオ(有毒植物)をヨウサイと間違って食べたことによる食中毒、ヨウシュヤマゴボウ(有毒植物)の葉を食べたことによる食中毒、ヒガンバナ(有毒植物)の葉をニラと間違って食べたことによる食中毒が起きています。また、コルチカム(イヌサフラン)の葉をギョウジャニンニクと間違って食べたことによる食中毒で亡くなった方がいます。

そのような食中毒を防止するため、農林水産省では消費者、生産者の皆様にご活用いただけるようリーフレットを作成しておりますので、是非ともご覧いただきますようお願いします。

農林水産省ホームページ「知らない野草、山菜は採らない、食べない!」(別画面で開きます)

春分の日に「ぼたもち」を食べよう

2025年の春分の日は3月20日ですね。この日は、1年に2回ある昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。

春分の日によく食べられる「ぼたもち」は、季節の花である牡丹(ぼたん)に見立てたことから「牡丹餅(ぼたんもち)」と呼ばれ、のちに「ぼたもち」と言われるようになりました。

春分の日にぼたもちを食べる理由は、ぼたもちに使われている「小豆」がキーワードです。古来より日本では、小豆の色である「赤」には、魔よけの力があるとされていました。そのことから、邪気を払い、災難から身を守ってくれる食べ物として、小豆を使ったぼたもちがつくられました。そしてご先祖さまへお供え物として、お彼岸に食べるようになったといわれています。

春分の日は、自然に感謝し春を祝福して、ぼたもちを食べてみてはいかがでしょうか。

今月の旬の一品(ひとしな)「はたはたの唐あげ」

頭と内臓を取り除いた小型のハタハタを丸ごと油で揚げた唐揚げ。ハタハタはうろこがなく、身がはがれやすいため調理しやすい魚であり、癖がないため食べやすい。そのため、但馬地域の家庭では馴染みの魚である。唐揚げの他、生は煮付けて、干したものは焼いて食べるなど、さまざまな調理法で味わうことができる。

現在、兵庫県但馬地域では全国有数のハタハタの漁獲量を誇る。ハタハタは回遊魚で、生まれた場所に帰って産卵をするため日本海沿岸で捕獲したハタハタは抱卵しているが、但馬地域では朝鮮半島から回遊してきたハタハタを水揚げするため抱卵状態ではない。抱卵していると卵に栄養がとられ魚の身には栄養が行き渡らないが、但馬で水揚げされるハタハタは抱卵していないため魚の身に脂がのっており、うまみが強い。

作り方

  1. ハタハタは頭と内臓を取り、洗って水気を切り塩、コショウをする
  2. 小麦粉と片栗粉を混ぜ合わせハタハタにまぶす
  3. 油を170℃に熱し、ゆっくりと揚げる
  4. レタスをざくざくと切り、ハタハタとともに皿に盛り付ける

材料(4人分)

  • はたはた     12尾
  • 片栗粉     大さじ3
  • 胡椒       適 量
  • レタス      適 量
  • 小麦粉     大さじ3
  • 塩        適 量
  • 揚げ油      適 量

※農林水産省「うちの郷土料理」参照

●青果部門

野菜の部のおすすめは、新玉ねぎです。普通の玉ねぎは全国で栽培され、保存性も高いので旬は特に無く、通年いい状態で手に入ります。

しかし、新たまねぎに関しては春しか手に入りません。栄養面では、消化液の分泌を促し新陳代謝を盛んにする働きや、血をサラサラにする働きもあり、これにより高血圧や糖尿病などに高い効果があると言われています。

更にビタミンB1と結合しやすく、ビタミンB1の吸収を促す働きもあると言われています。


果実の部では、デコポンがオススメです。デコポンは果汁が多くジューシーで、甘みが強く濃厚な味わいが特徴です。

ほのかな酸味がありますが、酸度が1度以下という基準があるので酸味の強いデコポンはありません。デコポンの薄皮には、水溶性食物繊維であるペクチンが含まれています。

ペクチンは腸内環境を整え、便秘や下痢を予防することができます。 腸内をきれいにすることで免疫力が高まったり代謝がよくなり、感染症予防や美肌にも効果があるとされています。


●水産部門

水産物3月のおすすめは、サワラ、タイ、初ガツオ、アジ、カレイ、メバルなどです。タイは一年中出回る養殖物がほとんどです。

日本全国の沿岸に分布する天然物のタイの旬は、地域によって2~6月と異なりますが、桜が咲く季節の「桜鯛」が特に珍重されます。

また3月から市場に出回る北陸産メバルは、「ウスメバル」と呼ばれる種で、本来のメバルとは異なります。メバルよりもやや身が柔らかく、煮付けや塩焼きなどで食べると美味しいです。



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